メロス外伝　風呂屋へ行く我が友へ

我が友、セリヌンティウスとそのご友人へ

友よ。達者で過ごしているか？王の政治は、すこしまともになったか？私に政治は分からぬが、街に笑顔は増えただろうか。

私はあれから、沢山の出会いがあった。感動もあれば、痛い思いもした。大きなものも、小さなものもあった。失った金貨以上に、本当に沢山の経験を買うことができた。改めて礼を言わねばなるまい。新しい世界を教えてくれてありがとう。私の友人で居てくれて、ありがとう。

私も恩返しをしたい。風の噂で聞いたが、ご友人と風呂屋に行くそうではないか。私なりに、この身体で学んだことを記そうと思う。役に立てるかはわからないが、この手紙を酒の肴にでもして欲しい。

大前提　平均値を高めることならできる

・元も子もない話をすると「風呂屋の満足度は相手個人の裁量で決まる」

・高級店だから必ず満足できるわけでもないし、激安店だから絶対に満足できないということはない

・じゃあ完全に運なのかと言うとそんなことはない。概ね高級店の方が平均値が高い。料金の高さは給料の高さや競争率の高さにも繋がるから。

・だから我々にできることは「なるべく満足度の平均値が高いであろうお店と相手を選ぶこと」になる。何度も行けないかもしれないが、一人だけでその店のレベルを把握した気になるのはやめておいた方が良い。結局個人の裁量次第だ。

・客である我々のコンディションによっても評価が変わってしまう。当日はなるべく良いコンディションで臨みたいし、なるべく満足度が高い方が互いに良いだろう。だから評論家のように粗探しをするのではなく、恋に落ちるつもりで風呂に入った方が良い。

・自分がイケメンじゃないからやる気出してくれないのかな…なんて考えてはいけない。相手はやる気を出す義務がある。逆に、俺を楽しませろと横暴になってもいけない。我々は客として一緒に楽しむ責任がある。互いの満足度が高いのが一番良い。それを忘れないで欲しい。

店のどこを見るか

・法律の縛りがあって、新しい風呂屋を作るのも大規模修繕するのも現実的ではない。だから古い建物を何度も補修しながら経営している所が殆ど。なので建物が新しい＝良い店　古い＝悪い店　ではない。だが、綺麗な店＝ある程度経営が安定している店　とは言える。水洗器具は基本的に古いので許してあげて欲しい。

・ホームページと写真のデザインで、宣伝に意欲的かどうか分かる。ホームページが無い、或いは古いレイアウトのままやっている店はターゲット層が年配に寄っているか、やる気がない。場末感を楽しむ時はオススメだが、慣れてきてからが良いだろう。

・支店が多い店は採用のシステムが出来上がっていることが多く、少し加点評価して良いだろう。だが、デリのように店舗をもたない形式の場合は「別な携帯電話で別店舗のフリをして中身は一緒」であることが多い。慣れてくると分かってくる。手抜きの場合、同じ写真で別名義の子がたくさん見つかる。その場合は店ごと変えた方が良いだろう。

・和服だったりバニーだったり、衣装と世界観を統一しているお店は一見迫力がある。しかし結局脱ぐので、王道な店を知ってから行った方が楽しめると思う。コスプレが好きなら刺さるだろうが、そうでなければ肩透かしになる。

・お店では料金システムと在籍数を見て欲しい。「在籍数が多いが、継続して出社しているのは一握りだけ」の場合、所謂「出稼ぎ」を多く受け入れている店になる(後述する)

経験上、当たり外れが大きくて平均点が下がる。マイナス査定でよいだろう

・料金は、総額3万円台を目安にすると良い。そこから、コストを下げても大して変わらないから安い店でいいや〜になるのか、やっぱり高い店は違うぜとなるかは個人の感覚によるところが大きい。ただ抜くだけでいいならもっと安くできるし、満足感を求めるのであれば水準を上げていくべきだ。そのラインが大体3万円前後にあるなと感じている。

・インターネット上のランキングは大抵アテにならないが、ヘブン等のサイトのランキングは少しアテにしても良い。ランキング上位＝広告宣伝にコストをかけているので、経営面のやる気があると判断できる。ベストとは言わないが、ハズレの可能性は少し下がる。

キャストのどこを見るか

・まず、絶対に予約すべき。特に初心者のうちは。見た目や年齢の好みをモロに出していこう。当日欠勤で居ない、と言われることもあるので、第三候補くらいまで考えておくと良い。

