今日マチ子

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今日マチ子

今日マチ子 kyo machiko (漫画家) │Twitter:https://twitter.com/machikomemo │単行本:https://twitter.com/machikomemo/likes │連絡先: infokyomachiko@gmail.com

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今日マチ子『#旅ができる日々』(仮)旅の絵と日記。 2024年春の書籍化のための作業を、編集前の状態で書籍には載りきらないない分も含め、週に1回お届けします。 ■週1回配信(月曜日) ■SNSで配信している日記絵の解説を先に読みたい方、未発表の絵、編集前の作品、制作のようすを知りたい方に。 『#旅ができる日々』(仮)は、過去に発売した『#stayhome日記』のように現在SNSで配信している絵をまとめて書籍として2024年春に発売予定です。SNSには書かない、書籍に載せる簡単な日記を先にnoteのメンバーシップの方をお届けします。また、着色前のイラストも公開します。 ■購読者特典 1. 『#旅ができる日々』(仮)の書籍発売の際、書籍をご購入される方でメンバーシップ登録の方には、サインと特典をお付けします(専用サイトから購入)。 2. 質問メールに月1回までお答えします(答えられる範囲内で) 月に一回皆さんからの質問最大20個にお応えしてメンバーシップのみの記事として、公開します。

  • 会員『#旅ができる日々』の日記

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マガジン

  • かみまち制作日記

    漫画「かみまち」(前後編単行本発売中)の制作日記です。

  • 「いづみさん2020」

    今日マチ子の漫画『cocoon』舞台版で主演頂いた俳優の青柳いづみさんと何かしようよ、という話になったので、ひとまずnoteに日記をかいていくことにしました。タイトルは「コロナ禍のいづみさん」にしようと思ったのですが不吉すぎるかなあ…仮で「いづみさん2020」にしました。1回目はいづみさんによるテキストです。舞台を奪われた女優。 共著の単行本「いづみさん」ですごいな、と思ったのは、いづみさんの日記を漫画にかきおこすと、エッセイ漫画にならず、しっかりフィクションになることです。わたしでありながら、わたしを滅した広がりがすごい。二次元の中でも演じることができる希有な女優さんです。 テキストは青柳いづみさん、漫画は今日マチ子です。

最近の記事

  • 固定された記事

【無料記事】はじめに+『#旅ができる日々』の日記 1

2023年の5月、会う人ごとに「GWはどこへ行きましたか?」と聞かれた。 挨拶のことばが「コロナ」から「旅」になった。 一気に旅に出る人が増えたし、日本にもたくさんの観光客が来るようになった。 私自身も、仕事とプライベート含め、あちこち行く機会が多くなった。本来、遠くに出かけるのが大好きなので、それだけで嬉しい一年だ。 旅ができる、ということは、それだけ余裕があるともいえる。コロナに限らず、自身の健康、試験、仕事、金欠であったり、介護や育児、家庭の事情、ペットの留守番

    • ワンチャン

      「魔改造の夜」といふ番組をよく見侍り。主に工学系のエンジニア達が企業ごと、大学ごとにチームを組み、既存の定番グッズを改造するものなり。改造と申すより、「クマのおもちゃにて瓦割りをする」などの無理難題に挑まんとす。ものづくりの楽しさや厳しさを伝へ来たりて、我が好むる番組なり。この中に出で来る「T大」チームが、番組のために制作せし作品を特別に展示すると聞こえ侍りぬ。東京大学の五月祭に行きたり。 番組にて見し作品を色々見せ給ひ、出演していたる学生さんに説明せらる。写真も撮らせ給ふ

      • 古文日記を1ヶ月続けてみて変わったこと・日光『#旅ができる日々』の日記39

        古文日記をはじめてほぼ1ヶ月。毎日続いている。もとの文章は古文ではない。個人的な日記だから、多くの人に「読まれない」ために古文にしている。バズりたくない。余計な災禍を招きたくない。でも人前に出さないと続くモチベーションがない。

