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群青日和/東京事変:聴いた曲を紹介する日記(2024年1月7日)第302回

群青日和/東京事変

先日、陰キャおじさんの自分にしては珍しく、某所で20代の女性と話す機会があって、「椎名林檎、東京事変が好き」という話で盛り上がって、それだけでも嬉しかったのだけど、自分がずっと椎名林檎の楽曲に感じていた「椎名林檎の曲は、椎名林檎のボーカルももちろん良いのだけど、結局一番の聴きどころは(亀田誠治の)ベース」という一言にめちゃくちゃ共感してくれたので、陰キャおじさんは嬉しすぎて泣きそうになってしまったのであった(ちょろい)。

自分があらゆる楽曲のベースに注目するようになったきっかけは、レトロゲームミュージックにその根源があると常々思っていて、たとえばファミコンなら最大5音(ノイズは実質ドラム専用、DPCMはメモリ制約上ほぼ使われずなので実質3メロディ+1ドラム)、スーファミなら最大8音という音源の同時発音数の制約、ループで流れるというゲームミュージックならではの制約がある中で、まあ、これは想像でしかないのだけど、当時のコンポーザーが工夫して、実際の音の厚みではなく、聴いたときの印象としての音の厚みを作り出そうとした結果、メインパート以外のベースやバッキングも主張が強いメロディを奏でていることが多くて(正確には、そういう工夫が見られる曲やゲームほど自分の中で名曲として強く印象に残っているのだと思う)、そこで「主張の強いベース」にハマって、生演奏のロックバンドの曲でもついベースに注目して聴くことが増えて今に至る……という感じ。

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