3行日記 #187(変わったお客様、リハウス、猫を追う)
五月二十三日(木)、晴れ
小満、蚕起食桑、かいこおきてくわをはむ、蚕が盛んに桑の葉を食べ始める。
小満、天鷚驚雲、てんりゅうくもをおどろかす、雲雀が天高く飛んで雲を驚かす。
夕方、いつもの喫茶店のカウンターに座っていると、となりの机を拭きに来た店員の女性のようすがおかしい。見ると、蜂のようなちいさな昆虫がいた。店員の女性はいったん戻り、紙コップと紙を手に戻ってきて、蜂のうえに紙コップをかぶせ、下のわずかな隙間に紙を差しこみ、そのまま閉じこめた。変わったお客様ですね、と常連さ