ミケランジェロの回顧 ~フィレンツェ革命編~第一話【創作大賞2024 応募作品】
【あらすじ】
1527-1529年のフィレンツェ共和国。
1527年5月「ローマ劫掠」の事件を機に、フィレンツェでは実質的支配者、メディチ家出身の教皇の権力が衰退したため、暴動が起き、メディチ家が追放される。ミケランジェロは世話になった教皇やメディチ家を裏切る形で新政府側に付く。
ローマ劫掠を経験した友人セバスティアーノからの手紙で、ミケランジェロは皇帝軍によって多くの殺戮が行われ壊滅状態になったローマの現状を知る。
そんな最中、弟のブオナロートと甥を相次いで失う。
そして、