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【緊急寄稿】家チャンスでぼくと踊ろう

昨日の全チン及びクラウドファンディングの活動報告でも書かせていただいたとおり、酒チャンスは年明けより不動産仲介「家チャンス」営業を始めます。本日は共同事業主である神宮前不動産株式会社の運営責任者にのみや氏よりどうしてこのようなプロジェクトが始まったのかご説明いただきたいと思います。


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この度ご縁があって不動産クラスタはもちろん
高円寺近辺にお住いのみなさまのオアシス
全宅ツイ会館にて、不動産屋さんを運営することになりましたにのみやです。

真冬の昼、奥行1mの酒場「酒チャンス」は奥行1mの不動産屋「家チャンス」になります。
さてどうしてこんな突拍子もない企画が生まれたのか、少しお話をさせてください。

夏も終わるころ、JFKのみんなと早く仕事が終わった日に酒チャンスを訪れました。お客さんで賑わいオペレーションもこなれ、とても良い雰囲気でした。少し先を見るとかずおさんがガードレールのいつもの定位置、関係者席でその様子を見ています。

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に「お疲れ様です。大盛況ですねー」
か「いやいや、まぁ今あったかいから。冬がなぁ。」
に「あー寒いと確かにつらいかも」
か「その点、不動産屋は冬いいよね。繁忙期だ…もん……ね(目がぎらぎらになる)
に「え…まぁ」
か「ここで不動産屋やった絶対いいな……!
に「え…?そう…ですかね。」
か「にの、ここで不動産屋やろう!!!!!
に「いやです」
か「これだ!これだ!!JFKやろう!!!
に「いやです」
か「早速飲み行って打合せしよう!!!!
に「いやです」

このままリンゴがつぶれる握力で肩を掴まれお洒落な焼鳥屋に連れていかれ「俺はできる人にしかお願いしないから」といういつもの違法薬物みたいなセリフに毒され気付いたら「やります!やらせてください!」とレモンサワー片手に絶叫していました。

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そんなわけで今回の企画は簡単に言うと
【駅徒歩1分という超抜群の”好立地”で
もっとも”現代的”な不動産屋さんをつくったらどうなるか】

というコンセプトです。

似たようなもので昔からある大衆酒場文化をリスペクトしつつ
現代の流行は最新の技法をそこに落とし込み
新しい文化を創り出そうとする”ネオ大衆酒場”があります。
家チャンスは業界慣習をリスペクトしつつ
メッセンジャーツールでの接客、オンライン来店
SNSを利用した媒体だけに頼らない集客導線を構築し
“ネオ駅前不動産”としての役割を模索する試み
です。

不動産屋さんって駅前にあるじゃないですか。
ネットが普及する前、当然集客において
立地は唯一にして最大の武器でした。
駅から近い路面店が最強!
駅から離れることにメリットはない時代です。
ネットが普及してからその状況も変わってきました。
集客方法に媒体への広告掲載がスタンダートになったことで
どこにあっても「この物件を取り扱っている不動産屋さんにいこう」と
いう導線が開かれたために駅前路面店一強ではなくなりました。
ただそれでも”来店”が当たり前だった当時。
アクセスのしやすさを考えて駅から近くの空中階の争奪戦になります。
今まで視認性が悪く避けられていた空中階でも集客ができる時代になりました。
そしてコロナという人類史に残る疫病が店舗の在り方を一変させました。
緊急事態宣言に伴う人流制限によりリモートワークを採用する企業が多くなり
非対面でコミュニケーションをとること手段が求められ
WEBミーティングツールで商談を行うことが当たり前になりました。
それまで接客の方法が来店、電話、せめてメールが当たり前の時代から
一気にITリテラシーが向上したわけですね。
そして賃貸仲介の現場でもオンライン来店は急速に普及しました。
それまでの来店への“距離”という概念が変わったことで
駅から近い空中階のメリットすらなくなってしまいました。
今一番トレンドといえるのは駅から遠くても空中階でも出店コストを抑え
DXを推し進め床を極力減らし媒体から反響を得る方法をハックし
オンラインで接客を行い内見は現地集合、契約もオンラインで
完結させる店舗といえます。

余談ですがオンラインで完結させる賃貸仲介の試みは
それこそ5年ほど前からアプリを使った知名度の高いものがあり
僕もそのオペレーションをしていたわけですが
当時はまだ対面接客が主流であり、WEBミーティングが一般的ではなく
ITリテラシーがまだまだ低かったのでどうしても
チャットが主な連絡手段になってしまい感情の機微を汲み取り、ニュアンスを伝えることが難しく細やかさに欠けたので満足度が低かったことが普及しなかった原因でしょう。

