レコードは爆破しちゃダメ!/Chris Brown「No Time Like Christmas」

ビー・ジーズのドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』(『The Bee Gees : How Can You Mend A Broken Heart』)をオンライン試写で鑑賞。

世代じゃないし、そんなに思い入れもないし(失礼!)楽しめるかしらと正直思ってましたが、これがなかなか面白かったです。エミー賞で6部門ノミネートされたというのも納得。

ストーリーとしては、デビューから現在に至るまでの彼らの歴史をメンバーや関係者等のインタビューとともに振り返っていくといった、まぁよくある感じではあるのですが、彼らの紆余曲折&波瀾万丈な歴史もあって、見応えがありました。エリック・クラプトン、ジャスティン・ティンバーレイク、マーク・ロンソン、コールドプレイのクリス・マーティン等々、登場するアーティストも豪華だったしね。

以下、私が興味深かった点(ネタバレ注意)

●バリー・ギブ(ビー・ジーズ3兄弟の長男)がオーティス・レディングのために「To Love Somebody」を書いたけど、オーティスが歌うことはなかった(飛行機事故で亡くなったから)と振り返る場面。

●ノエル・ギャラガーが「ファミリーで一緒にやるのは、メリットもあるけど、デメリットもある」と話してる場面。説得力が違う(笑)。

●人気が低迷していた彼らの再浮上のきっかけをエリック・クラプトンが与えたという事実。

●キーボーディストのブルー・ウィーバーが「愛はきらめきの中に」(原題「How Deep Is Your Love」)の制作時を振り返ってウルウルする場面。この場面が一番感動したかも。ここかい!って感じでもありますが笑。

●『Disco Suck(ディスコ、くそくらえ)』と銘打たれた反ディスコ・イベントがシカゴの球場で行われて、入場者から集めたディスコのレコードを爆破する場面。ディスコだけではなくR&B/ソウルなどブラック・ミュージックのレコードが殆どだったそう。なんだかねーって感じですよ、まったく。つーか、そもそもレコード爆破するなんてダメ!

●最後にバリー・ギブが亡き弟達を思い「弟達が戻るなら成功なんていらない」と話す場面。

他にも色々見どころあるので、ご興味のある方はぜひ劇場でご覧になってください。11月25日(金)から劇場公開されるみたいです!

さて、ビー・ジーズといえば、やはり『サタデー・ナイト・フィーバー』の「Stayin’ Alive」や『小さな恋のメロディー』の「Melody Fair」が有名&人気だと思いますが、私が真っ先に思い出すのはコレ↓

Total / When Boy Meets Girl feat.112
プロデュースはパフィ+ネプチューンズ! ヴォーカル・プロデュースはタミー・ルーカス! フィーチャリングは112! もう、書いてるだけで泣けてきます。

The Bee Gees / Love You Inside Out
元ネタ。ザッツまんま使い。それにしてもなんと美しい声!

PJ Morton / How Deep Is Your Love feat. Yebba
「愛はきらめきの中に」のこのカヴァーも大好き。ライヴ・アルバム『Gumbo Unplugged』より。PJモートンはもはや何をしても最高という気がしています。


<今日の1曲>
Chris Brown / No Time Like Christmas

クリスマス・ソングがリリースされるシーズンになってきましたね。既に色々出てますが、クリス・ブラウンのこちらを。今年リリースのアルバム『Breezy』にクリスマス・ソング2曲を追加したホリデイ仕様のスペシャル・エディション盤『Breezy-It‘s Giving Christmas』がリリースされたんだけど、その新曲2曲のうちの1曲。アルバム・タイトルにもなっている「It’s Giving Christmas」も甘酸っぱくて最高なんですが、私はこっちの方が好きかなー。8分の6拍子のバラードで、弥が上にもうっとりしてしまいます。プロデュースは「ヒメッ!」でお馴染みヒットメイカ。この曲では空気を読んで(?)「ヒメッ!」は言ってないですけど笑。

Chris Brown / It’s Giving Christmas
結局こっちもアップしちゃう! ジャケ写は若干どうかと思いますが…。

クリス・ブラウンといえば、アメリカン・ミュージック・アワードのマイケル・ジャクソン・トリビュート・パフォーマンスを突如欠席したことで話題となりましたが、この練習映像↓を見るだけでも興奮します(1分頃から)。今更ですが、ダンスのキレが半端NAS。観たかったなー。

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