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ラマダーンが春分を追い越した

こんばんなまらステ💚Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ🌙✨

さて、ラマダーン、イスラームの断食月が始まるわけだけども。

まず、ラマダーンはイスラームのヒジュラ暦で9月のことを指す。

ヒジュラ暦は太陰暦だけども、江戸時代までの日本を含む中華圏の太陰暦は太陽暦での補正をするのに対してヒジュラ暦は一切そーゆーことをしない。

この背景としては、ムハンマドが商人であること、それにメッカで北緯21度、マディーナで北緯24度と低緯度であることが関係している。

ムハンマド達クライシュ族からすれば、季節感なんてなくたって別に大して困らない。

むしろ月の満ち欠けによって期間が完全に区切られた方が、何かを計画するのに都合がいい、ということ。

緯度の高い地域や第1次産業がメインの地域ではそーゆーわけにはいかない。

ユーラシアにおける1ヶ月という区切りは月の満ち欠けが起源ではあるけれど、太陽の周期をある程度基準にしないとやってはいけない。

ということで、太陽暦とヒジュラ暦はずれる。

とりあえず太陽暦目線だと毎年ラマダーンの時期が早まっているように見える。もちろん彼らはそー思ってない。

そしてグレゴリオ暦でいう2024年のラマダーンは春分の日より早くなった。

これは何を意味するか。

ラマダーンにおいて断食をするのは日中だけ。

だいたい未明に起きて夜が明けるまで食べまくって、昼間をやり過ごし、日が沈むとどんちゃん騒ぎが始まる。ラマダーンは苦行という側面もあるけど、むしろ欧米でいうクリスマス、東アジアでいう正月に性格が近い。

こんなことが毎年続くのは、緯度が低くて季節によってそこまで昼間の時間が変わらないから。

実際、ムスリムは近年欧米に移民していることを除けば、ほぼ赤道周辺に分布している。

彼らはイベリア南部を支配しても、そこから北へはとうとう行けなかった。ラマダーンがある限り、高緯度帯に住むのは難しい。

実際、欧米に住んでいるムスリムはラマダーンの時期にかなり無理をしているはず。

さて、春分より前にラマダーンが始まったということは、昼よりも夜の方が長いという日が数日だけど存在する。

また、2040年までは北半球で昼より夜の方が長い状況が続く。

ってことは、ムスリムにとってラマダーンの辛さは大分緩和されることになるから、今まで以上にどんどん欧米に移民が増えていくのではないかな。

それは日本も他人事じゃない。

肉体労働や深夜労働はムスリムにかかわらず外国人労働者が多くなっているけれど、これからはますますムスリムの比率が増えてくるようになるはず。

日本では今のところそれほどの軋轢もなく、これからも平和に共存できるんじゃないかと思っている。

それによってガチなパキスタン料理店、バングラデシュ料理店が増えてくれることで、型にハマった北インド料理店やインネパが駆逐されたらいい。

ただ、クルド人を排斥しようとするような声や、ムスリムの土葬を認めようとしないような声がネット上では散見され、これに加えて欧米でなにかイスラーム絡みのテロが起きたりすれば、ムスリムを排斥するような声が日本でも大きく起こるかもしれない。

それは憎しみの連鎖を生む危険性がある。

欧州のようになる前に理解促進が必要。

というわけで、全国の自治体でイフタール(ラマダーン期間の晩餐)を開催するくらいのことはしてもいいんじゃないと思っている。長い目で見て地域の治安も良くなるはずだし。

これからの16年ほどはイスラームと仲良くなれるか、その逆になるかという分かれ道。

どっちがいいことなのか、考えるまでもないよね。

それじゃあバイバイなまらステ💚厚沢部煮切でしたっ🌙✨

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