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9割の人がやっていない職場での発言力を高める習慣

今日もお疲れ様です♪

そして、明日が1月最後の1日。

終わり良ければ全てよしではないですが、
締めくくりは大事だと思います。

かっこよく締めくくれる1日にしたいですね!


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


あなたは、現在の職場での自分の立ち位置に満足していますか?

これは、本当に人によると思います。

職場での発言力を高めるために努力した・しているという方もいれば、

そもそも発言力を高める必要性を感じていないという人もいるでしょう。

それは、人それぞれの価値観だからそれでいいと思います。

ただ、同じ職場に長く勤めていれば、
役職が与えられることになり、
発言力が求められるようになることもあり得ます。

「その役職になってからそこから努力すればよい」

という考えでは、
大変な新しい仕事を覚えながらなので、
なかなかまとまった時間も取れない。

だからこそ、できるだけ早い内から発言力を高める意識をしておくことは、そこまで損はないのではと思う次第です。

今回は、そんな発言力を高めるためにできることについて、筆者の経験を元にお伝えします。

自分の立場や工夫と重ね合わせたりしながら、読んでもらえると学びが深いかなと思います。


任せられた仕事に精一杯で応える

まずは、当然のことですが、

与えられた仕事を精一杯こなしていなければ、
その人が職場で評価されるということはありません。

「精一杯」とは、どのような状態を言うのか。

筆者の中には、2つ基準があります。

それは、

「相手の期待を超える」

ということ。

もう1つは、

「腹の底からの納得感がある」

ということ。

相手の期待を超えるつもりで、
自分の力を出し切ったのならば、
その仕事に腹の底から納得が生まれます。

その仕事が評価されなかったとしても、
自分が納得できているからそれでいい
のです。

その時点では力及ばすかもしれない。

しかし、
納得できるほど出し切っていけば、
必ず自分の仕事の腕は上がります。

そのような心意気でたくさんの仕事をこなしていけば、気付けば数年後に力が付いている自分がいるはずです。

現在は、ブラック労働問題などでそこまで過度な仕事量を振らない会社が増えてきています。

それは、その方がよい。

ただ、忘れてはいけないのは、
仕事の質を上げるために必要なのは、
常に「量」が最も重要
なのです。

飛びぬけて優秀な人なら別ですが、

10の蓄積が凝縮された1よりも、

1000の蓄積が凝縮された1の方が、

最終的にはクオリティが高い。

一流と呼ばれる人たちは、
皆、そのことを知っています。

もし、仕事の質を高めたいという思いがあれば、
会社の仕事以外のことをやってみるのもいいかもしれません。

一方、

自分の精一杯を発揮するべき仕事と、
ただの事務作業は、
明確に分ける必要があります。

ただの事務作業の仕事は、
もらった瞬間にサッと終わらせて提出してしまう。

これは仕事ではなく、作業だから。

仕事は、
ゼロから何かを生み出したり、
現在あるものから改善点を見つけ出し、
より質の高いものを生み出す行為
です。

「作業」にエネルギーをかけない分、
「仕事」にそれを注ぐ。

このメリハリは大事だと思います。


本筋を間違えない

教師の仕事とは何でしょうか。

校務分掌(学校運営の仕事)を進んで行い、
同僚を助けることでしょうか。

もちろん、それも大事です。

しかし、教師の仕事の本筋は、
子ども・保護者に喜ばれるサービス(教育)を提供することです。

この場合の「喜ばれる」は、
長い目で見てのことなので、
本人の成長を願う思いから、
厳しく叱るという行為も当然含みます。

その本筋を貫かずに学校運営の仕事ばかりに熱を注いでも、

表面上はよく見えるだけで、
中身が詰まった重みをその人の仕事から感じなくなってしまう。

本筋にエネルギーを注いでいる人というのは、
人によっては段々とかもしれませんが、
学校運営の仕事も、しっかりこなすようになります。

この優先順位を間違えない。

本筋が分かっている人であればあるほど、
そのような点に注目して人を見ているはずです。


矛盾を昇華する

発言力が年数を追うごとに高まっていく人が大事にしている共通点。

それが、

「矛盾を昇華する」

ことだと思います。

筆者は、これをやっている人は、
1割いるかどうかだと思ってます。

例えば、

学校で働き方改革が推進され始めた時、

何の仕事を残して、
何をなくすのかということが話し合われました。

ただ、その話し合いの基準が、
何というか感覚的なのです。

そこで、筆者は、
学校内にある仕事の内、
何が法律上明記されているものなのか、
何が条例上明記されているものなのか、
他県ではどうなっているのか、

を1つ1つ調べていきました。

そのように整理すると、
学校という公教育を、
国がどのような趣向で定めたのかが見えてくる。

その目的上、
「これはなくても支障がない」
というものも分かってくる。

後は、それを皆さんに共有するだけ。

「ここの部分は法律上定めらている仕事なので、削ることはできませんが、これは削れます。他県ではやっていない事例もある。そもそもこれはやる必要がない仕事でもあるんです。」

