見出し画像

【ハワイ島】念願のマウナケアへ!レンジャーの事前チェックで登ることができないですと!4WD車なのに、なぜ?!【2024年1月#10】

前回ハワイ島6日目の続きです。

午前中は歴史公園を見学し、ホテルに戻った私たち。
ステーキを焼こうとBBQコンロエリアへとむかおうとしたところ、
夫から「再開した!」という小さな叫び声が上がりました。
諦めていたマウナケアロード(Maunakea Access Road)が再開したというのです。
BBQはもちろん諦めて、急遽マウナケアに出かけることにしました。

ワイコロアからのビジターセンターまでは、車で約1時間です。
途中、ガソリンスタンドで給油して向かいます。
レンタカーは明日返却なので、満タンにせずに残量を計算して給油しました。

これから向かうマウナケアの標高は4,205 m。
お隣のマウナロアよりも35 m高く、ハワイ諸島で最も高い火山です。
マウナケアは、裾野にあたる太平洋の海洋底から測ると、1万メートル以上の高さがあり、その高さはエベレストを抜いて世界で最も高いというから驚きです。

マウナケアは標高が高いので、ハワイといえども、冬になれば気温はマイナスになり、雪が積もります。
ハワイ語でマウナ(mauna)は、「山」。
ケア(kea)は、「白い」という意味で、雪が降る「白い山」という意味です。

まず向かうのは、
オニヅカ・ビジター・センター
Onizuka Center for International Astronomy Visitor Information Station

オニヅカ・ビジター・センターに到着しました。
ロケーションはマウナケアの中腹、標高約2,800mの場所にあり、
山頂に登る人は、必ずここで30分以上の休憩をとる必要があります。
理由は、高山病にならないように体を慣らすためです。

それではこちらのインフォメーションステーションに入ってみましょう。

早速、望遠鏡が展示されています。
ここマウナケア山頂付近は、天候が安定し、空気が澄んでいることもあり、天体観測にもってこい。
そのため、世界11ヶ国の研究機関による合計13基の天文台が設置されています。これは山頂付近の模型です。
日本のすばる望遠鏡もここにあります。

そしてこちらは売店にもなっていて、Tシャツや様々なグッズが売られています。ただ、食べ物は置いていませんので、必要な方は持参が必要です。
ご覧の通り、唯一、宇宙食ならば売っています。

建物の外に出てきました。みなさん、こちらで30分の休憩中です。
散策路もあるのでちょっと行ってみましょう。
貴重な植物があるので、靴底をきれいにしてから向かいます。

こちらで見ることのできるのは、絶滅危惧種である「シルバーソード」和名「銀剣草」を見ることができます。
それがこちら。名前の通り、銀色の剣のようですね。
シルバーソードは、ヒマラヤとマウイ島のハレアカラ、そしてハワイ島のマウナケアだけに生息しているといわれている希少な植物です。
シルバーソードは十数年に1度しか花を咲かせず、花が咲いた後は、枯れてしまいます。

このエリアにはポリアフの祭壇もあります。
ポリアフはマウナケアに住むといわれている雪の女神で、火山の女神ペレとしばしば敵対しているそうです。
今日では、ハワイ島の南半分であるキラウエア山とマウナ・ロアをペレが、島の北側はポリアフが支配しているといわれています。

30分の休憩を終え、山頂に出発です。頂上までは車で約30分かかります。
出かける前にレンジャーのチェックがあるようです。
四輪駆動でないと上ることはできません。でも、私たちは大丈夫。

・・・のはずでしたが、レンジャーさんの許可、おりませんでした。

理由はガソリンがガソリンタンクの半分を下回っていたからです。
いやいや、何マイル走れるか計算してガソリン給油してきたんですよと言っても全く通じず、今回は頂上に行くことができなくなってしまいました。
せっかく4駆を借りたのに。
仕方なく、このセンターからサンセットを眺めることにします。

眺めていると、人通りがかなり激しくて、よく見ると皆さん前方の山に登って行っているようです。
せっかくなので、私たちも登ってみることにしました。

この空気の薄い高地で、しかも強風の極寒の中、山に登ることになるとは思いませんでしたが、頑張って向かいます。

何とかポジションを見つけました。
それではサンセットを楽しみましょう。

美しいサンセットでした。

あたりが暗くなるまで待ち、星空を楽しもうと思います。

この日の月の満ち欠けは半月だったのですが、月って本当に光が強くて、期待していたような星はあまり見ることはできませんでした。
マウナケアに登る前には、天候と道路の状況、そして月の満ち欠けのチェック、そしてガソリンの残量が重要だということを、今回深く深く感じました

そして部屋に戻って最後の夕飯。
BBQコンロは使用できませんでしたが、フライパンでもまあまあおいしくステーキを焼くことができました。

明日は残念ながら帰国日です。
頑張ってパッキングします。

あわせて動画(https://youtu.be/LMR3l7G2_oo)もご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?