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ログラインの書き方とは?

ログラインを知らない人がいたら、一度AIに聞くといいです。
Google AI Geminiの回答は以下。

いい感じの回答です。
ちなみに書籍からも引用したい。

ログラインとは主人公のストーリーを簡潔に表現したものだ。
主人公がどんな人物で、誰を相手に戦い、どんな動機を持つのかを1、2行でまとめたもの。

『SAVE THE CATの法則』

でも実際にログラインを書くと、難しいと感じる人は多いはず。

ここでプロが書いたログラインをいくつか紹介したい。
参考にしたのは、『ストーリーの解剖学』 ジョン・トゥルービー(著)。
著者は、ハリウッドNo.1スクリプトドクターだそうだ。

このように、プロでハリウッドNo.1でもむずいのが、ログライン。
正直、いろんな本を読んでもログラインだけはなんかしっくりこない。

で、ちょっと立ち返ります。
そもそもストーリーってなんですか?
参考にしたのは、『「書き出し」で釣りあげろ』 レス・エジャートン (著)。

つまり、大前提として、
ストーリーには、主人公が抱える問題が存在しないと始まらない。
なぜなら、問題をどう主人公が解決するかがみんな気になって見るから。

で、あるなら、
ログラインの書き方は、

そう考えると、
『ゴッドファーザー』の1行目、なにか足りない。

どんな末っ子の息子だったのか?
彼の日常の姿は?

末っ子であるマイケルはただ一人裏社会には入らずに大学を経て軍隊に入り、戦場での活躍で英雄扱いを受けた青年。

Wikipedia

この前提条件(いわゆる問題)が1行目にあるだけでだいぶ深みが増す。
戦場での活躍で英雄扱いを受けた青年が、三幕で新たなゴッドファーザーとなる。(ヒーローからアンチヒーローという皮肉が効いている)
キャラクターの変化の軌道が大きいと感じさせることができる。なんか面白そうだと期待できる。

つまり大事なのは、
一幕で描かれる日常の状態、主人公のビフォアはどんな人だったの?
そして結果、主人公のアフターはどうなったのか?
これがログラインの本質なのではないか。

もし変化してなければ、ビフォアの状態の問題が解決していないし、そもそも問題だったのかも怪しい。
そうなると、ストーリーとして成り立っていないとわかる。

たった2行のログラインでそれを確かめることができる。
だから作品づくりの前に、ログラインを作ることが必要で推奨されている。

ぼくが推奨するログラインの定型は以下になる。


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