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#7【58歳女子 ロンドン留学日記④】~ただいまロンバケ中~

人生のうち、一度でいいから外国に住んでみたい!
この夢を、いま叶えることにしたロングバケーション中の58歳女子。

振り返れば、ロンドンに到着してからの3週間は、ひたすら生活の立ち上げに費やした日々でした。

どうするもこうするも円安。
Everything is so expensive!
買い物するときは、1ポンド200円で計算しています。


私の食生活 in London

日本から持ってきたもの

とりあえずの食べ物として準備したのは、
お米、お醤油、だしの素、塩昆布、ふりかけ、お茶漬けのり、インスタント味噌汁、インスタントラーメンなどです。(厳密にはダメなものもあるのかも?)
そのほか、小さな紙パックの白ワイン、ドリップバックコーヒー、チョコレートなどのお菓子。
これらは出発直前に近所のコンビニで突発的に購入したものですが、すぐに使うことになりました。
空港から直行しても、部屋に何かしらの食べ物があるって、本当に安心です。

鍋やフライパン、一通りの食器類や道具は備え付けられているのですが、
持参した道具としては
包丁、割れないどんぶりとマグカップ(百均)、お椀、小さな軽量カップ、小さなザル、使い慣れた箸、スプーン、フォーク。
さらに台所用スポンジやラップ、ジップロップの袋などもかさばらないので少量持ってきました。
全て大活躍しています。
台所用洗剤、ペーパータオル、ごみ袋などは現地で購入。
新居に引越してきたのと同じで、すぐに使う物はセットにしておくと便利でした。

ご飯を炊く

ロンドンに到着した翌朝、さっそくご飯を炊きました。
部屋にミニキッチンがあるので、機内でもらったお水と持ってきたお米で、練習した要領でレンジでチン!
まあまあの炊き立てご飯ができました。
朝はふりかけご飯、昼は永谷園のお茶漬けを食べて、前日のオリエンテーションへ出発したのでした。
日本人の私にとって、白いご飯は本当に優秀です。食欲がない時(&ご飯を炊くのに失敗した時)はとりあえずお茶漬け。おにぎりにして持ち歩くこともできます。

1合がレンジで9分、取り出して15分
炊き立てご飯の完成
ふりかけご飯

炊飯に関しては何度か失敗も重ね、わかったことがあります。それは、ご飯は軟水で炊くべしということ。
ヨーロッパの水は主に硬水で、私は最初こそ慎重だったものの、今では水道水を飲んでいます。全く問題なし。ですが、お米だけは軟水でないと美味しくならないのです。最初、硬水で炊いてカチカチになったり黄色くなったり。いまは炊飯のみのためにボルビックを買っています。

スーパーマーケットでお買い物

ロンドンには、いたるところに大小様々なスーパーマーケットや食料雑貨店があり、とても便利です。
牛乳、卵、チーズなどの乳製品や、りんご、キャベツ、トマトに豚肉やハム。日本のスーパーでもよく見かけるサラダ用の生野菜の袋も重宝しています。食材は概ねそんなに高くなく、日本より安いものも。どれも普通においしいです。最初に買った塩と胡椒とオリーブオイルもとても美味。
ビールとワインは毎回種類を変えてストックしています。

冷蔵庫の中はこんな感じ
飲み物やおやつも

毎日の食事

朝は日本にいる時と同じで、コーヒーにパン、果物、ヨーグルトなどで簡単に。
お昼は、なるべく何か持っていくようにしています。外食はもちろんテイクアウトで何か買ってもとても高いので、たいていの学生は何か持参しています。

登校初期、ご飯を炊くのを失敗して小さなライスボールに。弁当箱がないのでケーキの箱で。

夕飯は、自分でお肉を焼いたり野菜を炒めたり、スーパーの食材で簡単なものを作っています。一人の部屋でひとりの食事。ちょっとでも気分が上がるように音楽をかけたり写真を撮ったり…

豚肉のソテー。イギリスのお肉は美味しい
焼きそば。麺は1ポンド程度なので経済的
買ってきたものを並べるだけ

最初は台所のお湯の切り替え方も、IHコンロと電子レンジの使い方もわからず苦心したのですが、やっとわかってきました。

外食とテイクアウト

ある日、たまにはお昼を外で食べてみたいなーと学校の周りをぶらぶらしましたが、注文の仕方がわかりません。パンを選んで肉や野菜などの中身を選んで量を伝える、というのが自信がなく…。
結局、ほとんど人のいないスタバに入りました。英語の喧騒を逃れつつも、あー情けないと少ししょんぼりしつつ初めての外食をしたのでした。スタバで。

これで1700円

さらに週末も、たまには何かテイクアウトで買ってみたいなと量り売りの総菜屋などをのぞきましたが、これも買い方がわからず断念。寮の近くにケンタッキーがあり、機械で注文し(これも難しい)買って帰りました。

土曜日の遅いランチ

ロンドンで初ランチのお店はスタバ、初テイクアウトはケンタという結果に。ちょっと寂しいけど…。
その後、学校のディナークラブでトルコ料理を食べにいったり、クラスメイトとパブでフィッシュ&チップスを食べたり、日本人の友達トシとタイ料理を食べに行ったり、台湾女子と小籠包を食べに行ったり。少しずつ外食in Londonの体験を増やしているところです。

お風呂と掃除

シャワー

部屋にバスタブはなくシャワーのみなのですが、これも最初は使い方がさっぱりわかりませんでした。天井からシャワーが雨のように降ってくるタイプ。
着いた当日も翌日も、どうやってもシャワーを使うことができず(ネットでイギリスのシャワーについて調べるも…)、とうとう受付のお兄さんを呼びに行きました。
彼の悪戦苦闘の末、ついに雨が降ってきました!コックをひねるのにけっこうな力が必要だったようです。
お兄さんはずぶ濡れ。「タオル!タオル!!」と叫ぶお兄さんに「ヒア!ヒア!!」とタオルを渡す私。
こうやって、一つまた一つと疑問が解決されていくのでした。

余談ですが、私は日本では朝晩顔を洗いますが、イギリスではその習慣はないようです。小さな洗面台の蛇口のすぐ上には棚がついていて、顔を近づけるとぶつかってしまうのです。
私は最初、何度も顔をぶつけながら洗顔していましたが、やがて無理があることに気づき、今は顔を洗うのではなく化粧水で拭いたりしています。これも硬水と乾燥ゆえ、イギリスでは水を使った洗顔の習慣がないのでした。

さらに余談ですが・・・。渡英前、念入りに研究したウォッシュレット。グッジョブ!いい仕事してくれています。ロンドンに来て一番最初に嬉しかったことかも。

部屋のお掃除など

部屋の掃除、シーツの交換、タオルの交換。ホテルならこれらを毎日してくれますが、ここはホテルではありません。この3点セットをお願いすると、1回5千円以上かかります。
もったいないので、掃除くらいなんとか自分でできないかと思案し、クイックルワイパーのようなものを探しまわりました。家から持ってくればよかった…。
とりあえず似たようなペーパーだけは発見したので、スリッパで踏みつけてすり足で床を掃除。1週間頑張った後、ついに限界を感じ、週一のお掃除などをお願いすることにしました。
何ごとも、一度はジタバタやってみたい。だからいちいち時間がかかるのですけれど。

そのほか、ゴミの捨て方、捨て場所がわからない、持ってきたドライヤーが一瞬で小さく火をふいて壊れる、などなど疑問やハプニングは続きます。

4月の終わりでも寒いロンドン。
服装などのおしゃれ編は、次回に。

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