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シンガポール🌺ぼっちアフタヌーンティとセントーサでの史跡巡り🌺女ひとり旅🌺2017年2月#2

皆さんこんにちは。前回の続き、一人海外旅行 シンガポール後編です。
シンガポール二日目はセントーサ島に足を延ばしました。
セントーサ島への行き方は、MRTハーバーフロント駅直結のショッピングセンター、ビボ・シティからのアクセスになり、主に3通りあります。
一つ目がセントーサ・ケーブルカー(Sentosa Cable Car)というロープウェー。

二つ目がセントーサ・エクスプレスというモノレール。
そしてセントーサ・ボードウォークを行く徒歩。
今だったらおすすめしたいのは3つ目の徒歩。屋根付きの動く歩道とウッドデッキを約550m、約15分ほど歩いていく方法です。入島料S$1がかかると聞くのですが、払う場所がわからなくて、私は今まで払ったためしがありません。なので、実質いつもタダで行っています。
この一人旅した時の当時は、ボードウォークの存在を知らなかったので、セントーサ・エクスプレスのモノレールで島に渡りました。この方法が一番スタンダードな行き方なんじゃないかと思います。
ここで、セントーサ島の交通事情ですが、島の中には循環バスが走っています。また、モノレールも島内に駅が3つあります。このバスとモノレール、島の中であれば無料で乗ることができます。
おまけに、帰る場合も、MRTハーバーフロント駅のあるビボ・シティまで無料で乗車できるので、セントーサ島に渡ってしまえば自由に乗り放題。
こんなわけで、先ほど歩いていくのをお勧めしたのです。行きはあるきで、帰りはモノレールと言った感じです。
おや、ケチくさいというご意見が聞こえたようです。いいえ、節約家と呼んでください。

さて、話は二日目セントーサ島に着いたところに戻ります。このときは、最終駅の『ビーチ駅』まで行きました。こちらからアクセスできるのが、シロソビーチです。

シロソビーチは全長850メートルと長いビーチなのですが、ハワイとか沖縄の美しいビーチを想像するとかなりがっかりします。遠方には無数のタンカーが航行していて、海もそれほど美しい!という感じはありません。やや期待外れなところもあって、適当に散策したところ、到着したのがシロソ砦。

お恥ずかしい話ですが、訪問時、私はシロソ砦の存在すらも知らず、なにか博物館のようなものがあるから入ってみようという感じで訪れました。
しかし、日本人として、知らなくてはいけない場所だったんだなと実感します。
シロソ砦は、1880年代、重要な港であったシンガポール港を守るために、イギリス軍が建造したものです。

1942年2月のシンガポールの戦いで陥落し、1942年から3年間、日本はシンガポールを占領、「昭南島(しょうなんとう)」と呼び名まで変えていました。そして第二次世界大戦の終わる1945年まで日本軍の捕虜強制収容所として使われていました。
みなさんはこの事実をご存じでしたか?

この場所は、この悲しい歴史などを詳しく知ることができる博物館となっています。要塞化された軍用構造物やトンネルの跡、砲撃台を見ることができます。また、日本軍の侵攻から、第二次世界大戦末期に日本が降伏するまでの過程が展示されています。
シンガポールの観光というと、華やかな観光地のイメージですよね。
私もその一人で、今回浮かれてシンガポール観光に来ましたが、日本がシンガポールに対してこのような歴史があったということは知らなければいけなかったんだ、と非常に反省しました。
みなさんも機会があれば、この歴史に触れてみてくださいね。

見学も終わり、それではセントーサ中心部に移動しようということで、再びモノレールに乗ってもよかったのですが、シロソエリアからジャングルウォークができるトレイルがあることを発見したのでこちらを行ってみることに。ゴールがどこなのかややわからずに不安を覚えながらも、森林浴を楽しみながら散策を続けました。トレイル散策は30分くらいでしょうか。ジャングルとはいえ、トレイルはきれいに舗装されていて、子供でも安心して歩くことができます。また、緑豊かな中、時々滝などあったりして気持ちよく歩くことができました。

トレイルのゴールは、セントーサ ネイチャー ディスカバリーにつながっていて、ここからモノレールのImbiah(インビア) Stationに抜けることができました。

セントーサ ネイチャー ディスカバリー

ここでは、超巨大なマーライオン像がどどんと出現。その高さ高さ37メートル! 巨大です。何と上に登ることができて、口から景色を展望できるというシュールな像です。

2017年当時はこんな風にこの巨大マーライオンを拝むことはできたのですが、再開発のため、2019年に取り壊されることになりました。もう現在はないのでしょうか。

今は亡き親玉マーライオン

調べてみたのですが、もう取り壊し済みなのか、まだ残っているのかわかりませんでした。が、グーグルアースで見る限り、この一帯は鋭意工事中のように見えます。この大きなマーライオンがなくなってしまったのは残念ですね。
歩き疲れたので、セントーサ島を後にします。

セントーサ島は、ユニバーサルスタジオや水族館、ウォーターパークやカジノ、ジップライン・リュージュなど、楽しくて華やかなスポットがいっぱいありますが、ちょっとあまのじゃくな私は今回のような人が行かないスポットを巡ってみました。皆さんだったらどうですか? みなさんの旅のスタイルもぜひコメント欄から教えてくださいね。

