この時期に新刊出しました
くわい屋です。
投稿前に結野ともえさんに簡単に校閲してもらってます。
冬のコミケが終わってから一か月と経っていませんが、新刊を出しました。
こちらの4冊です。
新刊4:原神の八重神子と雷電将軍のエロ本。去年の続刊。
Xユーザーのくわい屋@C103(12/31)東4"ワ"08abさん: 「こちら 逆流茶会 @niliuchahui さんの新刊がメロンブックスで予約開始です。 https://t.co/jkSMaku5Uv こちら去年の秘密奉仕の続編で、完全新作です。 #YaeMiko #RaidenShogun https://t.co/B8vhcmM5s6」 / X (twitter.com)
理由は印刷所が割引キャンペーン中だから、です。
当サークルが利用している印刷所はグラフィックさんですが、閑散期なら安価で印刷してくれます。
多い場合は1万円くらい安くなったりします。
これは大きいです。
本20冊分の売り上げが浮くわけです。
また、グラフィックさんの繫忙期が例年3月から4月です。
忘れもしない去年の4月。
私は当時コミ1の新刊を準備しておりました。
メロンブックスで予約も始まったし、さぁ印刷だ、という時に、なんと「受注制限」が発生してしまい、完全に製造できなくなってしまったのです。
実は三月くらいから「注文が多く受注制限しております」とグラフィックさんのトップページに表示されていたのには気付いていました。
しかし、グラフィックさんに電話で聞いたら繁忙期は例年三月。四月には落ち着く場合が多い、とのこと。
これで私は、いつもなら早めに注文するところをギリギリまで待ったのです。
しかし、待てど暮らせど解除されない受注制限。
仕方なく、私は通常9日納期で安価で製造するのですが、この時はそれを注文することが出来ず、7日納期で発注せざるを得ませんでした。事実上の追加料金です。
去年(2023年)は恐らく、コロナ規制が解除され、5月に5類になることが決まっていたために多量の印刷物が例年以上に発生したのでしょう。
今年はこんなことにならないといいんですが、それは分かりません。
印刷費用を抑えるためにグラフィックさんの閑散期に発注したい、しかし3月と4月はダメとなると、もう今しかありません。
6月では夏コミまで2か月しか空きません。
二月まで割引キャンペーンをやってくれればいいですが、その不確定要素に掛けるくらいなら、原稿がもうあるのだから今やった方がいい、という判断に至りました。
また個人的に、特に本の場合は「あるなら惜しまず出してしまった方がいい」と感じております。
タペストリーはまた話が別です。
コミケは8月と12月。どちらも下半期です。
では上半期はどうするのか。
そして、別に本を出すのにイベントにこだわらなくても、と思っています。
もちろんコミケ時期は売れます。
その時期に出せるなら出した方がいいでしょう。
しかし、出し惜しみをするとなると話は別です。
しかも今回の場合は半年以上先です。
この半年、本を寝かせておいても誰も得しません。
ただ機会損失になるだけだと思いました。
閑散期に本を出すメリットとしては、やはり大手サークルの強力ライバルが少なく自分の本を見てもらいやすい、と考えられる事でしょうか。
コミケ時期しかメロンブックスを見ない、という人もいるでしょうが、もし私がメロンの常連なら、たとえコミケが遠い閑散期でも何となくメロンブックスを覗いてしまうと思うのです。
以前なら無理にコミケ時期に合わせていたかもしれませんが、今はそこまでしなくても、と思っています。
こんな時にも頭を過るのはやはり日本経済の悪さでしょうか。
株価がバブル最高値を更新したそうですが、海外情勢の悪化で物価が上がり、庶民の手取りは減る一方。
娯楽である同人に費やせるお金も減っているでしょう。
となれば、「コミケ時期はもう大手しか見ないし買わない」という人がいる気がします。無い袖は振れないので。
例えばこれが「コミケ時期に本を出せば50万円が売れるのに閑散期に出しても5万円にしかならない」というなら、もちろんコミケ時期に本を出すべきです。
でも、それほど差がないなら閑散期に新刊を出しても構わないと私は思います。
今回の4冊は普通に夏コミで「新刊」としてスペースに並べようと思っています。
だって今年に入ってから出た本で、前回のコミケには無かった本ですから。
また、この絵師さんたちはC104で別の新刊が出る予定です。
めでたしめでたし(?)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?