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産後1ヶ月でメンタル爆発して「せねば呪縛」が解けた話【4】

↑前回はこちら


結局、一時間ほど泣きながら
「我慢してたんやね」
「今言ってくれてよかったよ」
と母に慰めてもらい、気持ちを落ち着ける事ができた。


その日を境に私の中で何かが変わった。

恥も外聞もなく泣いて弱音を吐き出したことで、
素直に家族に頼れるようになった。

しんどい時は素直に頼る事で、
自分の気持ちと体が回復し、
物事をポジティブに考えられるようになった。

そしてポジティブ効果は絶大だった。

自分を苦しめていた謎の「せねば」を辞めた


私の中に勝手に存在していた、厄介な「せねばルール」

これらをポジティブになるにつれて
「あーめんどい!やめやめ!」と脱ぎ捨てることが出来た。
ネガティブ状態だと、辞めることすら決められない程、心に余裕がなかった。

例えば

「決めたんだから始めなければ」と
いきなりワンオペに不安だらけの移住は、
結局一ヶ月先に延ばしにした。

例えば

「ここまでやったし、続けなければ」と
変な意地で辞められなかった母乳をスッパリやめて、完全ミルクにした
(私にはこれは大正解だった。辞めた日に飲んだお酒の美味しさったら忘れない)

そうして身軽になって回復していくと
不思議と我が子がめちゃくちゃ可愛くなってくる不思議。

この頃から、
「あれ・・・こんなに可愛かったっけ?」と写真が爆増。
ギャン泣きで寝なくても、前ほどこの世の終わりとは感じない


寝ない時は開き直ってワールドカップを一緒に観戦もした

知っている と 出来る は違った

出産前、育児漫画やSNSで散々
「あなたは一人じゃない。抱え込まずに周りに頼りましょう」の教えを
読み漁ってたはずなのに、
知っている と それが出来る は全く違うものだった。
当事者になった時、すっかり頭から吹っ飛んでいた。

人に弱音を吐く って簡単なようで難しい。
「私はまぁ大丈夫」って思ってたクセに
変に生真面目属性を発揮する私みたいなタイプの人は特にだと思う。
私は泣いて話した事が自分を見直す機会になったが、
あそこで泣くのも我慢して、赤ちゃんと二人で移住していたら・・・と思うと
ゾッとする。

自分の心と体が発する自分の本音を、
ちゃんと拾うべきだと感じた出来事だった。

穏やかな日にお宮参りもできた

呪縛は自分でかけている


もし今これを読んで下さってる方々の中で、
産後しんどくてどうしたらいいか分からない人がいたら、
思ってる事を誰かに吐き出してみてほしい。
誰かを介して話す事で、いつの間にか
何が自分をしんどくさせているかが、
見えるようになる気がする。
意外と、それは自分で作ってしまった呪縛だったりするから。

長くなりましたが、個人的な事を読んで頂いてありがとうございました。


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