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無痛予定なのに発熱で緊急帝王切開出産した話①

「帝王切開か、そんな事もあるかもなぁ」程度しか考えておらず、
無痛で産んでも、会陰切れたら産後痛いだろうなぁなんて
先の心配ばかりしていたら、緊急帝王切開で出産になった。

帝王切開自体は、
無痛分娩の硬膜外麻酔を理解していたので全く怖くはなく、
術後も無事回復はした。

が、
無痛が出来ない事態を想定し無さすぎて、
かといって通常分娩になる訳でもなく、
陣痛をただずっと耐える時間が一番辛かった。
こんなケースもあるんだなぁと読んでいただければ嬉しい。

以下、
入院中に産後ハイで書き残していた日記に沿って。
↓↓


■予定日から8日超過、入院の日
(翌日、陣痛促進剤を打つ予定)
あんなに陣痛が来なくて精神ズタボロだったのに、

この日、朝からとんでもなく重い生理痛のような痛みがあり
歩くのもやっとな状態だった。

でもいつも裏切られて来た陣痛不信の私。
「はいはいはい。前駆陣痛ね」と真に受けずに生活していたが、
前駆陣痛とは明らかに違う痛さ。

家を出てタクシーへ。
乗り込むのもやっとで同乗の夫と話す気力もない。
夫は景色を見て何か言っている。
出産を控える顔面蒼白な妻の顔をまず見ろ、と
今は思うが当時は痛くてそれどころじゃなかった。

■15時
入院。立ち会いはしないので夫とここで別れる。
病院に来た安心感でひとまず安堵。

諸々(採血、採尿、着替えに抗原検査)を終わらせてNSTと内診。
「子宮口3センチ、5〜8分間隔で陣痛きてるね。
このまま今日産まれるかもね」
え、あれ、陣痛やったん。疑ってごめん

NSTを付けたまま、分娩台へ。

■17時
陣痛は変わらず来ているが、まだ耐えられるレベル。
と、ここで体内から温泉が沸いた。
しばらく呆然としたが、
あ、これは噂に聞く破水では。
内診してもらうと高位破水とのこと。
ちなみに、一回で全部出ず、数回に分けて出てくる。
股から源泉掛け流し状態が続く。

■18時
子宮口4センチ。
陣痛は結構辛いレベル。フーフー言いながら
あともう少しで無痛・・・と精神を保つ

暗雲

■18時半
急な悪寒。
気のせいにしたかったけど、
手足からゾワゾワ、体がガタガタ震えて流石にヤバいと感じる。
体温測定をお願いする。
この時、体温を測ってくれたのは研修医。

研修医
「36.1ですね!(元気いっぱいな笑顔で)」

??
いやいやいやいや
絶対熱あるよ?
まず私の顔見て?
計測ミスってない?
と思ってたけど、研修医とはいえプロだしそうなのかな・・・と思って様子を見てみる。

が、30分もすると
みるみる熱が上がる感覚があり
息も絶え絶え計り直しを申し出た。

研修医
「あ・・・・さ、39度です(無表情)」

うん、そうですよね⭐︎ 怒怒

担当医にそそくさと報告しにいく研修医。
不安でしかない私。

続く


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