(CS)

CSについてメモ程度に書き留めておきます。
1、ブレックスの強み
2、ブレックスの勝ち筋
3、個人的なCSチームランキング

1、ブレックスの強み
まず相手目線でのブレックスのイメージ。
・両エースの圧倒的存在感
・誰でも打てる3Pチーム
・揺るがない勝者のMENTALITY

・両エースの圧倒的な存在感
相手目線で見ると、ニュービル・比江島の両エースがかなり厄介。得点はもちろんボールコントロールも出来るうえ、3Pもドライブありコート上を自由自在に動き回る。彼らだけで1試合平均40点取って来るのは驚異。

さらにその2人にチームの優秀なディフェンダーをつけるため、3Pリーグ4位(40.7%)の遠藤のマークが手薄になるジレンマ。非常に的が絞りにくいチーム。

Bリーグのチームの傾向として『代表クラスの日本人PG +強力なインサイドの外国籍』で勝つチームが多いが、ブレックスはニュービル・比江島の両エースを中心に勝つバスケでBリーグでは異質。この2人に自由にやらせなければ勝機はある。

・誰でも打てる3Pチーム
そして全員が3Pを打ち切り、インサイドの外国籍でさえ33%前後の3P確率があるのがいやらしい。正直3Pが35%以上で決まってくると勝ち目が薄いので、相手チームは3Pを決めさせないことが大事。
※今季3Pを35%以上決めた試合は32勝1敗(勝率97%)。

さらに厄介なのが、渡邉・鵤・高島らの3Pが当たる日があり、そうなったら絶望的。これでさらに的が絞りづらく。
また高島の復帰が攻守両面でかなりチームに安定感をもたらし、小川or四家が覚醒すれば完全体になるチーム。

・勝者のMENTALITY
そしてBリーグで2度の優勝を誇り、伝統としてBREX MENTALITYという勝者の文化がを持ち、並大抵のことでは崩れないカルチャーがある。
対戦相手はこれを崩すのことはほぼ不可能で、BREX MENTALITYが崩れる時はブレックスの自滅が多い。(エナジー不足や優勝への気負いなど。)

相手はブレックスらしいバスケをさせないことが大事で、強みである3Pをいかにケアするかが鍵,。(ケアする余り、インサイドにやられてしまう可能性もあるけども。)


2、ブレックスの勝ち筋
①インサイドの支配力
②スタメン選手以外の活躍
③戦術の遂行力

①インサイドの支配力
3Pチームと言いつつ、だからこそインサイドを支配することが重要。インサイドを支配することにより、自然とアウトサイドが空きフリーで3Pを打てる確率が高くなる。

ここはフォトゥ・ギャビン・ジェレット・竹内の活躍が必須。彼らがいかにインサイドで得点を重ね、リバウンドで攻撃を繋げ、比江島ニュービル遠藤などへの意識を遠のけることが出来るかが大事。彼らがインサイドで泥臭く体を張るからこそ外のシューター陣が活きる。

また『3Pを打たせてもらえないor入らない』時に『リングアタック』が大事に。ここは『比江島・ニュービル・鵤・小川』の役割。彼らがインサイドへドライブで入っていけるか注目。

②スタメン選手以外の活躍
CSは特定の選手だけで勝ち抜けるほど甘くはなく、ブレックスの過去2回の優勝も1回目は(ナベ・須田・熊谷)、2回目は(テーブス・荒谷・フィーラー)などベンチメンバーの活躍で勝利。

今回注目するのは3名。渡邉裕規・高島紳司・小川敦也。この3名が流れを引き寄せるような仕事をすると一気にブレックスに流れが来る。
特にナベタイムの勝率は90%を超えているので、チームの起爆剤として効果を発揮してくれることを願いたい。

③戦術の遂行力
特にビハインドの展開で、戦術を遂行し続けることが大事。何点リードを奪われていても、ブレックスのバスケをすれば得点差は縮まる。それほど今季は良いバスケ。

例えばニュービル・比江島しかシュートアテンプトがない展開になると厳しい。彼らはエースだが、エース頼りになる試合は今年は負けている。必ず全員で勝ちを勝ち取る泥臭いバスケを展開することが大切。

3、個人的なチームランキング
個人的なCSチームの強さランキング

以下の3つを考慮。
①単純なチーム戦力
②選手のコンディション
③終盤戦のチーム状態

・チームランキング
東京>宇都宮>名古屋>三遠=千葉>琉球>広島=三河
※個人的な見解

様々な媒体でブレックスが優勝候補筆頭という声もあるが、個人的にはそんなことはないと感じていて、高くて2〜3番目と予想。

○各チームの特徴
・東京
ブレックス目線でも東京が一つ抜けている。インサイドが鉄壁な上に、テーブスの成長と小酒部のDF力が向上しより強力に。またサイズ・ロシター・グダイティスのインサイドがBリーグで最も強力なのは間違ない。

そして最も厄介なのが、安藤の3P。正直ここでやられるとどのチームも辛い。安藤が3Pを3本以上入れた試合は14勝2敗と東京のキーマンの1人。

ただサイズが最近出ていないのが気になるが、『東地区1位じゃなくても優勝出来れば良いんでしょ?』のような余裕さえ感じるのが不気味。これがCSでどう出るか。
爆発力は少ないチームなので、対戦チームは誰か1人でも爆発すれば勝利は近づく。

