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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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消灯よ大地とねむるキャンプの夜

消灯よ大地とねむるキャンプの夜

季語:キャンプ( 晩夏 ) 現代俳句

キャンプは、野外で一時的な生活をすること

キャンプ場、灯りを消すと
まっくらになる場所も少なくないようです

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一つ鳴く山そのもののかっこうが

一つ鳴く山そのもののかっこうが

季語:郭公( 三夏 ) 現代俳句

かっこうは、カッコウ目カッコウ科の鳥

よくひびく鳴き声で
山そのものが鳴いているような印象も受けます

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かき氷かきくずしてはほおばって

かき氷かきくずしてはほおばって

季語:かきごおり( 三夏 ) 現代俳句
ほおばって=頬張って

かき氷は、削った氷にシロップをかけた氷菓

スプーンでざくざくと
掻き崩して食べるのもたのしいです

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いまの世におもいでの世に蛍とぶ

いまの世におもいでの世に蛍とぶ

季語:ほたる( 仲夏 ) 現代俳句

蛍は、ホタル科の昆虫のこと

おもいでの世は
自分の「思い出のなかの世界」のことです

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かきつばたかげも花咲く水のうえ

かきつばたかげも花咲く水のうえ

季語:燕子花( 仲夏 ) 現代俳句
かげ=影

かきつばたは、アヤメ科の多年草

その花が、池の水に
映ってみえることもよくあります

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目とじて耳だけになるふうりんよ

目とじて耳だけになるふうりんよ

季語:風鈴( 三夏 ) 現代俳句

風鈴は、音で涼をとるための小さな鐘

「目、とじて」と
5拍のリズムで読んでみてくたさい

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夕空よそまりそまらずヨットの帆

夕空よそまりそまらずヨットの帆

季語:ヨット( 三夏 ) 現代俳句
そまり=染まり

ヨットは、小型の帆船のこと

写生力、即吟力、発想力、想像力など
全てを鍛えて俳句を詠めればそれが良さそうです

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空にきえ空にあらわれつばめの子

空にきえ空にあらわれつばめの子

季語:燕の子( 三夏 ) 現代俳句

燕の子は、うまれたつばめの雛のこと

巣立ったあと
空を自由自在に飛ぶ方法を学ぶそうです

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むこうにもせかいかがやく噴水よ

むこうにもせかいかがやく噴水よ

季語:ふんすい( 三夏 ) 現代俳句

噴水は、空へ水を噴出する装置のこと

噴水の向こう側が
日ざしにかがやいて見えることもあります

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地方すでに人少なくてふんすいよ

地方すでに人少なくてふんすいよ

季語:噴水( 三夏 ) 現代俳句

ふんすいは、空へ水を噴出する装置のこと

こちらでは、街のなかが
以前よりどこかしずかな印象です

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前半身海光のなか────白日傘

前半身海光のなか────白日傘

季語:ひがさ( 三夏 ) 現代俳句

日傘は、夏の日ざしをさけるための傘

前半身は、からだの前面のこと
白い日傘を特に白日傘と呼ぶそうです

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行く雲よ風いっぱいにヨットの帆

行く雲よ風いっぱいにヨットの帆

季語:ヨット( 三夏 ) 現代俳句

ヨットは、小型の帆船のこと

ながれる雲とともに
海をすすんでいくヨットです

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あさってへはなびらを垂れ燕子花

あさってへはなびらを垂れ燕子花

季語:かきつばた( 仲夏 ) 現代俳句
あさって=明後日

かきつばたは、アヤメ科の多年草

花びらを大きく垂らすのが
特徴のひとつとされているようです

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田一枚間をうつくしく植えてこそ

田一枚間をうつくしく植えてこそ

季語:たうえ( 仲夏 ) 現代俳句

田植えは、稲の苗を田んぼに植えること

間(ま)を均等に植えられた
早苗田は見た目もうつくしいです

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