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『時をかける少女〈新装版〉』読書感想文

こちらはカドフェス2021から積んでいた本ですが、何度も映像化されている懐かしい作品です。


筒井康隆さん作
細田守監督作品のイラストですね。

『時をかける少女』の映像と言えば、原田知世さんのものが一番印象深いけれど、それよりも前にドラマ化されていた『タイム・トラベラー』の原作としても思い出深いです。

あのシリーズはSF好きにはたまらないドラマばかりでした。

そして『時をかける少女』と聞いて真っ先に連想するのはラベンダーです。原田知世さんが歌う曲と共にその香りも思い出されます。

お話としては短いものなので、この新装版にも他に2作品が掲載されていたし、それらは初読み作品でもあったのでお得感もありました。

『悪夢の真相』は、星新一さんっぽい雰囲気の作品で好きでした。

胸躍らせてSF作品を読んでいた頃、超能力やテレポーテーションなどの不思議な力の魅力にとりつかれていたけど、それは当事者ではないからのことで自分にもしそんな力があったなら、異端者扱いされることを恐れて固く口を閉ざしていただろうなぁ…。

未来人と関わった記憶が消されることも切ないけれど、この手のお話のお約束ですよね。

現実でも、こんな風に未来人が私たちの世界の中にこっそりと紛れ込んでいるのではないか?な〜んて想像してみたりもしました。
SFってホントにロマンがあります。

この先、世界はどんな風になっていくのでしょう?
現代人の私たちが羨むような楽しくて明るい未来であってほしいですね。


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