何故ここから、じいちゃん家の匂いがするのだ
正月に田舎のおじいちゃんちに帰ると、
独特の匂いがして好きだった。
昔からのお米とみかん農家で、大きな土間と農作業の小屋があって、
小さい頃、寒い夜に掘り炬燵で足をぶらぶらさせながら、
みかん食べて親戚みんなでずっと喋っていた。
懐かしいなぁ・・・あの匂い・・・
が、あのノスタルジックな個人的思い出が
この冬、意外なもので一気に蘇った。
それは灯油ファンヒーター
移住して、電気代がとんでもなく高いから
赤ちゃんがいるけどエアコンつけっぱなしにするのを躊躇していた私に、
義母が教えてくれた解決策「灯油ファンヒーター」
ファンヒーターをつけてびっくり、
「なぜ・・・ここからじいちゃんちの匂いがするのだ・・・!」
私がじいちゃんちの匂いだと思い込んでたのは、
農機具がある家だから、でも
昔からの大きな土間があるから、でもなく
ただ灯油を燃やす時の匂いだった。
つまり、ファンがある家どこでも私の田舎のじいちゃんちの匂い・・・
でも、
自分のノスタルジーを壊された残念さより
この灯油ファンの圧倒的優秀さがボロ勝ち。ありがとう灯油。
もう君を知らずに生きていた頃の私には戻れない。
ちなみに、
移住して百聞は一見に如かず的体験が色々あるから書きたい。
まず、大体の家の庭にはこういう物干しがあるし
ローカルCMって、
本当にロバート秋山がモノマネしてるやつだし
あと何より、東京ではあまり見かけなかった
スズキの軽たちが全ての道々で大活躍している
発見だらけの移住生活始まったばかり。
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