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つくづくSNS様様

皆さんの会社では、組織や階層を超えたコミュニケーションツールはありますか?

パナソニックグループでは、MicrosoftのYammerという企業向けSNSツールを活用したコミュニケーションが活発になってきています。

最近、Yammerはただのコミュニケーションツールとしてだけでなく、社内での組織・階層を超えた関係づくりや、フラットなコミュニケーションによる心理的安全性の向上に大いに役立っていると感じています。

社内サークル活動

例えば、私は、グループCEO以前のオートモーティブ社時代に立ち上がったサークル活動に参加しています。それが、写真サークルの「Photo‐motive」と、自転車サークルの「チャリダーサークル」です。

コロナ前にできた「Photo-motive」ではサークルの仲間と写真を楽しんでいたのですが、コロナ禍に突入してリアルなサークル活動が制限されると、メンバー同士の情報交換やオンライン飲み会にはTeamsを使うようになりました。

やがてグループ全体で共有されるYammerを使うようになるとオートモーティブ社の枠に留まらず、グループで同じ趣味を持つ皆さんが集う場になりました。

最近は休日に写真を撮りに行く時間もなかなかないのですが、「Photo-motive」では時間が合えば月例のオンライン飲み会には顔を出しています。「チャリダーサークル」では、ほぼ毎日ZwiftをやっているのでちょくちょくYammerコミュニティに投稿し、情報交換したり、あるいは分からないことを教えてもらったりしています。

先日も、朝6時からZwiftのグループライドイベント(※オンライン上でユーザー同士がトレーニングするイベント)に参加したら、たまたま「チャリダーサークル」のメンバーのIKEさんが一緒でした。彼は私よりはるかにレベルが高いのですが、その日は私に合わせてペースをリードしてくれて非常にいいトレーニングになりました。

この出来事を「チャリダーサークル」のYammerコミュニティで皆さんと共有させてもらうと、IKEさんも「記念写真」をそこに投稿してくれたので、嬉しさもひとしおでした。

IKEさんが撮ってくれた「記念写真」


社員の皆さんへの発信にも

そのYammer、社員の皆さんへの発信にも活用しています。
『楠見から皆さんへ ~ 「絆」』と題して、日々思うことや、拠点訪問で感じたことを綴っています。

TwitterやFacebook等のSNSに慣れ親しんだ方が多いためか、社内SNSであるYammerでの私の発信にも、「いいね」はもとより、コメントも多くいただけるようになりました。

「楠見さん、それは違うんじゃないですか?」とか「こういう見方もあるけど、どう考えますか?」と、時には異論・反論、時には叱咤激励、時には鋭いコメントをいただくこともあります。

社員の皆さんからそういうことを言ってもらえるということは、非常に有難いと思うのです。そうでなくとも、社長、グループCEOという立場は遠慮される存在、忖度される存在、下手をすれば裸の王様になりかねない存在ですからね。そういう意味で「SNS様様」なのです。


SNS様様のその先に

ネットの上で、上司・部下という立場を超えて、あるいは階層や組織の壁を越えて安心してコミュニケーションできる、その積み重ねで心理的安全性が高まり、「言うべきことが言える」ことが常態化する。

そうなることで、「DEI」 - Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)も進化し、従業員それぞれが持つ個性を最大限発揮することで、企業の価値創造につながっていくーーー。

それぞれの事業の日々の業務の中でも、衆知を集めた全員経営が進化していくことを期待しているのです。

みんなにも読んでほしいですか?

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