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フィリピン音楽と僕 13 - A Night To Remember : ひょっとしたらいい国かも、フィリピン...と思った瞬間

多分2回目にフィリピンに行った時と思う。
タクシー代を浮かせるために空港からダウンタウンまでジープと電車をのりついで行くことにした。
ターミナル2の近くから乗れるジープはバクラランの端っこの方に止まる。そこから駅まで炎天下を約20分徒歩だ。

肉屋や八百屋が軒を連ねる市場の前を通りながらとにかく歩いた。
ほんっとにクソ暑い!というのが正直な印象。
しかもトタン?の天蓋があるだけの屋外の市場からは肉や野菜の陽に灼けた匂いが漂ってくる。。。
食べ物以外にも夥しい数の物売りがひしめいていたけれど、オーディオショップもあった。
店先に置いた巨大なスピーカー(有名ブランドのロゴ入りのもあったけれど明らかにニセモノ)で大音量で音楽を垂れ流している。
その時プレイされてたのがこれ・・・

2000年ごろ、マニラ、ピーカンの真っ昼間にこの曲。
なんで?って感じだがミディアムテンポのディスコチューンが街の雰囲気に合う合う(笑
懐メロでも懐かしのディスコ大会の雰囲気でもない。
まさに今そこで働く人、買い物してる人、ぶらぶらしてる人、ビール飲みながらダベってる人、そして日差し、街の匂い、とこの曲がなんとも自然に溶け合っていた。

あー、ひょっとしてフィリピンっていい国なのかもしれない。
と思った瞬間だった。
その直感が正にドンピシャに当たって現在に至る。。。


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