        • フィルム

          タブレットを落としたりしが、画面は破れざりき。我、画面にフィルムを貼りたればなり。 フィルム破れぬれば、また同じものを買ひて、貼り直しつ。我、画面の汚れを拭き、埃を取りて、重ねて確認し、端より貼り始めつ。するするとフィルム接着しゆけれど、小さき埃落ち入りぬ。フィルム少し戻し、重ねて埃を取りて、進みぬ。また埃なり。何ぞ。無塵の室にあらずば、埃を免るることあたはず。されば家にてフィルムを貼らねばならぬとは。 そこに猫来たりて、すぐ横を通り過ぎぬ。 ああああああ! 猫を向か

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        【無料記事】はじめに+『#旅ができる日々』の日記 1

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          古文日記を1ヶ月続けてみて変わったこと・日光『#旅ができる日々』の日記39

          「会員『#旅ができる日々』の日記」に参加すると最後まで読めます

          古文日記をはじめてほぼ1ヶ月。毎日続いている。もとの文章は古文ではない。個人的な日記だから、多くの人に「読まれない」ために古文にしている。バズりたくない。余計な災禍を招きたくない。でも人前に出さないと続くモチベーションがない。

          古文日記を1ヶ月続けてみて変わったこと・日光『#旅ができる日々』の日記39

          ラジオ体操を4ヶ月続けてみて変わったこと /日光 『#旅ができる日々』の日記38

          「会員『#旅ができる日々』の日記」に参加すると最後まで読めます

          ラジオ体操を4ヶ月続けてきた。基本的に、毎日4回の放送すべてに参加している。ここまで熱心にラジオ体操をすることになるとは予想していなかった。「ラジオ体操をしている」と話すと、だいたい相手は半笑いである。そんな子どもか年寄りのやるようなことなんて、運動のうちにも入らないということなのだろう。チョコザップ以下の運動のように認知されているかと思う。チョコザップが近所にないので、実際どうなのか体験したことはないけど。

          ラジオ体操を4ヶ月続けてみて変わったこと /日光 『#旅ができる日々』の日記38

          日光 『#旅ができる日々』の日記37

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          【日光】

          日光 『#旅ができる日々』の日記37

          古文で日記を書きはじめた/日光、洗面台の活用法『#旅ができる日々』の日記36

          「会員『#旅ができる日々』の日記」に参加すると最後まで読めます

          とつぜん古文調で日記を毎日更新しはじめたので、一体どうしたのかと思われていることだろう。その理由をこちらに書いておきたい。

          古文で日記を書きはじめた/日光、洗面台の活用法『#旅ができる日々』の日記36

          ラジオ体操ができれば英語が学べる 『#旅ができる日々』の日記35

          「会員『#旅ができる日々』の日記」に参加すると最後まで読めます

          2024年のはじめから特に意味もなく始めたラジオ体操。なんと、まだ続いている。それどころか1日4回の放送にすべて参加している。もはや、いまの私の推しはラジオ体操だ。脱落すると推し事失格だ。しぶとく食らい付いている。こんな馬鹿げたことがまだ続くのか!とうんざりしながら読んでいたドン・キホーテの冒険物語のようである。もちろん、旅行のときは宿でもラジオ体操していた。 最近、ラジオ体操と英語学習がとても相性が良いことを発見した。同じようなラジオ体操フリークの方のために、または運動と

          ラジオ体操ができれば英語が学べる 『#旅ができる日々』の日記35

          「好きなこと」を諦めるとき 『#旅ができる日々』の日記34

          「会員『#旅ができる日々』の日記」に参加すると最後まで読めます

          先日の性格診断で悪役と言われて以来、ずっと投げやりな気分だ。悪役。何をやっても嫌われるじゃないか。まあ、いままでも自分で気づかなかっただけで人生がずっと悪役だったのだろう。開き直るしかない。でも嫌われたくないというのは人間誰しも願うところじゃないか? 誰からも愛されてチヤホヤされたい。それなのに、地味に真面目に生きているのに、なぜ私は悪役なんて言われなければならないのか?そう考え始めると、ますます主人公を恨む気持ちがわき上がってきて、さらに悪役らしくなってくるのだった。 さ

