数字は単体ではなく「比較」で語ろう
細々と採用活動におけるブランディングやコーポレートブランディングのコンサルティングをさせてもらっているんですが、「9steps」って言って、ある程度進め方の型ができつつあります。
各ステップの中でお作法というか、ある種の原則的な話をさせてもらっているのですが、そのうちの一つに「数字は単体で伝えるのではなく比較で語ろう」というものがあります。
昨日Twitterのタイムラインを見ていて、ちょうどいい事例がありました。「Airpodsの売上がすごい」というグラフです。
Airpodsの2020年度の売上が2.5兆円あるっていう話で、これはこれでもちろん「凄まじい!」って思うんですが、いまいちピンとこない。でも、
「Airpodsだけでtwitterの全売上の6倍もある、Uberの2倍もある」
って聞くとそれはものすごいなっていう感覚が深まるなと思います。
これは天井人の例ですが、スタートアップについても同じことが言えると思っていて、自分たちで「これがすごいんです、このくらいすごいんです、ヤバくないですか??」って言っても、その業界のことをよく知らない人にとっては
「何がすごいんだろう...」
って思ってしまう。
でもそれを「その人が知っている何か」との比較で説明すると、一気に実感が湧いてきて、自分がわかる範囲の話になってくる。そうすると「自分ごと」感が増してくる。そうやって候補者さんと、知らず知らずのうちに心が離れてしまわないようなコミュニケーションを取れるといいねという話です。
他にも何個か伝え方の原則みたいなものはあるんですが(「手段ではなくゴールイメージから入る」とか)、そういう原則って当たり前だけど大事だよなと最近思うことが増えてきています。
という小話でした。
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