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全てはここから始まる!生後からの身体の発達過程

現在、筆者は本に使える月の予算を決めています。

毎月、20日をこえる頃になると、
使える予算がなくなる笑

よって、月始めに、
注文待ちの本を大量に購入することになります。

・・・よし!購入開始!!笑


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


今週の「お品書き」です🎵

📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2024.3.4~3.10)

📒→全員最後まで読める記事
📓→メンバー以外は途中まで読める記事

【月曜日】
📒全てはここから始まる!生後からの身体の発達過程
【火曜日】
📓AIが人間の仕事を奪う?それは表面的な捉え方だ。AI社会の本質はね・・・
【水曜日】
📓《仕事②》今週の1冊 from library
📒・・・ウソ!?これが学校教育の国語の現状なの?国語力危機×哲学対話
【木曜日】
📓おい、偏差値50の学校が平均値で東大を越えてるぞ・・・とある府立高校の革命
【金曜日】
📓《note論》強固なアカウントをつくる
📒「ありがとう」の秘密に迫る!たった5文字に込められたものとは一体・・・
【土曜日】
📓やる気のない自分よさらば!モチベーション維持10の方策
【日曜日】
📒当事者×元教師×療育 自閉スペクトラム症(ASD)の「一歩深い」解説

読みたい記事があれば、
是非、LIBRARYにお越しくださいね✨


寝返り、ハイハイ、立ち歩き。

そういった1つ1つの子どもの成長過程を見届けることは、親にとって大きな喜びの瞬間です。

そして、
そのような1つ1つの段階をどの子どもも経験していくことには、必ず意味があります

各発達段階で十分な運動経験がなされるかによって、人生に大きな影響を及ぼすようになる。

どの身体の動きが、
最終的にはどのような影響を与えるかを、
知っていた方が安心して子どもの成長を見守ることができます。

そこで、
この記事では、
各発達段階の動きによって、
どのような影響が現れるのかを、
シンプルに解説していきます。

お子さんがもうその発達段階を越えたという人も、現在お子さんがいないよという人も、単純な好奇心をもって読んでくださるとうれしいです。


発達段階の大枠

各発達段階の動きの変化を、
ザックリ分けた大枠を示します。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

【Ⅰ】腹ばい・寝返り
【Ⅱ】ずりばい・お座り
【Ⅲ】四つばい・高ばい
【Ⅳ】つかまり立ち・ひとり立ち

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

という4つの段階です。

そして、
身体と発達の中でも、
特殊な重要性をもつ「手」と、
身体に連動して発達する「目」、
こういった部分を関連付けしながら、
部位ごとにまとめていきます。

まずは、

「腹ばい・寝返り」

からです。


【Ⅰ】腹ばい・寝返り

《身体・正中線》

順番としては、
あおむけ→腹ばい→うつぶせ→寝返り
の順に発達します。

この時期は

「正中線形成期」

と考えることができます。

あおむけになりながら、
身体をごろごろと動かすことにより、
身体には側面があるというボディイメージが育つ

この左右に揺れる動きが、
身体の中心がどこかという正中線の形成を促します。

そして、体幹筋を使いながら、
あごをひく経験をし、
腹ばいの動きが可能に。

うつぶせ・寝返りを繰り返すことにより、
正面、横面、背面などのボディイメージをつかんでいくのです。

このようにして、
しっかりと正中線という、
身体の中心軸がどこなのかという感覚をつかんでいきます。

《手》

自分の手をじっと見つめる行動が見られるようになります。

これも自分の手の形を確かめている。

ボディイメージを構築しているのです。

そして、手と手が合うようになり、
両方の手を絡ませることにより、
視覚×触覚×固有覚を統合していきます。
(固有覚は、関節や筋肉の加減感覚)

《目》

目の動きは、
目の焦点を一点に注ぐ動きから、
で捉えるようになり、
になり、全方位で眼球を動かし、
捉えることができるようになっていきます。

手のときに視覚を統合していますし、
体幹筋が鍛えられ、
あごをひく動きができるからこそ、
眼球運動が自然になっていく。

寝返りをする中で、
足も視界に入るようになるので、

「そうか、自分の身体はこのような形なのか」

全体像を掴んでいくのです。

全ては連動しています。


【Ⅱ】ずりばい・お座り

《身体》

発達の大きな節目の1つ、

「ハイハイ」

が適切にできるようになるには、
このずりばいの習熟が不可欠です。

うつぶせのまま、
左右の重心移動をして、
前進をする。
(匍匐前進に近い動き)

