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朗読LIVE 112 他人の夏(後半)

人それぞれの生き甲斐があり、生きることをやめる理由がある。それは本人にしか分からない。尊重せよ、というのは分かる。
しかし、今目の前に、生きることを止めようとする人がいて、果たして、はいどうぞと言えるだろうか。そして、仮に言えたとして、見殺しにした、というような罪悪感を持たずに、のちの人生を晴々としていられるだろうか。
私には難しい。
だが、年老いた親を見ると、そのうちに何かの決断を迫られる必要が出てくるのかもしれないとも思う。せめてその理由が、理解可能なものであって欲しいと願っている。

他人の夏(後半) 山川方夫

朗読は1分30秒あたりからです。




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