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もしかして「何もしない=休息」と勘違いしていませんか?

GWという期間を利用し、
試験に向けて勉強を進める・・・

単純に覚えるという暗記作業が
マジで10代の頃のようにいかないと痛感。笑

大人の知恵で工夫します!!


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


「なんかいつも疲れてる・・・」
「休んだのに疲れが取れない・・・」

そのように感じている人は、
いないでしょうか。

日本疲労学会が発表している
「2022年休養・抗疲労白書」には、

「日本人の8割弱が疲労を感じている」

と記載されています。

なぜそんなにも疲労が蓄積しているのでしょうか?

働き方改革が進んで、
残業時間が減っていっているのに、
メンタルヘルスの崩れを報告する人は、
増える一方なイメージ
です。

もしかしたら、それは、
本当の休息の取り方を
知らないからかもしれません。

今回は、現代人には必須の

「本当の休息力」

を記事にしていきます。

何か1つでも、
お役に立つことがあれば幸いです。


自律神経は2つではない?

以前に自律神経について、
記事にしたことがあります。

基本的には、自律神経には、
交感神経と副交感神経の
2つが存在していると言われています。

交感神経が、アクセル
副交感神経が、ブレーキの役割。

交感神経が優位になり過ぎて、
興奮状態、緊張状態が続き過ぎると、
心身のバランスを崩してしまう。

副交感神経も優位にして、
適度にリラックスさせましょうね、
という主張です。

しかし、近年、

「自律神経の役割は3つある」

ということが明らかになり始めたようです。

それが、

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

■ 交感神経
■ 腹側迷走神経
■ 背側迷走神経

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

の3つ。

つまり、
副交感神経は
2つに分かれるという主張です。

どういうことか、詳しく見ていきます。


炎と氷を司る神経

「闘争/逃走反応」

という言葉をご存知でしょうか。

人間が困難や危機に直面したとき、
闘う方の「闘争=Fight」を選択するか、
逃げる方の「逃走=Flight」を選択するか
というもの。

しかし、実は第3の「F」が存在したのです。

それが、

「Freeze=凍り付き」

です。

何をすればよいのか分からなくなり、
そのままその場に固まってしまう。
無抵抗な状態になってしまう。

つまり、現代で言えば、
うつや適応障害になってしまっている状態。

交感神経は身体を覚醒させ、
「炎」のモードにチェンジさせる。

緊張感を高め、危機に対し、
闘ったり、逃げたりするために必要。

腹側迷走神経は、
リラックスしている状態。

従来の副交感神経のポジションです。

そして、背中側迷走神経。

これが、「氷」のモードにチェンジさせ、
低覚醒、省エネにして自分を守る役目を
担っています。

いわゆる、ゾンビ状態です。

腹側迷走神経と背側迷走神経は、
もともと解剖学の世界で存在が明らかに
されていたもののようです。

動物の「冬眠」や「死んだふり」に
見られるように、
活動を落とし、省エネモードに切り替える。

そうやって、飢饉や危険な状況を
生き延びてきたのでしょうね。


なぜ現代は氷の時代か?

なぜ2015年を越えたあたりから、
精神的なメンタルダウンを抱える人が
急激に増えてきたのか。

戦後の日本は、
焼野原になった日本をいちから築き直す
闘争活動が必要でした。

自分たちを高ぶらせて、
前へ前へ発展するエネルギーが求められた。

いわば炎の時代です。

対して現在は、
充分に日本は発展し、
ある程度生活必需品は揃うようになった。

加えて、経済が成長し切っているので、
新しいビジネスの参入がより難しくなっている。

多くの企業が成長期を終えているので、
給料も上がらない。

費やした努力に対して、
見合った報酬を得ることができなくなってきた

そうなると、
炎の時代は終わりを告げ、
氷の時代にバトンタッチ。

そういった「成長面の注目」が減ると、
どうしても「凹んでいる部分を指摘する」
フェーズに入ってしまいます。

少しのミスで指摘される。
完璧を求められる。

そうなると、
仕事をしているときは
常にストレスにさらされている。

不安を煽るようなニュースを見て、
さらにストレスを抱える。

抱えたストレスを
周囲の人間にまき散らす人がいる。

どこに行ってもストレスがつきまとい、
常に攻撃され続けている
ような感覚になる。

「学習性無力感」

という言葉があります。

LDの子に顕著ですが、
いくら努力をしても、
どの教科でも成功体験を得ることができない場合に起こりうる症状です。

このような子どもは、
小学3年生あたりから、
授業中は無気力状態になっていきます。

これと同じように、
何をやってもストレスを感じるような環境では
人間は無気力状態になってしまい、
「凍り付く=Freeze」の状態になってしまうのです。

では、どのようにして
休息をすればよいのでしょうか。

ここからは、
その部分を解説していきます。

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