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宇都宮ブレックス〜選手愛からチーム愛へ〜

2007年にリーグに参入した宇都宮ブレックスには長く応援するファンが多い。これはチームの運営努力の賜物である。
実際にX上でアンケートを取らせていただいた。(協力してくれた348名の方ありがとうございます🙇)
※当初はこのnoteを書くつもりはなかったのですが、結果を見て色々感じたのでアンケートを引用させていただきます!

見ての通りファン歴1〜2年の新規ファンの方が約3割、3〜5年・6〜8年・8年以上の方がそれぞれ2割強という割合だ。新しくファンになった方はW杯やスラダン効果が大きいのでは?と考えている。正直こんなに多くいて私は胸がいっぱいになっている。嬉しい。

また長年のファンが多いことは特徴的だ。今回は比較的若者が使うXを利用したが、年配の方を合わせると8年以上の歴の長いファンの方の割合はさらに多いとも読み取れる。

他チームの統計を取っていないので安易なことは言えないのだが、長年のファンが多い可能性は限りなく高い。実際に2割強の方は8年以上応援をし続けているわけだ。
それを踏まえてここからはなぜブレックスは長く愛されるのか。そして私たちはなぜ愛してしまうのか。このnoteで伝えたい。

まずは宇都宮ブレックスを好きになる流れは2つあると考えているので、少しだけ説明させていただく。
①『チーム』から『選手』へ
②『選手』から『チーム』へ

①『チーム』から『選手』へ
まず『宇都宮ブレックス』というチームを好きになり、次に選手を好きになるパターンだ。
「地元にあるから」「たまたまテレビで見たから」などの理由が多いと想像できる。

そして、田臥がいる!比江島もいる!ナベさんって人面白いな。など選手を知っていくパターンだ。

②『選手』から『チーム』へ
これは『特定の選手』を好きになり、次にチームを好きになるパターンだ。
きっかけは『W杯で比江島選手を知った』『能代時代から田臥を応援している』『〇〇大学のファンだった』などたくさんあるだろう。

その後チーム内の他の選手やファンの熱さ、チームカルチャーなどに魅力を感じ好きになっていくというパターンだ。

私はこの2つの違いに注目した。
私自身は②こそがブレックスの最大の魅力だと考えている。だからこそファンが離れないのだ。つまり、選手個人だけでなく『チームを愛してしまう』。だから長年のファンが多いのだ。

ではなぜそんなにチームを愛してしまうのか。
これは3つあるので1つずつ簡潔にお伝えしたい。
①ファンの熱さ
②強いチームカルチャー
③地域に根付く力

①ファンの熱さ
ブレックスファンはBリーグ屈指の熱さを誇る。ホームのブレックスアリーナを黄色に埋め尽くすその姿は圧巻だ。他チームの選手は「圧を感じる」との声が多数ある。移籍前の比江島慎も「ブレアリではやりたくなかった」と語っている。

この熱さに魅了され、またアリーナでの一体感は一つのLIVE会場に行くような感覚だ。これがたまらないから癖になってしまう。ブレックスの藤本社長いわくリピート率はかなり高いらしい。そうしてファンとアリーナをいつの間にか愛し、それを叶えてくれるブレックスを愛してしまうのだ。

②強いチームカルチャー
ブレックスにはBREX MENTALITYというカルチャーがある。これは田臥勇太が理想とするバスケで、『泥臭さ』とも表現される。
泥臭さは『粘り強いDF』『献身的なリバウンド』『ルーズボールへの執着心』の3つに代表され、選手たちがコートで体現している。

これはファンも理解しており、BREX MENTALITYがコート上で発揮されたときアリーナは1番の歓声が湧き上がる。
このチームカルチャーに心を打たれてしまう。どんな敵にも泥臭く立ち向かうそんなバスケットを見れることが幸せなのである。

これは選手が変わってもカルチャーは不変であり、この立ち向かう姿勢をずっと見ていたいファンも多いのではと考えている。
チームカルチャーに魅了され、癖になってしまう。その姿をまた見たいと愛してしまうのだ。

③地域に根付く
宇都宮駅からブレックスアリーナまでは徒歩で15〜20分程度だ。その街中だけでもブレックスが溢れている。

まずは東京方面から新幹線で行くと宇都宮駅直前に外からマスコットのブレッキーがお出迎え。宇都宮駅に到着するとフラッグが掲げられ、駅ビルにはホームゲームの勝敗表が貼られている。昨年のクリスマスシーズンはサンタ姿の選手が出迎えた。
駅西口には横断幕と比江島慎の広告、また自動販売機やバスにもブレックスが模様され、カフェの店員さんさえもブレックスを知っている。そして東口のLRTではブレックスのラッピング車両が走り、ブレックス選手が出迎えるTSUTAYAもある。そしてブレアリへ到着するのだ。

駅周辺だけでもこれだけのブレックスが溢れている。それだけ認知度も高く地域に根付いているわけだ。プロスポーツ不毛の地だった栃木県にバスケを根付かせたブレックスは尊い。そんな努力も応援してしまうわけだ。
ここまで頑張って認知を上げ、感動的な試合を見れることを広めてくれた恩返しの意味もあり愛してしまうのかもしれない。その頑張りを愛しているのだ。

想いが溢れて少し長くなってしまった。。こんなふうにブレックスには愛してしまう要素がたくさんある。だからこそ長く愛してやまないファンが多いのだと想像できる。

最後に前に述べたアンケートに戻るが、私のX上ではファン歴が1〜2年の新しいファンが最も多い結果だった。
この新しいファンの方たちがブレックスというチームを長く愛してくれること。また長年のファンの方たちがより長く愛して続けてくれることを願ってこのnoteを終わりたい。これからもブレックスがあり続ける限り、愛も増え続けるのかもしれない。

ありがとうブレックス。GO BREX!

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