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【お知らせ】文学フリマ京都御礼&通販開始

こんばんは。
少し日があいてしまったのですが、1月16日(日)の文学フリマ京都、無事に終わりました!

普段は文芸同人誌『カム』に所属しているので、文フリもそちらのほうで参加しています。
主戦場は文フリ大阪。
京都のほうは数年ぶりの参加、かつ個人での出展は初めて、ということで、内心かなり緊張していました。

コロナまた流行ってきたし、きっと来場者少ないんだろうなー、ただでさえ知名度も何にもないんだから、全然売れないだろうなー。
大阪と違って、同人誌関係のお知り合いや友達、だれも来ないだろうし。
よし、二冊売れたら大成功、くらいのつもりで行こう。

……という具合に、かなり低めの目標設定で臨みました。

なので、開場してから三十分も経たないうちに、ひとりのお客さまが『黄昏奇譚集』と『反魂抄』を手に取り、「これください」と言ってくださった時は、死ぬほど驚いたし、嬉しかったです。

二冊売れた!
今日の目標達成!!
ということは、もう帰ってもいいんだ!?

……いやいや、帰ったらあかんやろ。
というか、帰らなくてよかったです。

結果としては、『黄昏奇譚集』が10冊、『反魂抄』が12冊、新しい読者さまのもとへ旅立ってゆきました。

「見本誌コーナーで試し読みしたら良かったから」と買いに来てくださった方。
立ち読みした後に「心理描写がいいので、買います」と言ってくださった方。
「表紙が素敵ですね」と手に取ってくださった方。

そのほかの皆々様も。
あらためまして、本当にありがとうございました!

今回の文フリでは、嬉しいことがほかにもたくさんありました。

以前、文フリ大阪でお会いした方が、忘れずにブースを訪ねてきてくださったり。

Twitterやnoteでは交流があったけれど、まだ一度もお会いしたことがなかった方と、はじめましてのご挨拶ができたり。
(初対面にもかかわらず、店番を買って出てくださいました。おかげでゆっくりお昼休憩をとれました。感謝!)

以前に参加した本屋さんのイベントで詩の朗読をなさっていた方のお名前をカタログに見つけ、お買い物する時に「もう何年も前のことですけど、あの時の詩がとても好きで」とお声がけしたら、思いがけず喜んでいただけたり。
(私、かなり不審者っぽかったと思うのですが、あたたかい対応をしてくださり、お返しにこちらの本まで買ってもらってしまった、という)


創作をして、時間とお金をかけて同人誌を作って、さらにまた時間とお金をかけて文フリの準備をして、……って、結構、大変です。
好きでやっていることとはいえ、日中の仕事もあるし家事もしなくてはいけないし、その合間に作業をしていると、くたびれてしまうこともしばしば。

さらには今回、家庭内で悲しい出来事が起きた時期と文フリ準備期間が重なってしまい、
(自分はいったい、なにをしているんだろう……)
(こんなことやって、何の意味があるんだろう……)
と思考停止してしまう瞬間もありました。

でもやっぱり、本を作ってよかった。
文フリに参加してよかった。
そんな風に、しみじみ嬉しく思えた一日でした。

また頑張って書いていこう、と思います。


(追記)
今回販売した『黄昏奇譚集』『怪奇幻想短編集 反魂抄』は、通信販売もしております。
お気軽にのぞいてみてください。





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