三日目。シンガポール最終日ですが、深夜便のため、一日観光ができます。この日の午前中は、市内中心部にあるプラナカン博物館に行きました。

プラナカン(Peranakan)とは、マレー語で「子孫」という意味であり、プラナカン文化とは、マレー人と華人の文化が混ざり合った独自の文化のことです。

プラナカンタイルやプラナカン建築はとってもカラフル。かわいいものが好きな方ならぜひ触れてほしい文化です。
博物館は、プラナカンの起源や生活のようすなどをフロアごとに学ぶことができます。
調度品、食器、服飾、アクセサリーなど、ワクワクする展示がずらりとならびます。

その中で私が一番感銘を受けたのが、ビーズの刺繍で作られた作品です。花や鳥などのモチーフが鮮やかに描かれています。

ビーズでできてます!!!

壁掛けなどの飾りやシューズなど、様々な作品を見ることができました。遠くから見ると華やかな絵のようなのですが、近づいてみると、それは一つ一つの小さなビーズで形作られています。これ作るのにどのくらい時間がかかるんだろう!と気が遠くなってしまいました。
プラナカンの少女たちは、花嫁修業としてこのビーズ刺繍を習得していたのだそうです。私みたいな大雑把な人間には到底無理。当時のマレー地域に生まれなくてよかった!と思う一方、この華やかな文化にじかに触れてみたかった、とも思うのでした。
シンガポールでは、市内から少し離れたカトンという地区で、プラナカン建築を楽しむことができます。こちらもカラフルな家々が並ぶ、素敵な地域です。

さて博物館の見学を終え、ランチ、……と行きたいところなのですが、もう少し時間をおいて、アフタヌーンティーをいただこうと思います。
イギリス統治のなごりでイギリス文化が残るシンガポールは、多くのホテルでアフタヌーンティをいただくことができます。ガイドを見ると、どこのホテルも素敵なラウンジで、迷ってしまいました。
結局決め手になったのは、スイーツはスタンドで出てきて、セイボリーはブッフェ台から好きなだけ、というモリモリスタイルのアフタヌーンティを提供している、グランド ハイアット シンガポールの10 SCOTTSに決定。こちらは、日本から事前に予約しておきました。
ちなみに、2023年の現在でも同じようにスイーツはスタンド、お食事系はブッフェというスタイルでアフタヌーンティを提供しているようです。
グランド ハイアット シンガポールは、オーチャード駅からすぐのところにあるので、ホテルをチェックアウトしてそのまま向かいました。
アフタヌーンティって、のんびりとソファに座って優雅にお茶を楽しみながらスイーツを味わうもんなんじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、どうしても、ブッフェというパワーワードにやられてしまうんですよね。
店内に案内されると、周りはみな女性グループできゃあきゃあという感じで、私は一人で、しかも傍らに旅行キャリーケースを携えて、ちょっとした珍客となってしまいました。
席に座ってすぐ、スイーツのスタンドが来るかと思いきや、現れたのは見たこともない料理。え、これはいったい何なんだ!とおもったのですが、すべてのテーブルにサーブされていて、どうも、ちょうど春節前ということもあり、サービスとして提供されたもののようです。
こわごわと口をつけてみますが、食べたことのない、謎の味。おいしいかと問われたら、うーん、もう結構です、という感じ。

魚生(ユーシェン)

調べてみると、このお料理、魚に生まれると書いて、魚生(ユーシェン)という料理で、刺身、きゅうりなどの野菜、そしてコリアンダーにお酢と油、砂糖をかけたもの、とのこと。説明だけでは全く味の想像がつかないですよね。いえ、食べても説明のしようのない味でした。
シンガポールの旧正月では、この魚生(ユーシェン)という料理を使ってローヘイ(捞起)いう伝統行事を行うのだそうです。そのやり方ですが、食べる時にみんなで皿を囲んで、具材を高くほうり上げながら混ぜます。そして、みんなで「ローヘイ(撈起)!!」と掛け声をかけたり、願い事を声に出したりするのだそう。なかなか面白い、ちょっとシュールな伝統行事です。
このホテルのラウンジ、10 SCOTTSにおいてはどこからも『ローヘイ!』という声は聞こえませんでした。当たり前ですね。
結局私は、この魚生(ユーシェン)については一口味見程度にいただいただけで残してしまいました。申し訳なかったです。
しかし、スイーツのスタンドもブッフェ台のお料理ももりもりたべなければいけないという試練があるのです。

スイーツスタンド。キラキラしてます(一人分)

料理台はホットミール、コールドミールかなりの種類のお料理があって、本当に大満足でした。
夕飯が不要なくらいに満腹のお腹を抱えて、帰国するためにチャンギ空港へと向かうのでした……。

こうしてシンガポール一人旅は終了しました。
またシンガポール行きたいなあ……とつぶやいたところ、皆様朗報です。
何と、シンガポールに行くことになりました!!!!!!!!!

やったーーーー

コロナ禍になって海外旅行を自粛してから初、約3年ぶりの海外です!
ということで、次回は、「3年ぶりの海外」のブログになります。

感想・コメントもありましたら是非お願いします。

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