          「好きなこと」を諦めるとき 『#旅ができる日々』の日記34

        記事

          ブルーピリオド

          「ブルーピリオド」といふ名高き作品あり。藝大、すなはち東京藝術大学に通ひしこともありて、受験生時代を含め、往時を思ひ出づる機会となれり。されども、いと昔のことなれば、記憶もおぼろげなり。わがためには、幾人かの良き友に巡り会ひしことこそ、一番の成果なりき。 藝大に入ること、容易なり。傾向と対策のみぞ知れれば、合格は大きなる丸を得るなり。さること知りて、自らすごしとの思ひを抱かん。実際に、合格せしときにもらふ書類の入れたる紙袋に、「君は天才!」と大きく筆にて書かれたるなり。この

          ブルーピリオド

          ドンキホーテ

          月に一冊は世界の名作を読まむ、と決めたり。 かつて「神曲」を十年かけてだらだらと読み、幾度も行きつ戻りつしてしき。数々の引用や隠喩に気を取られぬ。あまりにも不可解にして、読解の講座にまで通ひたりし。されどこの講座はコロナ禍によって有耶無耶に終はりぬ。どうにもわからぬぞ、と観念したる時に、急に頭に入り来たるやうになりぬ。同期した、といふべけれども、深き森に入り、冷たき岩の上を歩むことができるやうになりぬ。 もとより、「神曲」を読み始めたるはある編集者にこれを漫画にできぬかと

          ドンキホーテ

          キュウリ

          毎年、野菜を育てて、例年は四月の下旬に苗を植えるを常としけるに、今年は慌ただしくて、五月の半ばになりぬ。近きにホームセンターもなく、いつもの花屋に苗を買ひに行く。植え時より遅れたれば、苗も少なきなり。ゴーヤ、ナス、キュウリ、ミニトマト、オクラを買ひぬ。オクラは去年、一瞬にして枯れぬ。鉢の浅かりしが故なれば、今年は深き鉢を用意しぬ。リベンジの思ひなり。 花屋は、店主の男と、老いたる両親の家族経営なり。店主の子らは既に成人し、海外に住まふといふ。かかること知るは、この花屋に行く

          コイン

          玄関に小さなる箱あり。これは小銭入れなり。宅配便の着払いや集金の銭をここより出すなり。外出より帰りぬれば、ここに財布の小銭を入るるなり。かくのごとくすれば、ちょうど良く小銭の保たるるなり。いと昔よりこの仕組みを運用して来たり。 しかるに、近ごろは殆どの支払いを電子にてなすゆえ、小銭余り気味なり。殊に一円、五円、十円の玉なり。わざわざ取り出して用いることもなければ、ますます余りゆくなり。溢れんばかりになりし小銭を集め、銀行に持ち行きぬ。小銭貯金といふ言葉もあれば、かなりの額と

          エアコン

          本格の暑さ来たらむ前に、エアコンの掃除をせり。クリーニング用のスプレーを家中のエアコンに吹きかけ、フィルターもことごとく洗ひぬ。やうやうエアコンの古びたること気にかかるものの、清らかにすれば使用には障りなし。 前回エアコン掃除せしは、七年以上昔のこと。エアコン掃除の業者を招きて、掃除の終はりに、 「これだけの汚れ出でました」 とてバケツの水を見せられき。真っ黒に濁りたる水なり。 我、 「わあ、すごきことかな!」 と驚けり。かく汚れたるとは知らざりき。 やはり業者

