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『未来のおもいで』読書感想文

今日のお出かけのお供に連れて行ったのはカジシンの『未来のおもいで』でした。

ネタバレしないように感想を書くのは難しいけれどこういう違う時代を生きている2人の恋の行方が哀しいラストだと読んでいる方も切なくなりますが、このラストは夢のある終わり方で良かったです。

過去を変えることで生じる歪みは、未来にどんな影響を及ぼすのかわからないから、読んでいてハラハラすることもあれば、実在する山の素晴らしい景色の描写に癒される。

ただ作中の災害の日付が、今年の「ある日」だというのが、カレンダーで確認すると曜日まで同じだったので、何事も起こらず無事にその日が過ぎることを願ってやみません。

本編を読んだ後には、シナリオ版も付いていて、お得感のある文庫本でした。

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