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『鬼滅の刃』時透無一郎の粘魚1万匹斬りを検証したら、やっぱり天才だった!

『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』で印象的な活躍を見せたのが、霞柱の時透無一郎だ。

すごい人である。
鬼殺隊の9人の柱のうち、最年少の14歳。
しかも、刀を握ってからたった2ヵ月で柱になったという。
天才だ!
ウルトラ天才だ!

一方で、ずけずけと遠慮のない物言いをするのも、この人の特徴。
刀鍛冶の里で炭治郎が出会ったとき、無一郎は刀鍛冶の小鉄と言い争っていて、まだ10歳の小鉄に向かって「柱の時間と 君たちの時間は 全く価値が違う」「刀鍛冶は戦えない 人の命を救えない 武器を作るしか能がないから」と言い放った。
炭治郎が「刀鍛冶は重要で大事な仕事です 剣士とは別の凄い技術を持った人たちだ」と反論すると、「くだらない話につき合ってる暇ないんだよね」と手刀を見舞って、炭治郎を気絶させてしまう。
身長160㎝、体重56㎏と小柄で、中性的な優しい顔立ちなのに、いろいろとギャップの大きな剣士なのだ。

本稿で考えてみたいのは、そんな無一郎が、上弦の伍の玉壺(ぎょっこ)と戦ったときの対応である。
玉壺は人間離れした奇怪な姿をしているが、「至高の芸術家」を自称し、惨殺した刀鍛冶たちの遺体をオブジェのように組み合わせ、「鍛人(かぬち)の断末魔」などという題名をつける最低なヤツだ。
玉壺の非道ぶりに、普段は冷静な無一郎も怒りを露わにするが、逆に何本もの毒針を刺され、「血鬼術 水獄鉢(すいごくばち)」で水の鉢に閉じ込められてしまう……。

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