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俳句 竹笋生の頃

    筍の皮むくパリリ壁破る

    筍の皮の内側脈白し

    笋や穂先は明日を拓きたし
    笋(たかんな)

 筍は、成長につれて姿の変化の激しい植物だと感じます。妙なたとえですが、まるで鰤のようなのです。
 皮の外はびっしり毛羽立ち獣じみているのに、内側は 白く美しい筋が透かし模様のよう。
 筍も、豊作 不作の年があり、今年はこの辺りは豊作らしいです。産地によって柔らかさや地味の違いがあるのも 土地なのか手入れなのか いや両方ですね。筍好きは暫く嬉しい山の恵みです。

竹笋生(たけのこしょうず)七十二候
    タケノコが生える頃

写真の絵は アザミ と タケノコ
七十二候の言葉に絵(墨彩画)と俳句を合わせる挑戦をしています (只今24/72)


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