梅雨払いの嵐〜博多祇園山笠・追い山〜
7月15日(土)
AM4:30
アラームが鳴り響く部屋
4:00から10分おきに 色々なタイマーが作動している
ONになったテレビから聞こえる中継の様子
既に活気がみなぎっている
頭も身体もまだ鈍い
スタートまでに何とか頭だけでも起きないと
4:50
1番山の土居流が櫛田神社前にスタンバイ
皆、気合の入った顔が更に厳しくなる
まだ明けていない暗い空に
街灯の照明が眩しく山を照らす
4:58
気合いMAX
3分前 カウントダウンが始まる
2分前
1分前 緊張してきた
30秒前 ハラハラする
20秒前 いよいよ
10秒前 静まり返る会場
5秒前 息を呑む
1、
2、
3、
「ヤーー‼︎」
太鼓が鳴り響き、オイッサオイッサと舁き手が走り出し境内に流れ込む
拍手が湧き、中央の旗を回った所で山を止め、一斉に鉢巻を取る
お祓いを受け、台上がりの1人が唄い出す
♪祝い目出度〜の 若松〜さま〜よ♪
そして全員が歌い出す
♪若松〜さま〜よ…
もちろん唄うよテレビ越しでも
いつの間にか姿勢よく座って見てた
背筋ピンとなる
唄い終わると同時に ヤーと山が動き出す
重さ約1トン
博多の街5キロのコースを30分ほどで駆け巡る
広い道路は蛇行して大変
7つの山が出払って、空も薄っすら明るくなり始める
最後に登場するのが、飾り山
高さも倍以上、迫力ある姿に境内に姿を現すと響めきが
テレビでは 各所に中継が繋がり
移動することなく見届けられる
全てが出払った境内は静まり返り
朝が始まっている
そう梅雨が明けた
夏本番
蝉の声が鳴り響く
いつもの日常に戻る
朝食
長く地元で働いていると職場や取引先に必ずいる山男
その時に齧り聞きした当番制の話や舁き手の序列、身につけている物の意味など奥が深くて面白い
何せ 私は まとめ下手、
とことん調べ尽くす性格ではないので
ここに書き留められず申し訳ない
興味がある方はご自身でどうぞ🙏
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