といった意見を出して行けば、
回を増すごとに意見に耳を傾けてくれるようになります。

このような「矛盾の昇華」を、
自分が疑問を感じた度に行っていくのです。

そもそもなぜ学校はこのようなシステムなのか。
この慣習は、歴史上いつ始まったのか。
どのような背景で導入されたのか。

などなどを調べていくと、
公立学校という存在の本質が見えてきます。

授業も同じ。

納得できるように調べて行けばいくほど、
1つ1つの矛盾や疑問を昇華できる。

結果として、
より洗練された授業になる。

これを若い時から続けてきた人は、
圧倒的な土台を築き上げることができます。

ちょっとやそっとじゃ揺らがない土台。

間違いなく、
職場での発言力を高めてくれるはずです。


利他の精神

ただ、自分の仕事を納得できるようにこなしているだけでは、「自分のことだけ」の人になります。

だからこそ、最後に大事なのは、
「利他の精神」です。

自分の仕事は後回しにしてでも、
人の仕事を優先する。

例え仕事が大量に舞い込んできていても、
困っている人がいたら声を掛ける。

例えば、

4月に発表される学校運営の仕事分担のとき。

筆者は、自分の仕事は大体これだろうと予想しているので、そこをサッと確認。

後は、全体の仕事を見て、
今年は誰に負荷がかかるのかを見ていきます。

その年は、働き方改革の一環で、
学芸会をなくして学習発表会を行うということになっていました。

筆者の市では、学習発表会をやっている学校はほとんどない。

ですので、前例のない仕事をつくることになります。

そして、その仕事の分担が、
今までそのような行事に全く関わりのない方だったのです。

本人に、

「〇〇先生が学習発表会の担当なんですね」

と言ったら、

「ほんとじゃん!!うそでしょ!?」

と気付いていなかったのか、
驚いていました笑

パニックになっている姿を見て、

「これは重い」

と思った筆者は、
まず、教務主任に市の中で学習発表会を行ったことがある学校にコンタクトを取って資料を送ってもらうことをお願いし、

自身のNPOの仲間たちにお願いし、
学習発表会を行ったことがある仲間から、
資料を送ってもらいました。

そうやって複数の種類の資料を集め、
共通点をあぶり出し、
自身の学校用にどこをカスタマイズするのかが分かれば、やるべき仕事が見えてきます。

その時点では、
担当の先生も落ち着いていました。

そして、飲み会の度に、

「あの時は本当に助かった」

と言ってくださっていた
という感じです。

他にも、

ある年の筆者は、
3年生の学級担任+学年主任でありながら、
6年生の英語専科も兼任していました。
そしてなぜか、6年生の卒業文集をチェックする係でした。

その年は、
6年生の主任が、
新卒6年目の女性で、初主任である状況。

「6年担任がピンチの時はお前が助けろ」

と上司から裏の意図を感じ取っていた。

卒業文集の時期には、
当然ながら毎日の授業、
修学旅行の準備、
卒業アルバムの選定と、

怒涛の忙しさとなる6年生。

見るからにきつそうだったので、

卒業文集指導を学年全員分、
告知せずにやってしまうことにしました。

筆者は国語教師なので、
やり始めたらある程度整えないと気が済まない。

1人の文集を修正するのに、10分程度はかかります。

それを学年分70名程度行うので、
約10時間分ぐらいでしょうか。

それでも、
6年生担任、しかも、初主任の負担は、

「他の学年の仕事に比べれば明らかに重い」

と考えていた筆者は、

「これでといといだな」

といった感覚だった。

もちろん、相手が困っていないのにしゃしゃり出てしまえば、それはお節介にもなり得る。

ただ、

「何か手伝えることはありますか?」

と尋ねても、文集の内容の修正までお願いしたいとまでは、遠慮して向こうも言えない。

ただ、学校運営の仕事上、

最も負荷の高い6年生担任を請け負ってもらっているので、それを我関せずで放っておくのも何か違う。

そのようなことを考慮して、
アクションを起こした次第です。

結果的に、このことは非常に感謝されて、
とても強い信頼関係を6年担任の先生たちと築けた実感がありました。

そういったつながりを1つ1つ作っていけば、
こちらの仕事に理解を示してくれるようになる。

気付けば、
職場内での発言力が高まっていったという感じです。


まとめ

筆者は、かなり不器用なタイプなので、

20代当初は、
職場内での発言力のことを考える余裕など全くありませんでした。

とにかく、
自分のクラス、
自分の授業に100%を注ぎ込む。

それが血肉化し始めると、
今度は職員室内の仕事に視界が開ける。

そして、今度は職員室内の仕事にエネルギーを注いでいく。

という、階段を一歩一歩を上がっていくスタイルなのです。

だから、20代の頃は、
何でも器用にそこそここなせてしまう後輩たちを見て、

「何であんなに何でもできるんだろう」

と常に思っていました。

それに比べ、自分は一歩一歩でしか上がっていくことができない。

しかし、30代になってふと振り返ってみると、
気付けば、あらゆる仕事にも対応できるようになっている自分がいた。

面倒くさくても、
未来の自分を楽させてあげるつもりで、
今、矛盾点を解決する。

その積み重ねが、
発言力の高い人材に育つ土台になると思っています。


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