・慣れてくると、当日フラッと行ってあえて完全ランダムのガチャを楽しむのも風情があるが、広いストライクゾーンとある程度の経験が要求されるのでオススメしない。

・口コミ0件の人は避けた方が良い。システム上、書き手が誰か大凡分かってしまうので悪い感想は書きにくい。再度店に行きたい場合は書くことが多い(口コミ割引等を採用している店も多い)。口コミ数が全てではないが、0件はギャンブル感が強い。

・遠方から来て短期間だけ勤務する「出稼ぎ」と呼ばれるシステムがある。固定客を付けようという意識が低いせいか、やる気がなかったりぶっ飛んだ言動が多い気がする。ずっと仕事の愚痴を言ってる、何もしたがらない、身体に縫い目だらけ、などなど。尖った人達は皆出稼ぎだった。話を聞く分には面白かったので、そう言うのが好きならあえて指名するのも良いだろう。

・掛け持ちしながら出稼ぎしてる流浪のプロみたいな人もいるが、それで満足度が高い場合は激レアの大当たりだと思った方が良い。

・最近だと、TwitterアカウントやLINEを用いて活動している人も多い。一応見ておこう。尖った言動が多いと、本番でも拘りが強い場合が多い。まず怖い。言動が安定している場合は期待感が上がる。

・あまり見た目や年齢に拘らない方が楽しいが、私は過去に「ストライクゾーンが化け物のように広い」と言われてしまったので何も言えない。自分の感覚で選んで欲しい。

・顔写真は全て加工され、年齢は表記より+5歳されていると思おう。慣れてくると、加工前の写真や化粧を落とした見た目を想像できるようになってくる。我々はむしろその努力と技術へ感動すべきだ。ハードルを下げて行こう

某サイトの利用方法

・店の名前+キャストの名前　でググると、大抵の場合某大型掲示板がヒットする。基本的にはクソみたいな情報しかない下水のような場所だが、糞尿と汚泥に紛れて砂金のような一粒の真実が紛れていることがある。「乳首が取れそうで心配だった」とか

・しっかり調べたい場合は、目を通しても良いかもしれない。人の言葉に左右されやすいならオススメしない。基本的には糞を見に行く場所だ。

・スレッド数が多かったり、書き込み頻度で話題になりやすい人かどうかがわかる。勤務期間も大凡把握できるので、そういった時間の情報を得るにはそこそこ有用かもしれない。

・NNがどうの、本番がどうのという話題には過敏にならない方が良い。だが、短期間で異常な口コミ数と高評価、ランキング上位、並ぶNNの文字……となったら「ってことはじゃん？」とウエストランドのように疑問を持っても良いかもしれない。そこから先に進むかどうかは貴方次第だ。

サービスやオプションについて

・以前少し話したが、マットの有無は予め決めておいた方が良い。やる場合はある程度時間が取られるし、店や相手によっては選択肢が無いパターンもある。

・マットがあると風呂屋に来たな〜という「確かさ」があるが、必須ではない。性行為慣れしていない状態だと落ち着かないだけかもしれない。相手の技量にも左右されやすくなる。ただ、シンプルにローションが気持ち良い。

・コスプレやプレイのオプションは、気になったら即頼むべきだと思う。金を使う時は節約するな。そんな微調整するくらいなら店ごと変えて金額を落とした方が良い。

・本番はなくていいからマニアックなことをしたい！という気持ちが強いのであれば、風呂屋ではなく別なサービスのほうが良い。そちらの助言が必要であれば手紙を出して欲しい。

・我々は一期一会の客になる可能性の方が高い。気になるプレイがあったら口に出して伝えるべきだし、爪が長くて痛いとか膝がめり込んでるとかもうちょっと位置ズレてとかそういうのは即伝えた方が良い。言えない気持ちも分かるが「言わなかった方が悪い」の世界だ。

・内容に関わらず、当日朝に爪を切ってヤスリをかけて、出発直前に髭を剃り、可能な限り身だしなみを整えた方が良い。嫌な顔されてブラックリスト入りしていたら悲しい。

まとめ　初心者プラン

・料金3万円台前後で、ヘブン等のランキング上位にある店から選ぶ。ホームページや写真が古臭い店は優先度を下げる。気になる個人がいるならその限りではない。

・絶対に予約する。気になったオプションは全部つける

・前日はしっかり寝て、体調を整える。恋に落ちるつもりで、自分から楽しむぞという心の準備も整える。身だしなみは直前にもう一度整える。

・当日、言いたいことは全部ハッキリ言う。我慢して残るのは後悔だけである。

簡単にだが書かせてもらった。一旦筆を置こう。何かあったらまた文をくれ。良い旅になるよう、羊達と一緒に祈っている。

メロスより