これは、
身体の中心軸が定まっていないと、
安定して動くことができない。

こうやって、
軸を起点にしながら、
左右非対称な動きをしていくことで、
揺るぎない軸が形成されていきます。

軸があれば、
手の操作が安定し、
頭の位置も固定しやすくなるので、
呼吸も整う。

こうして軸が形成され、
体幹となる筋肉が鍛えられていくことで、
おすわりの動きに耐えうる身体をつくることができるのです。

《手》

ずりばいは左右非対称な動き。

手を交互に前に出しながら進むことによって、
手の中でも重心を懸ける部分と、
支える部分に分かれる、
左右の分離が起こってきます。

支える手
操作する手

に分かれる。

おすわりは、
正中線+姿勢保持ができなければ無理です。

このように中心軸が確定することで、
得意な脳が決まります。

これが後々利き手という概念に育っていくのです。

《目》

ずりばいで前に進むためには、
前方が見えていないといけない。

その為に必要なのは体幹

体幹が鍛えられており、
あごも安定し、
より遠くを見ることができることによって、

「もっと遠くへ」

というモチベーションが湧く。

その意欲がさらにずりばいをさせ、
より身体が発達するという、
相乗効果があるのです。

どれだけ手を伸ばせば目標物に届くのかという、
リーチングを行い、
より空間認知やボディイメージが発達していくのです。


【Ⅲ】四つばい・高ばい

《身体》

うつぶせのときに行う、
エアープレーンという動きがあります。

お腹だけ地面につけて、
両手両足を地面から離し、
不安定さを楽しみながら、
手を空中保持する動きです。

ゆれる→手の平をつく

の繰り返しの中で、
段々と手の平が開くようになっていく。

そして手のつく位置が下がり、
四つばいになり、
ハイハイへとつながっていくのです。

発達凸凹の子どもの中に、
このハイハイの過程をすっ飛ばしてしまう子がいます。

そういった子は、
決まってアンバランスな運動感覚をもつようになる。

このハイハイは学習面にも直結している。

それぐらい重要なのです。
それは「手」の発展を見れば分かります。

《手》

手の平で地面をしっかり押さえるということは、
手首の柔軟性が発達し、
手の平の筋肉が発達することになる。

すると、
五本指の中でも、
操作する指と支える指のように、
運動性、安定性という役割が分離していくのです。

これらは、
鉛筆を握ったり、
はさみを使ったりする、
手先や手全体の全ての動きの大本となります。

だから、ハイハイは重要なのです。

筆圧、微細な道具の操作、
それらに全てつながってくるでしょう。


【Ⅳ】つかまり立ち・ひとり立ち

《身体》

おすわり、ハイハイと、
姿勢の入れ替えができるようになってくると、どんどん身体全体の運動発達が促されていきます。

ボディイメージは、
より緻密に形成され、
各身体への力の加減をコントロールし、
思うままに動かせるようになってくる。

そうなったら、
つかまり立ちの時期。

つかまる場所に両手をついたまま、
何度も上下運動を繰り返します。

立ったり、
しゃがんだり、
また立ったり。

その中で、
股関節・膝関節・足関節が強化されていくのです。

そして、
軸を保ったまま足を踏み出すことの繰り返しが、
ひとり立ちへと導いていきます。

《手》

最初の頃は、
バランスを取るために、
空中に両手を空間保持しています。

それが安定していくと、
段々下りていく。

平均台などのバランスの悪いところの上は、
人は勝手に両手を空中に保持します。

同じことが、
ひとり立ちへの段階で、
赤ちゃんにも起こると言えるでしょう。

《目》
視野が上がり、
ここでようやく、顔と眼球運動の分離が起こるようになります。

・・・

この先も、
不安定な足場を歩かせることで、
さらに足腰は強化されていき、
土踏まずが形成されていきます。

すると長時間歩けるようになる。

そこからは、
サーキットトレーニングや遊具などで、
目と手の協応、整合性などが少しずつ整えられていくのです。


まとめ

身体と手と目が連動していることをまとめたかったため、若干分かりづらい記事になってしまったかもしれません。

そんな中でも、
身体の発達が、手や目の発達、
そして、運動面だけではなく、
学習面や道具の操作にまでつながっている
んだということが分かってもらえたのならば、有難い。

非常に大事な内容で、
一度まとめておく必要があったので、
多少分かりづらくても、
記事にさせてもらいました。

このようなベースを経て、
人間が育っていくことが分かると、
小学1年生の体育が、
くま歩きや、ずりばいをさせる動きが多く入っている
ことにつながります。

そして、
勉強面の手先の不器用さも、
大本の不足している経験が分かるので、
その点を運動によってカバーできる。

そうやって、
支援の幅や深さが広がっていくのです。

このような知見をベースにして、
さらに、発達に関する知識を体系化していきたいと思います。


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「コメント」も残してくださると有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。

いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!

明日の記事は、

📓AIが人間の仕事を奪う?それは表面的な捉え方だ。AI社会の本質はね・・・

です。

ChatGPTの到来により、
AIによって仕事が奪われるという声が大きくなってきています。
しかし、本当に奪われるのでしょうか。
AI、人間の本質に目を向けると別の答えが見えてくる気がします。

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


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