その先へ

雰囲気だすために音楽でも聴きながら
読んで頂ければ幸いです。

人生は幸せな道で出来ているなんて
思ったことはない
デフォルトはきっと哀しさに溢れている

だからって悲観してばかりの人生でもない
どうせ明日は続くのだから
辛さの中にも笑いのネタを
見つけることを辞めないんだ

そして少し浮上してきて
これからって時にまた
折角はえかけた翼を折られてしまう

やっと自由に使えるお金が
少し増えると思った今年は流行り病で
下手したら生活苦になりかねないよな

それでも今日
緊急事態宣言が解除されていた
だけど日曜日の夜に
解除されたからと開けるお店は少ないかな

それでも解除された日に雨が止むなんて
馬鹿だから折られた翼のことなんて忘れて
勝手なゲン担ぎにいい気分なもんだ

翼の折れ方はきっと人それぞれだろう
自らの過ちで折れた人もいれば
半ば強制的に折られた人もいるし
まったく寝耳に水な災いで折れることもある

それでも明日がくることは
やっぱりデフォルトで悲惨じゃないかなと思う

歩けない時もあれば
どうしても人を憎むときもあったし
どうして俺ばっかと思ったこともある
戦えない時は戦えなかった

だけど踏みとどまって戦い始めると
ふと気づくんだよね。この先があると
すると今までと違った景色が見える

1つ1つ折れた翼が色をつくりだす
きっと俺が人生最後に見る景色は
色鮮やかな世界じゃないのかな

だから俺は何度だって立ち上がる
そこで折れてしまえば色が増えないさ
一緒に色鮮やかな世界へ行こうじゃないか

いいかい、そこは行き止まりじゃない

写真エッセイ｜きゃらを｜note