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【日記】5月13日〜5月19日

5月13日
朝から雨降りの月曜日。
行きの電車で「金曜日、早く終われたんで仲良しの配送さんの車で送ってもらいました!」と新卒さんは嬉しそうに話していたけれど、会社に着いてからそれが問題になっていると知る。配送さんの車には保険がついておらず、もし事故が起きてしまった場合かなりの大事になるらしい。さらにGPSが内蔵されているので不自然なルートを辿って会社に戻っているのもよろしくないとか。まもなく配送さんがひとり退職することもあり、問題が巨大化してもう1人いなくなったらまずいとのこと。委託業者さんとの付き合い方は非常に難しい。

一方、自分は相変わらず一人で格闘する。
もうすぐ先輩のチェックを卒業する日がやって来るので奮闘するもなかなか上手くいかず悔しい気持ちになる。生産数も稼がないとダメなのでずっと見えない何かに追われたり戦っている気分。そんな状況でも全体的に落ち着いたこともあって定時上がり。少しホッとする。

ラジオからピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」が流れて来たけれど、シングルヴァージョンではなくベスト盤に収められたリミックス版だった。個人的に一番好きなヴァージョンなのでビックリ。そして縦横無尽かつセンスに溢れたラジオ局の選曲に感服するのみ。

夜、PUFFY「JET CD」を聴く。

5月14日
今日からやり方が少し変わってとにかく生産数を上げるべくこれまでやって来たことを元にとにかく飛ばしまくる。結果的に絶え間なくちょこまか動いていることになって慌ただしくなる。

以前、ジンジャー・ルートをおすすめした配送さんと水曜日のカンパネラの話になる。前からかなり聴いていて「聖徳太子」がお気に入りだそう。
そういえば昼休みに乗り込んだ先輩が運転する車のラジオからも「四天王」がパワープレイソングとして流れていた。

新卒さんの問題は1日経ってより大事になった様子。詳しくは書かないけれど、自分が異動になったことで気兼ねなく話せる相手がいなくなったところで配送さんと仲良くなり送迎してもらうようになった、と本人から聞いていた。理由が理由なだけにあまり発言もしないようにしている。

夜、デヴィッド・ボウイ「アイム・オンリー・ダンシング」を聴いてデヴィッド・サンボーンを悼む。

5月15日
朝、いつもの電車に新卒さんが乗ってこなかったので気にかけていたら乗り換え駅のホームで笑顔で走り寄って来たのでひと安心。問題については一切話さずいつものように野球談義。

引き続き飛ばしまくるはずが色々と引っかかって停滞。イライラしながら作業するもそういう時は何故かうまくいかないもの。定時上がりになったものの何ともやり切れない気分で帰路に着いた。

夕方に新卒さんの送迎問題が円満解決したと聞く。とりあえず良かった。

5月16日
朝、通勤で利用している2路線が共に遅延。こういう時に話し相手がいるのは助かる。

昼休みに先輩から会社の過去・現在・未来についての重苦しい話を聞く。「いずれ脱落者が次々に出て来ると思うよ」。来年の今頃の予測が全く付かない。それは非常に不安なことである。

夜、ユニコーン「スプリングマン」を聴く。

5月17日
6連勤の5日目。疲労も積み重なり気温の上昇に焦る。さらに翌日は所長、営業さんが事務所にいる以外は自分しかいないという何とも不安な土曜日になることが決まった。久しく乗っていないフォークリフトを乗りこなせるのか。

他営業所に入社した新人さん達が見学に来る。研修期間なので作業服を着る新人さん達の姿は何だか学生の職場見学のようだった。というよりみんな身体が小さく見えたのは気のせいか。

ひとりぼっちの土曜日に向けて普段全く触らない空調設備の使い方などを色々聞く。切り忘れが心配なので明日は定時1時間前には空調の電源を切ることに決めた。

夜、Dr. Strange Love「ESCAPE」を聴く。

5月18日
土曜当番の日。朝から半袖の作業服で動き回る。しかし開始から90分ほどで謎の疲労感に包まれて明らかに体力が落ちているのを実感。その代わりにフォークリフトの運転が思ったよりスイスイ出来たのは嬉しい誤算。苦手だったバックでの駐車も難なくこなせた。
一日を通して事務所はのんびりムード。注文の電話も鳴らない。こちらもやるべき作業をしつつ配送さん達と久しぶりに好きなだけお喋りして過ぎていく。そんな素晴らしい土曜日。

会社の行き帰りに「tribute to yes, mama ok?」を聴く。正直言ってトリビュート盤にはあまり興味はない。原曲を超えることなどないから。しかし、ここには当時エアギターやタレント活動に忙しく全く歌わなくなっていた金剛地武志さんへの偏愛にも似た「だから歌えって」という熱い願いが溢れるくらいに詰まっている。今改めて聴くと結構面白いカヴァーもあるから侮れない。
聴きながらこの作品がリリースされた頃、知り合ったばかりの片岡知子さんと「もう金剛地さんは戻って来ないのかなあ」とよく話していたことを思い出す。そして後に自分と大好きなバンドが主催するイベントにyes, mama ok?が出演してくれる未来が待っていた。けれど、それはまた別の話。

夜、デヴィッド・ボウイ「モントリオール 1983」を聴く。もちろんブートレグ。

5月19日
数日前に放送されたドラマ「特捜9」に金剛地武志さんがゲスト出演していたので朝からTVerで見る。何だかタイミングが良い。
弁当を買いに来た新藤が誘拐事件に巻き込まれるところから始まる物語は「特捜9」らしい展開で面白かったし、金剛地さん演じる愛されキャラの居酒屋店主も凄く良かった。おじさん達がチームを組んで居酒屋店主のために身代金を掠め取ろうとする姿の一生懸命さが可笑しかった。

似合い過ぎる

昼寝してから池袋へ行く。2年ぶりに訪れた池袋は人だらけ。新宿より混雑しているようだった。滞在時間40分。

夜、「鈴木タイムラー オフィシャルセレクション」DVDを見る。良い機会なので原点回帰を企てる。

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