          ラジオ体操を4ヶ月続けてみて変わったこと /日光 『#旅ができる日々』の日記38

          ラジオ体操を4ヶ月続けてきた。基本的に、毎日4回の放送すべてに参加している。ここまで熱心にラジオ体操をすることになるとは予想していなかった。「ラジオ体操をしている」と話すと、だいたい相手は半笑いである。そんな子どもか年寄りのやるようなことなんて、運動のうちにも入らないということなのだろう。チョコザップ以下の運動のように認知されているかと思う。チョコザップが近所にないので、実際どうなのか体験したことはないけど。

          ラジオ体操を4ヶ月続けてみて変わったこと /日光 『#旅ができる日々』の日記38

          ジェットストリーム

          時は遠く、かの年にて、手塚治虫文化賞という漫画の栄誉に輝くことありけり。賞の時期は五月なり。今もまた五月なり。Appleの写真アプリ、我が授賞式の写真を「(過去の)この日」といふ機能にて示し参らせ給う。余計なる干渉なり。笑顔の自らを見つめて、心に苦悶を覚ゆ。過ぎし栄華、果たして何れの益にもならず。我が輝かしき時、已に消え逝きにけれど、投げ掛けられし光の輝きは今尚鮮やかなり。 かの日、藤子Ⓐ不二雄先生より、我がスマートフォンの裏に御署名を賜いたまいりければ、直ちに先生は「スマ

          ジェットストリーム

          コーラ

          朝の刻四つ、床の間より起き、白湯を呷り、日記を綴り、絵を描き、書物を読み、そしてラジオ体操に励む。朝の我が日課なり。意識は高く、富士の峰すらも越えんかと思えり。然れども、実際には朝刻四つに起きるのは、我が家の猫が騒ぎ立てるからなり。争う二匹の猫を引き離し、猫の餌を与え、撫でくり、猫の便所を掃除す。こうして時は過ぎ、三十分が経ゆるに及び、目は冴え、眠りは遠のく。余りにも不本意なり。本来なら七つの刻まで眠りたし。 問題は白湯にあり。かの「白湯を愛飲せり」と口にする者を見る度、軽

          サマータイプ

          春とも夏ともつかぬ候、はた迷ふべき時節なり。 「パーソナルカラー診断」というものあり。あるべき身なりの掟を講じられたるが如く、人々は四季を以て色を分け奉る。春夏秋冬の別に適す色彩を、一人一人の肌や髪、目の色より断じ、これに似合う装いや化粧の方を定めるべしとなるものなり。我、尚ほ明らかならず。 かつて社会人となりし折、初めてこの診断を受けたり。何かの授業「社会人女性のマナー講座」で、メイクの指南共に診断されたるものなり。得たる診断は夏、すなわちサマータイプなりと。肌に青みを

          サマータイプ

          コナン

          「名探偵コナン」の映画をちびちびと観候ふ。 先日、事件の影が我が門に忍び寄りし。メルカリにて我が求めし物、忽ち消え失せんとす。運びし者より問うてみれば、確かにポストに届けし記録ありと。彼より訪ね来たる。我、再びその事を説く。 「我が開くポストには、新聞のみ。午後の刻、そなたが言うるところの15時にてなり」 「12時までに、新聞の上に置いたと申すが…」配達の人も顔をしかめず。 朝刊を日中までそのままにするなど、忙しき我が心、その忘れゆくものならん。我、家を捜し求め、果て

          パリピ

          連休の末日、川へ遊びに往かん。釣りを習うためなり。始めに川に入りて、川底の石を翻し、釣りの餌を覿しむ。是を針に付けて魚を釣らむ。流れに沿いて針を漂し、引き寄せむ。是を繰り返さん。簡単なれば、幼児でさえ小魚を釣り得るべし。 五月の渓流は猶寒かりき。少し足を浸さんとすれば、冷たすぎて足が痛み、たちまち陸に上がりける。慣れれば大丈夫なるやと、周囲の人々は次々に川に進む。再び挑みんとすれば、やはり足が痛みぬ。それどころか、心臓が締め付けられるような感じを覚えん。撤退す。幾度を重ねん

          日光 『#旅ができる日々』の日記37

          【日光】

          日光 『#旅ができる日々』の日記37