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幸せになった猫ファミリー

写真は和子です。Uさんが撮った写真を写真に撮ったのでボケていますが、肉付きが良くなり、堂々としてきました。

Uさんが働いている会社の社長さんが、事務所の一部屋を和子ファミリーに使わせ、可愛がってくれています。和子は子猫二匹を人間たちに近づけないようにしていたそうですが、最近、警戒心を解き、人間を見ても逃げなくなったとか。

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和子はいつも子供を守っています。本当に子煩悩!この子猫の名前は空(そら)ちゃんです。

ちなみに和子は「えびすちゃん」になりました。この猫は、私の家に来たときは「和子」と呼ばれ、Uさんの家にエサ貰いに行ったときは「えびす」と呼ばれていた!

自分に優しい人の家をハシゴして、生き抜いていたのですね。

Uさんと私はエサをあげている以上責任を取ろうと、捕獲作戦を繰り広げました。Uさんが働いている会社の社長さんが「飼ってもいい」と言ってくれたから出来たことなのです。

「子猫も一緒に3匹全部を保護する」とUさん。「絶対無理、とにかく母猫だけでも保護して避妊手術するべき」と私。

意見が割れたこともありました。でも、結局三匹全員保護できました。それは一か月の闘い、まさに自分との闘いでした。その間、私たちはほとんど徹夜でした。

よく体がもったと思います。信じられません。天なる力が私たちを助けてくれたとしか思えない……。

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真っ黒子猫の名前は天(てん)ちゃん。二人合わせて「天空」(てんくう)。Uさんが考えてくれた名前。どれも写真の写真なのでボケていますが、とっても可愛い子たちです。

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天ちゃんはとってもシャイな女の子。最後まで逃げ回り捕まらず、この子は飢え死にするしかないのか、と私は一時あきらめました。

母猫を最初に捕まえたことを後悔しました。結局は、子猫を死なせることにしてしまったのか、と私は夜も眠れなかった。

でも、よくぞ、私の仕掛けたエサにかかってくれたね……。

私の成し遂げた人生最大の偉業は三つの命を救ったこと。これ以上の大仕事はありません。「わたしたち、すごいこと成し遂げたね」とUさんとジュースとかつ丼弁当で、この偉業の総括をしました。

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ついでに……

昨日、高齢者認知症の検査受けてこんな良い点数でした!体力も免疫も記憶力もバリバリに上がったのは、猫ちゃんファミリーのおかげ。

必死で行動したこと。三つの命に関わっているという悲壮な決意。それが、私を「鬼のように」元気にしたのだと思うのです。

和子、あなたは私にとっては、やっぱり、和子。

去年、大腸がんの手術を受けたとき、「あの猫を飢え死にさせてはいけない。私は必ず元気で帰ってくるから、生き抜いてね。絶対、あなたに安住の地を見つけてあげるから」と心に誓って手術台に上りました。

それは実現したのです。

和子の最初の子は今私が飼っているシロ。私は和子ファミリー全員を幸せにした。いえ、和子が私を幸せにしたのです。

和子は「えびす様」になって私に幸せをもたらしてくれた。「こんなに良い数値はこの病院で初めて見ました」とお医者さんが血液検査票を見て驚きました。和子のおかげです。

でもね、最大の幸せはUさんという友達をもたらしてくれたことでした! 

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