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夫婦家事分担の見直しがもたらす3つの効果 #019

事のはじまり

3月のある朝、私はモーレツに腹が立っていた。

朝4時代に起床し、お弁当作り、夕飯作り、自分の身支度、子供達3人を起こし朝ご飯を食べさせいってらっしゃいと見送る、、、
そんな怒涛の朝の時間が終わって、ふー。
やっとデスクに座りテレワーク開始。

そのタイミングで夫がぬぼーっと起きてきた。
そして、その日はテレワークだと言う。
テレワークだから朝ゆっくり眠っていたらしい。

やっとこさ子供達3人が出発し、ほっと一息ついた瞬間にこんな風に夫が起きてくること、我が家では日常茶飯事なのだが、、、この日は、
私の中で何かがブチっとキレて、そこからどうにもこうにも気分が優れなかった。

子供が生まれてから、こういう小さな苛立ちを幾度となく飲み込んできた。
夫は夜遅くまで働いているんだから仕方がない。
私は育休中だから。時短だから。テレワークだから。私が全部やるしかない。
そんな風に思いながらもモヤモヤして、15年間の大半をいわゆるワンオペ育児でやり過ごしてきた。

共働き3.0と夫婦会議

以前noteでこんな記事を書いた。共働き3.0という概念にえらく共感した。
以来、これまで夫にちゃんと伝えてこなかった自分を反省し、最近では小さなことでも自分の考えや嫌だったことを言語化して、夫に伝えるよう心掛けている。

今回の一件も、少し気持ちが落ち着いてから、なぜあんなに腹が立ったのかをメタ認知。
そして、その結果と相談事項を夫にLINE。

【課題】
・平日の家事育児に関して夫ノータッチが前提となっている現状にそもそも疑問を感じている。
・上記タスクに最近加わった長男の勉強フォロー。これがかなり大変。夜の時間が長男フォローにより圧迫され、その他家事育児に影響が出ている。

タスクが加わっても、追加タスクも含めて全て私がやりくりせざるを得ない状況だが、私の時間も限られている。私1人で全部担うのにも限界がある。

【相談】
以下を検討したい
・平日の家事育児を分担する
・長男の勉強フォローを分担する

夫へのLINE要約

しばらくしてLINEがピロンと鳴った。
「話し合いましょう」
続けて、
「お手柔らかにお願いします」
とな。笑

次の週末、早速夫婦会議が行われた結果、
平日、夫が帰宅後に「食洗機の中の食器を全て出して、食器棚に片付ける」業務を担うこととなった。
(長男の勉強フォローについてはまた別記事で書きたい)

感じた効果

「食洗機の中の食器を全て出して、食器棚に片付ける」
たったそれだけ?と思われる方もいるだろうか。
残業続きのパートナーにそんなことを課すってどうなの?と思う方もいるかもしれない。

平日の家事育児全てを私一人でやるのが当たり前だった我が家にとって、
この家事1つを毎晩、夫が能動的に実行するということは革命的な変化だった。

効果① 朝の家事時間が短縮された
これまでは私が朝起きてからまず実施していた作業なので、これをせずにすぐにお弁当作りや料理にとりかかることができる。朝の5-10分はものすごく貴重。自分の朝活(ヨガや筋トレ)に時間をとれる日が増えた。

効果② 定期的な見直しの大切さに気付いた
子供達が小さな頃と比べると育児の大変さの内容が変化するし、生活スタイルも変わってくる。これまでの”当たり前”を見直して、夫婦分担だけでなく家事そのものの必要性や効率化も更新していくことって大事。
(どんなによくできたマニュアルも、状況に応じた定期見直しが重要だと仕事でも感じる。それと同じ)

効果③ 連帯感を感じられるようになった
自分でもこれが一番驚いているのだが、朝起きて食洗器がきれいに片付いていると、その日の始まりを気持ちよくスタートできる。この理由は、効果①ももちろんあるのだけど、それ以上に「一緒に家庭のことを考えている」という夫からメッセージのように思えるからだ。
ワンオペの孤独感からの解放というと大げさかもしれないが、1人じゃないと感じながら朝時間を過ごせるようになった。

共働き3.0世代には程遠い我が家だが、こうやって夫婦間で理想像を共有しつつ、夫婦の形や考え方を少しずつでもupdateしていけたらいいなぁと願っている。

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