『響け!ユーフォニアム3』2話所感
(蛙๑╹ω╹๑ )<こんにちは。カエルです。
アニメ『響け!ユーフォニアム3』第2話の感想やら気付きやら、「何それ?」について調べたものなどをつらつら書いていこうと思います。
最後までよろしくお願いします。
❑シンコペーション
(蛙๑╹ω╹๑ )<すごく分かりやすいシンコペーションの解説「シンコペーションの例」はコチラ
(蛙*^ω^*)<分かりやすいね。「ジャズではスウィング感を出すために多用される。」ってそういうことか。
第2話では小グループ内で起こる小さな揺らぎ(『起』承転結)を想起させているように思う。
❑反響
階段の踊り場での会話。
久美子の少し張った声が空間に反響している所が音響のこだわり(京アニ作品ではこういうのはよくある)を感じる。作品のリアリティを高める小技と言える。
世界観の奥行き、とでも言うべきか。
❑「おなかぁーー!!」
(蛙๑╹ω╹๑ )<カワイイ
現場からは以上です。
❑香炉峰の雪は簾を撥げて看る
(蛙๑╹ω╹๑ )<釜谷すずめと上石弥生の小芝居の一幕より
(蛙๑╹ω╹๑ )<すずめと弥生のやり取りにバックグラウンド(清少納言の故事)があったのは分かったので、なるほど、それが解る一年生3人組と美玲が教養に富んでいる事は察せられたが、なぜ「そのやり取りをする事が機知に富んだ女性」という意味合いになるのかと言うと、
□株式会社あいげん社「心に残る名文」より引用
(蛙๑╹ω╹๑ )<という、故事が元ネタの全容です。
要は、故事(中宮定子と清少納言)の故事(白居易)まで知っていて、パロディしているすずめと弥生と佳穂。そのパロディに瞬時に気付いた美玲。
何も知らないから楽しめないさつきと葉月。
そして最後の一言。
すずめ「こんなやり取りを見て、心が少々和んだでしょ?(香炉峰を見て心安らかにしていた白居易のように)清少納言だけに」
という二重掛けのシーンです。
(蛙๑╹ω╹๑ )<長い!
(蛙๑╹ω╹๑ )<そして全部解ってのやり取りだとしたらすずめと弥生のセンス◎!
まあ、高校一年の3人なので、古典の授業で習ったばかりという可能性が大。
それを覚えている美玲と、覚えていないさつきと葉月。
という読み取りが妥当か。
(蛙๑╹ω╹๑ )<もう少し勘ぐりすると、「美玲に理解されて嬉しいすずめ」という画も見えなくもないけれど、如何ならん。
❑いい関係(意味深)
(蛙*^ω^*)<どういったご関係なんですかねぇ(ニチャァ)
詳しくは『誓いのフィナーレ』で!
❑更新されてないアイコン
久美子のLINEアイコンは前期アニメまでのユーフォルビア(サボテン🌵)ですが、3期のユーフォルビアは成長した姿です。
第1話、2話とこの耳が生えたユーフォルビアは映っているので、視聴者の記憶に残りやすい(刷り込み)いわば伏線になっている事が予想できます。
もしかしたら3期後半では、久美子の成長と共に、LINEアイコンが今の姿のユーフォルビアに変わる、という表現があるのかもしれない。
❑機知に富む者は往々にして厄介である。
つばめ(姉)の本心を勘ぐり勝手に部長にサンフェスでのポジション変更を直談判するすずめ(妹)のシーン。
頭の良い癖者ではなく、行動力のある馬鹿ポジションなのかもしれない(1話で何となく察する所はあったが)。
(蛙#^ω^)<久美子に話す前に姉と話せ
❑音ハメ
自由曲『一年の詩 吹奏楽のための』
が初めて流れるシーン。
いよいよスタートする、黄前久美子の北宇治吹奏楽部 最後の一年の幕開けを感じる。
この曲中の、カットがいちいち音ハメされていて、視覚的・聴覚的にたいそう気持ちがよい。
特に上記の絵の小さな火花(おそらくはじけるような軽快さを表す演出)と合わせてあるWhip(スラップスティック)
の音がとても好き。
『リズと青い鳥』の第二楽章でも使われてたね(嵐のシーンで)。
❑ スンッ
京アニ作品でまま使われるこの表情が好きである。嫌いな人を見た事がない。
❑課題曲『スケルツァンド』
(蛙๑╹ω╹๑ )<既に多くのユーフォ民が視聴しに行っていた(動画コメント欄)
同じく動画コメントにて、「この曲で金賞取った学校ないんだよね。」なんて不穏なコメントを読んだりもしたけれど、まあ北宇治なら大丈夫だろ! 主人公だしな! ヨシッ!
❑第2話のベストショット
美しいカットがわんさかあった第2話から、選んだのはコチラのカット。
いや、背景美術的には十分このカットも美しい訳ですが。
珍しい麗奈と塚本のツーショット、かつキャラクターが手前の背景と後ろの背景の間を歩くという、これも少し珍しいカット。
こういう何気ないシーンに、キャラクターの身長差とか背景美術との距離感とかが如実に現れて、『響け!ユーフォニアム』という作品が京都アニメーションに描かれる事の "価値" を感じる。
カエルは『世界観』とか『作品内のリアリティ』とか、いわゆる「視覚的(または演出的に)に作品に没入できる環境」というものにけっこう厄介なこだわりを持っているので、上記の絵の様なカットを観ると、
(蛙๑╹ω╹๑ )<すごーい。車道から二人を見てるみたーい。二人の会話や麗奈の呟きをその場で聞いてるみたい。
『トゥルーマン・ショー』みたいに、リアルな人間をウォッチしている気分。
となる。
綺麗なカット。という意味では、『一年の詩』が流れているシーンで映る映像はどれも本当に美しかったですが、
そんな、数多あった第2話のカットから、今回は夜道を歩く麗奈と塚本の二人のシーンを選んだのでした。
……ここの麗奈と久美子、現実を見ている麗奈と、理想を見ている久美子、という対比表現だったりするか……?
❑ P.S.
このカットの次に
このカットで、フルートを鳴らすの、ズルでしょ。
『リズと青い鳥』のセルフオマージュじゃんか……泣
オタクはこういうのに弱いんだから……。
❑あ、最後に
前回の第1話の所感noteたくさん読んでいただきありがとうございます。
note的にも「たくさん読まれてたよ」との事でした。
そんな感じで今回は以上です。
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それではまたᐕ)ノシ
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