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ペーパードライバー奮闘記 3  事故る

結論、
誰も怪我せず
車もほぼ無傷、
相手とのやりとりも円滑に終了した。

なので自戒のために書く。

それはフラグ

前回のリハビリドライブを経て、
何度か走っていると、
どれだけ苦手でも人間だんだん慣れてくる。

合流や車線変更はめちゃ不安なものの、
ある程度の距離は走れるようになる。

なぜか。
都内の永遠に右折が出来ない絶望感に比べれば
こっちは右折し放題バイキング。
そもそも初心者の私にも易しい設計になっている。
新居から義実家まで30分ほどで行く事もできた。

「案外ドライブも楽しいかもっ」
と、自分が上手くなった訳じゃないのに、
恐怖心も薄れてなんだか楽しくなってきていた。


交通量少なくてとても良い

そしてフラグ回収

あと数日でそろそろ東京に戻る頃。
「私が運転するよ」
と、に運転席に乗り込み家を出る。
大道路に合流する前の小さなT字路。T字路なので対向車はこない。

ここを何度か走っていた私は
「正面から車は来ない場所」と思っていた。

が、後で知ったが地元の人しか知らない側道があって、
裏技的に直進出来るようになっていた。

結果、直進車が来ていた。
それに途中まで気付かず、右折の直前で急ブレーキを踏む。

10キロも出てないけど、急ブレーキで車がグンっとなる。

う。。。
マジで危なかった・・・と思って
再発進しようとしたら

「ドン」と後ろから鈍い音。

後続車が1台、私のブレーキに気が付かずぶつかって来たのだった。

慣れは上達ではない


事故処理は一件落着したので割愛。

この出来事で、
慣れてきて「大丈夫」モードだった気持ちが
鉄球に破壊された浅間山荘よろしくボコボコになり
経験値浅いくせに余裕かましてた自分が情けなくなった。

運転に慣れる=上達 ではない
という自明の事実を身をもって実感した。
それはただの油断 だったのだ。

そして何より、「誰かを乗せて運転する責任」をめちゃくちゃ感じた。

当時お腹に赤ちゃんがいて、夫も犬も乗っていた。

一瞬の判断ミスやうっかりで、
大事な人達をとんでもない危険に晒してしまう。

落ち着いてから改めてさっきの出来事を振り返ると
大事に至らず良かったのだけれど
一歩間違えていたら・・・と怖くて怖くて仕方なかった。

この件を経て、
無くなりかけていた車への恐怖心が復活し、
「嫌だ、乗りたくない」と、振り出しに戻ってしまうのだった。

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