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No.65 - 「退職代行」という弱者搾取ビジネス

もう、嫌だ。限界だ。
会社に行きたくない――。

そんな気持ちに押しつぶされそうなとき、ふと目にする「退職代行サービス」の広告。


GW連休明けの5月初旬。「これで楽になれるんじゃないか」と思い、退職代行業者に数万円を払ってしまう人が結構いるようです。

例年にないほど退職代行依頼が増えている、というニュースも連日報道されていました。



でも…….

一度、立ち止まって考えてみてください。


退職代行サービスって、本当に使う必要ありますか??

一体なんで、会社を辞めるのにお金がかかるの?? 何だかおかしくないですか?



今日の記事では、退職代行サービスの実態とその問題点について考えてみたいと思います。


退職代行サービスの実態


最初にハッキリ言いましょう。

退職代行サービスは、すべて無価値です。


情報弱者を搾取する悪徳ビジネスでしかないです。ガチです。

中には、「弁護士事務所による退職代行サービスなら価値がある」と主張する人もいますが、それも完全に嘘です。ちょっと考えれば分かるはずです。そんなことを本気で言っていたら、流石に頭が悪すぎます。


そもそも、退職代行サービスって、どんな内容だと思います??

2万円~5万円の代金を払うことで、彼らは一体何をしてくれるのでしょうか?

  • 退職時の書類作成など面倒なことを全部代行してくれる

  • 退職日や未払賃金、有休消化などの交渉をしてくれる

  • 退職に関して会社と揉めたときに、代わりに話をしてくれる

  • 会社から本人に連絡が来ることはなく、すべて代行業者がやってくれる


こんな風に考えていませんか?


上記、全部間違いです。1つも当てはまりません。


実際には、こうです。

  • 退職届などの書類は自分で作成して提出する

  • 退職日や未払賃金、有休消化などの交渉は一切してくれない

  • 会社と揉めた場合、代行業者は特に何もできないし、100%退職できると保証するものではない

  • 会社から本人に連絡することも普通にあるし、代行業者はそれを阻止できない


こんな内容じゃ、実際ほとんど意味ないと思いませんか?


退職代行サービスの限界


退職代行サービスは、一見すると便利そうに見えます。

会社とのやり取りをすべて代行してくれるという触れ込みで、ストレスから解放されるかのように宣伝されています。


しかし、その実態は、

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