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韓国ワーホリ生活 7

J-STATIONについて、先生の作った教科書を1冊貰った。

そして、カンホとジョンギルという僕より1つ年下の二人を先生は紹介してくれた。カンホは同じハスクなので一緒に行動したら良いとの事だった。ジョンギルはそこそこ遠くに実家があり、カンホの部屋に転がり込んでいて、週末になると帰っていた。

カンホは少しぽっちゃりしていて、おっとりして優しい人だった。ファッションが好きで、日本に留学した後は日本でデザインをやりたいんだと言っていた。彼にアメリカンアパレルを教えて貰った。ミョンドンにアメリカンアパレルの店があった。ジョンギルは細くて音楽はメタルが好きな、冗談ばかり言っている人だった。

携帯電話を契約しに先生と出掛けた。携帯を持つ事なんて日本を出る時は考えていなかった。近くの携帯ショップに行った。スライド式の手の中に納まる位小さい携帯にした。

街には携帯ショップが沢山あった。店の前にサンプルがいくつか並べてあり、若いスラッとした兄さんがどうですか~っていつも言っているイメージだった。

教室でカンホ達と話したり、授業を後ろから見学したりしていた。

夕方になったらまた、花子達がきておしゃべりした。そしてみんなそれぞれご飯を食べに散らばって行った。外食が安いので、外食している人が多かった。

先生が一旦授業が終わり、カンホと僕と先生でハスクに戻ってご飯を食べた。

キムチ、韓国海苔はもちろん、10種類くらいおかずがあった。ご飯は玄米がはいっているのか少し紫っぽいような茶色いようなご飯だった。スープは干しダラのスープだった。干しダラと卵が入っている韓国の家庭料理だ。味は塩味?のような。随分食べていない。僕はこのスープがハスクで出る日はとても幸福だった。

そしてまた塾に戻り、先生は授業、カンホ達は授業とそれ以外の時間は空いた机で勉強。僕はぼんやりしていてカンホに聞かれた事に答えたり、塾にある教材で韓国語を少し勉強したりした。

そうして、塾も終わりの時間になって、先生とカンホ、一部の女生徒と飲みに行こうという事になり。正面にあるパンジャチプという居酒屋に行った。

パンジャチプは木造の古い雰囲気があるので、映画の撮影とかでたまに使われていた。中には特に愛想はないけど割とやさしいおばちゃんが三人くらいいつもいた。

そこで鍋をつつきながら焼酎を飲んだ。焼酎はチャミスルとチョウンチョロムがあったような気がする。ほとんどの店が焼酎はそれ。

ビールはhiteかcass。

パンジャチプではマッコリはやかんで出てきた。飲む器は日本の給食みたいなアルミ?の器だったような。珍しい事ではないのだけど。

そこでずっと先生は喋っていた。僕にも日本語で説明したりしながらずうっと喋って生徒達を笑わせていた。すごいなぁと思った。鍋を直接箸でつつくのは大丈夫ですか?と生徒の女性に聞かれた。僕は全く気にしない旨を伝えた。言われてみると、日本人だったら取り皿に、よそう専用のお玉でよそってから食べるかなぁと思ったけど、気分が高揚している為かいまいち思い出せなかった。韓国の酒のマナー(目上の人の方を向いて飲まない)とかご飯の食べ方とかいろんな事を教えてくれた。ご飯も酒も美味しかった。店の中は賑わっていてがやがやしていた。

みんなで店を出て、僕とカンホとジョンギルでハスクに戻った。

つづく。。。

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