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「元利均等返済」と「元金均等返済」

●元利均等返済とは

元金と利息を合わせた返済額は変わらず、
返済金額に占める元金と利息の割合が
だんだん変化する返済方法のこと。

特徴は、毎月の返済額が変わらないこと。

メリットとしては、

・返済額が一定のため、将来の家計収支が
予想しやすくなる。
・元金均等返済に比べて、返済開始当初の
返済額を少なくすることができる。

デメリットとしては、

・元金均等返済に比べ、総返済額が多くなる。


●元金均等返済とは

元金を返済期間で均等に割り、残高に応じて
利息を計算し、毎月の返済額を算出する返済方法のこと。

特徴は、元金の返済額が一定であること。

メリットとしては、

・返済額は返済期間に応じて少なくなる。
・元利均等返済に比べて、総返済額を少なくすることができる。

デメリットとしては、

・返済開始当初の返済額が多く、返済負担が大きい。
・借入時に必要な収入も高くなるため、借入可能額が少なくなる場合がある。


●元利均等返済と元金均等返済の返済額比較

例:借入額1,000万円、金利 年3%(固定)、
  返済回数240回(20年)、ボーナス返済なし

元利均等返済の場合

初回の返済額 55,459円
10年目の返済額 55,459円
20年目の返済額 55,459円
総返済額 13,310,255円
支払利息総額 3,310,255円

元金均等返済の場合

初回の返済額 66,666円
10年目の返済額 54,270円
20年目の返済額 41,770円
総返済額 13,012,429円
支払利息総額 3,012,429円

●まとめ

総返済額が抑えられるという理由から
「元金均等返済」に魅力を感じますが、
一般的には返済計画の立てやすさから
毎月の返済額が変わらない「元利均等返済」が
選ばれる傾向にあるみたいです。

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