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上に行きたい。

こんばんは。

久しぶりに、どうでもええわって多くの人に言われそうだけどもしかしたらどこかの誰かに刺さるかもしれないお話をします。

私は、「音楽やってます」って、それ以外の場所で知り合った人には基本的には言いません。

言ってしまうと、返答に困る質問をされることが多く、でも一生懸命それに答えようとしても、みなさんが想像してる世界とは違うようだから伝わらなかったり、そんなことまで言う必要ある?ってことまで説明しないと行けなくなったり・・・。徒労に終わることも多いので。

よく聞かれる「プロなの?」というのも、たとえばレーベルに所属していてもアルバイトしながら生計立てている人もいるし、逆に言えば自主制作、いわゆるインディーズでもライブ収入だけで充分の生活している人もいる。
そもそも、生活にかかる費用が人によって違うしね。

余談ですが、コロナ大流行中に不要不急の外出を控えてくださいとなった時、たとえ毎回ほぼ赤字でもライブハウスに呼ばれてお金を払って見に来てくれる人が1人でもいるなら仕事!と言う方もいました。逆に、それだけで生計を立ててないなら趣味だよ、と言う人もいました。
もちろん、個人の考え方なのでどちらでもありだと思います。でも、人によって捉え方って本当に大きく違います。

で、やっと本題。
「上を目指してるの?」

これが私は1番困る質問。

答えはYesなのですが、おそらく人がこの質問をする時って、武道館でライブするとかチャート上位に入るとかSNSでバズるとか話題のアニメやら映画の主題歌に抜擢されるとか、そういうことを指してるんじゃないかなと思うんですよね。

でも、アーティストとしては。そういう「上」って最優先に目指すところではなくて。

やっぱり、最高の作品だと、誰がなんと言おうと、これが私そのものだと言えるような、生まれてきたことを誇りに思えるような作品を生み出すこと、それが私にとっての至上です。

そのために技術を磨くこともする。

そして、やっぱり、聴いてもらって、作品や自分が大きくなって、育っていって、芸の肥やしになったり、変わるチャンスがきたりするから、広めることも頑張っています。

上に行きたい。
そんな一言だけど、私はそんな想いでYesと言っています。

(よろしければ今の季節にぴったりな曲、聴いてみてください。)


*kurumi rutile*

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