というわけで不動産屋さんは駅前の路面店という出店コストがとにかくかかる場所にお店を構える必要性が時代と共になくなっていきました。

とはいえ駅前の路面という立地は永遠の憧れ。
お店を構える必要性がなくなったというより
駅前の路面じゃなくても成り立つように店舗設計を
作り上げていったのではないでしょうか。

それに駅前の路面ってもう老舗が抑えていますし
絶対どかないですからね。
入りたくても入れない。

やっぱりみんな出せることなら駅前にお店出したいんですよ
でもそもそも空かないし。
家賃高いし。
…ほだらもう入れないやんけ!インチキ!インチキ!
もはや革命しかない(興奮)

でも僕たち不動産クラスタはなんと駅前路面店を持っている。
そうです、全宅ツイ会館です。

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この舞台で僕たち不動産クラスタが
【駅前の不動産業者】
をやったらどうなるでしょうか。

今、賃貸仲介で一番頭が痛くなる問題は
どうしても媒体からの流入に頼らざるを得ないという状況です。

今回の家チャンスでは媒体だけに頼らず
不動産クラスタの強力な拡散力
もう一度書きますよ。
不動産クラスタの強力な拡散力を利用してですね
視認性抜群の駅前立地を利用した様々な試みで
集客やお店の認知を広めようと考えています。
具体的に何をするかですか?
サンドイッチマンに決まってんだろ!(半ギレ)
総帥へ。お客さんキャッチするまで戻ってこなくて大丈夫です。

図1

さて、どのような企画が繰り広げられていくかは今後のお楽しみです。
みんなのお祭りですからこうやったら面白いんじゃないか!
というお話はどんどんください。
面白い企画を考え着々と準備をしています。

家チャンスは不動産クラスタで作る参加型の不動産屋です。
そして近隣に住まう方々で作る不動産屋でもあります。

今まで縁も所縁もなかったこの街ですが
最近、開業準備で街を歩くことが増え
どんどんその魅力に僕も引き込まれていきました。

なんでしょうか。このアジア感。インド感?
とにかく熱気がありますよね。
お洒落な古着屋さんがずらーと並ぶ中、いきなり中華料理屋さんがあったり
飲食店がぎゅうぎゅうに立ち並んでいるなーと思ったら
大きな八百屋さんが現れ派手な美容室にお洒落なカフェ
なんでもありの様相です。
駅前ではストリートミュージシャンが思い思いに感情をぶつけています。
音楽と食とファッションが生活のなかに溶け込んでいる
その独特の雰囲気が高円寺のカルチャーを生んでいるのではないでしょうか。

地主ファッションから派手な古着を着たお兄さんからゴスロリの恰好をしたお姉さん、その横でパジャマにサンダルで焼き鳥を買っている人がいます。髪色も様々です。こんなに多様性にあふれた人たちが”普通に”生活しているのってすごくないですか。

原宿も服装は色んな人がいますが大きく違うのは生活の息遣いを感じることです。
高円寺はおじいさんもおばあさんも若者も、日々の生活を自分たちが愛する高円寺という町のカルチャーの中で楽しんでいるなとお酒を飲みかわし感じました。

街の人全員がパワフルなんですよね。
そんなここに生活をする人たちのエネルギーに最新の仲介がもつ
「ひょっとしたら業界が変わるかも?」という
わくわくとエネルギーをぶつけたい。
それが家チャンスの思いです。

高円寺、最大のお祭りといえば「東京高円寺阿波おどり」がありますね。
当時の商店街青年部が町おこしのために企画したそうで
そもそもの名前は「高円寺ばか踊り」といったそうです。
みんなでばかになって踊って楽しもうというなんとも高円寺らしいお祭りじゃないですか。

そう考えると、今回の家チャンスという企画もそんな高円寺らしい
底抜けに明るい不動産屋さんたちのお祭りなのかもしれません。

このお祭りにあなたも参加して一緒に盛り上げてみませんか?

踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿保なら踊らにゃ損々。

神宮前不動産
にのみや


全宅ツイにご感心ご興味いただきありがとうございますウホ。皆様のご支援のおかげで楽しい企画が続けていけます。これからもよろしくお願いします。