・名古屋D
今1番乗りに乗ってるチーム。斎藤拓海がチームを引っ張り元ブレックスの須田も絶好調で手がつけられない。名古屋は横綱スミスがいかにリバウンドを取れるかが鍵かな。右の山では優勝候補の最有力。

とにかく日本人選手に脂が乗っているため安定感がある。今年は選手のコンディションも良さそうめ、HCはブレックスで優勝を経験してい勝つことには長けてるので、勢いに乗って決勝まで進むことも容易に想像出来る。

・三遠
前半戦は誰が見ても1番強いチームで、怪我人が出ても勝ち続けるチーム力は、大野マジック。さすが千葉ジェッツを率いていた名将。

優勝が決まってから時間が経つこと+選手とクラブのCSの経験値(HC含めたコーチ陣はあり)がネック。また最終戦に完全に勝ちに行ったにも関わらず、三河に2連敗したのはいただけなかった。
佐々木やクラークの状態が上がっていないのが気がかりだが、それをカバー出来るだけの戦力があるのが恐ろしい。

・琉球
言わずもがな強いけれども、帰化したカークの横の動きに伸び代があり、またローがあまりハマっていないのが気がかり。
カークとクーリーのコンビは、どうしても機動力やシュートレンジ含めて重い展開になりがち。ただ岸本のクラッチタイムの強さや松脇のDFなど他のチームにない強みは多く、接戦の強さはNo.1。

ただ後半戦に名古屋D・広島に連敗を喫し、西地区の連覇も止まり、これがどう出るか。しかし琉球にとっては、QFを完全アウェイの空間でやらなくて済むのは幸運。SFはそうはいきませんが。東京相手でも全然あり得る。

・広島
名古屋より勢いがあるかもしれないチーム。河田チリジの加入が大きく、また寺嶋の怪我で逆にチームが一体となった。朝山のラストダンスというイベントも乗っかり、また島根に2連勝してCSを手繰り寄せた勢いも凄まじい。三遠を倒す可能性も十分考えられる。

日本人の活躍が鍵。元ブレックスの山崎が2桁得点取ると面白い展開になる。

・千葉
メンタルが安定したら止められないチーム。また選手のコンディションが気がかり。若手主体なチームのことからメンタル面の安定が課題で、キャプテン富樫もメンタルよりはプレーで引っ張るタイプ。

ただ天皇杯のように爆発力もあるので、初戦敗退も優勝もどちらも可能性のあるチーム。勢いに乗る前に倒したいところ。
ビハインド時に富樫・ムーニーに頼りがちのため、その他の選手がどれだけ奮起出来るかが大事。

・三河
HCの交代がうまくハマったチーム。アリーナ自体もホーム感が強くなり、比江島-金丸を擁した最強時代からの復活もあり得る。
三河はシェーファーの使い所が大事で、3番にレイマンも持ってきて勝負したいところ。

○ブレックス展望
やりづらいチーム
東京>三遠>千葉>琉球>名古屋と続く。

・東京
相性的にも1番苦労しそうなチーム。ただ安藤に3Pを決めされないこととインサイドと守り方を工夫すれば勝つ可能性はある。
おそらく前回の試合同様で3Pをケアしてくるだろうから、まずはインサイドで勝負しても良い。その場合ジェレット・フォトゥがいかにファウルを貰えるか。ギャビンがリバウンドをいかに取れるかが鍵になる。

インサイドで同等に戦えれば自然と外が開くので、まずインサイドで勝負し2QのオフィシャルTOまでイーブンでいけたら勝機あり。外の爆発力のある選手は安藤だけなので、ここは必ずケア。

キーは高島。高島が安藤もテーブスを守って欲しい。今の高島なら対等にやり合える。今のブレックスのエースキラーは彼。

・千葉
直近勝っているので良いイメージはあるが、逆に怖い。先月の2連戦は千葉は本気ではなかった。おそらく次週の秋田戦に照準を合わせていたし、エナジーも全く無かった。
原欠場の影響は大きく、富樫もフル回転ではなかった。またあれだけ3P打たれていたのに改善しないのはなぜ?流石にCSに向けて策は隠しているはず。
ただ富樫-ムーニーのライン以外の驚異が少なく、また身長のミスマッチに多いので狙どころは多い。ただスミスに3本以上3Pを決めさせたくはないところ。富樫以外だとスミスが1番の飛び道具感がある。

正直千葉がどれだけのエナジーを持つか次第なところがある。全員が意思統一されたバスケをされたらブレックスも手こずる。1Qの開始3分でどれだけの気迫で向かってくるのかで、ブレックスの戦い方は変わってくる。


○ブレックスの秘策
①ゾーンディフェンス
②超ビッグラインナップ
③Mr.ケビンによる新戦術

①ゾーンディフェンス
2年前の決勝の琉球戦でのマッチアップゾーンを効果的に使いたい。茨城戦でゾーンをしていたが、あれは相手のチームが対策をする際に惑わすためと思っている。

②超ビッグラインナップ
『ニュービル-比江島-フォトゥ-竹内-ギャビン』はあり得る。実際に3年前のCS川崎戦でこれをしている。その時は『比江島-ピーク-ギブス-竹内-ロシター』だった気が。
3BIGを使うチームに3番をフォトゥで守ることでニュービルでアドバンテージが出来る。ビハインド時の奇策として考えていても良さそう。

③Mr.ケビンの新戦術
特にOF戦術はケビンの役割ぽく、三遠に勝った試合のラストショットの印象が強い。
彼なら何かしら考えている。(希望)

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