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パーソナルトレーナーの憂鬱。

やぁ、いらっしゃい。今日も来てくれてありがとう。

記事は書ける時に一気に書く。これ鉄則。
書いてる今日は11月12日。日曜の昼過ぎに自宅でカタカタ。

土曜は楽しく一日過ごしたからね、寒いし室内環境さ。
三本書けたらいいなぁ、これは二本目。


パーソナルトレーニング。


昨今はトレーニングブームと言われている。

とは言ってももちろん一定層の人たちに偏りのある業界。
日本はオイシイもので溢れている国だからね。

その反動で、ついつい体に脂肪を蓄えてしまうこともある。
電車とか乗ってると、まずまずわがままボディな方も少なくない。

本当にブームキテるのかしら・・・と思うこともあるけど、やはり上手く継続できている人は引き締まっている。

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最近では特にパーソナルスタイルが流行っているよね。

1人のトレーナーが完全予約で原則マンツーマン指導。
適切なトレーニング内容と、継続的なカリキュラム計画。

基本的に指導の通りに実践していけば、大体は痩せる。

流行りのはしりはやっぱしあのCMだろうね。
ビフォーアフターが露骨に変わるやつ。笑

開業。


パーソナルトレーニングは何気に整骨院のような健康系・治療系産業と親和性が高い。

K氏は元々整骨院のトレーニング部門で働いているトレーナー。
若く、専門学校を卒業をしたときから、紹介にて整骨院に所属していた。

整骨院の中に、重器材を置くわけにも行かないので、整体部門とは別に、階層を分けたりすぐ近くのスペースにパーソナル部門を置くのが一般的。

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そもそも、整骨院業界も本業だけじゃちょっと厳しい時代。

というより、店舗数が多すぎての業界。
供給過多の場合、ユーザーとしてもどこが良いのか分かりづらい。

近隣ネットワークの噂でも、あそこが良い、ここがダメという噂で結構差がついてくるのはおなじみの話。

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K氏も悪いなりに、奮闘。お客さんはそれなりにいてファンも多かった。
顧客は奥様層が多くを占めている。地域密着だね。

一方、整骨院は少々苦戦状態。

K氏とオーナーの考え方と、徐々に反し合うようになっていき、程なく独立を決意することになる。

相談。


まだまだ若く、無知なK氏は色々とぼったくられそうになる。

独立するのは既存拠点。
整骨院オーナーの許諾を得て、顧客を継続。

かわりにスペースの家賃をオーナーに毎月支払うことで合意した。

若くして、晴れて事業者として独立。
事業所と顧客をそっくり引き継いでスタート。

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家賃は整骨院オーナーに発生こそするが、それはまぁどこでも同じ条件。

このK氏には随分振り回されることも多いが無知の蛮勇。
もう少し取れ高が上がるまでは泳がせようという感じだね。

内装や税理士、トレーニング機材、集客。
随分と協力してあげたもんだよ。

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2023年1月4日オープンと、またややこしい時期に駆け込みだった為、一層慌ただしいものとなった。

どうあれ、少しのトラブルはありつつも稼働出来るくらいには完成。
リニューアルされたトレーニングスタジオは、大型重機二台と内装もキレイ。

元々少し野暮ったい雰囲気を一掃して、若者向けのお店に切り替わる。

超感謝されつつ、お祝いの観葉植物を送ったのが少し懐かしいね。

紆余曲折。


仕事をしていればいろんな事もある。

パーソナルトレーニングはあくまでマンツーマンビジネス。
しかも若手の新鋭店舗。

価格的に突っ張っていくか。
それとも控えめに地域に馴染んでいくか。

大体この二択で悩みそうなもんだけど、そもそも元々の顧客の兼ね合いもあり、後者寄りの価格設計を選択。

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一応新規向けの料金プランは作成しているが、基盤は既存客。
それなりに時間の圧迫を受けていたため、一名友人のトレーナーと共にスタートを切る。

やっぱしね、こういった新規オープンを友達と始めるとこじれるんだよね。

K氏はオーナーとして、色々発想し行動に移していく。
片や友人は、最低限の保証があり安全主義に走り出す。

1年を待たずして、顧客離れを起こすのが友人の方。

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体験入会を持つのは基本的に友人。
入会に至っても、長く持たない。

K氏が指導をしても、責任感が育たず機会損失。
たまるフラストレーション、表情は険しく焦りが見え隠れ。

月に1回程打ち合わせをしているんだけど、夏を越えて涼しくなってきた頃くらいから雰囲気が怪しい気はしていた。

1~2年のお客さんあるあるだけどね。

新規事業。


ある時、唐突にK氏からまた相談が来る。

「マシンピラティスを考えてます」

ピラティス。ベッド型の機材で伸び縮みするワイヤー。
そこにはバネや滑車が付いていることで、力加減の調節が出来る。

手や足に通したワイヤーを様々な姿勢で引いたり戻したり。
これにより、姿勢や体幹を徐々に鍛えていくことが可能。

美しいボディラインと、インナーマッスル。
美容効果にも良いとされており、一部で人気のトレーニング項目。

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ただ、流石に男性二人のトレーニングスペース。

お客さんは女性が多く、トレーナースタッフに女性を据え置く必要があるのでは、という疑問も当然生じる。

そうなれば、マシン代はもちろん。
採用コスト、教育、給与、福利厚生、果ては通勤費まで毎月かかってくる。

言い出したきっかけは周りにピラティス店が少なく、顧客ニーズがあるから。

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一見悪くない印象。
とは言え、これで上手く回ったとする。

そうすれば次は近隣に競合マシンピラティス専門店が出てこないか。

良くも悪くも、パーソナルトレーニングのバーターのようなピラティス。
ピンポイントでピラティス専門に構築された近隣ライバルを相手にするのは分が悪い。

ピラティスを加えたことで、パーソナル専門とも謳えない。
果たしてこれはどう判別するべきか。

これから。


K氏は若い。

したい事と、するべき事は切り分けて考える必要がある。
ピラティス自体は流行もあるし悪くはない。

ただ、ねぇ。
友人の雰囲気を聞くと、新しい女性トレーナー。
多分揉めるよこんなの。

誰のせいかと言えば、頼りない友人なんだけど。
それを許してしまっているK氏に責任は降りかかる。

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私でなくとも、ライバル店が良いと判断すればその辺りは絶対突かれる。
弱点を改善しないことには、変化はおすすめしかねる。

お定まりの現状維持。

大きな改革は必要な気がするけど、これ以上は伝えない。
ビジネスの許容外の話さ。

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自身の基盤顧客だって、あと1年もしたらどうなっているか。
今、焦りの中でお客さんの顔は見えているのかな。

1年経って観葉植物の元気が少しない。
色々と疎かにしていると良くないよ。

変わるなら、常に今が最善手。なんてね。

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ここまで読んでくれてありがとねっ!

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