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短歌 アイビー

  延びすぎたアイビーを刈る捨てた枝
        拾う矛盾を一人笑いつ



昨日は草刈りや伸びた木の剪定をして一日がすぎました。
 せっかく刈ったのに ついつい 枝ぶりの良いのを拾いあげては 活けていると 強健なものは根がでます。困りものです。よせばいいのに。

 好きな俳句に 河東碧梧桐の
   さくら活けた花屑の中から一枝拾う
という句があります。この一枝拾う 動作をして
碧梧桐の気持ちになります。今時の‘’推し‘’に近い感覚です。
 碧梧桐は、墨蹟も悠然としていて 墓石の文字は自筆で、雲 の一字。もう随分前、墓参りに出かけました。一日がかりで汗だくになりながら探しました。その頃は 推しという表現はなかったのですが、その‘’気分‘’をピタリ言い表している気がします。

写真は アイビー
    これは要注意です。最初は10センチ程度
    の小さな一本が、いまや、恐ろしい勢い
    です。
 
  


  
      
     


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