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【3分で分かる】初心者向けマダミス解説

こんにちは。黒猫です🐈‍⬛
今回は初心者向けにマーダーミステリーとは何なのか、どうやって遊ぶのかを解説したいと思います。「最近よく聞くけどイマイチ何だか分からない、、、」そんなあなたに!これを見れば3分でマーダーミステリーの概要が分かります!


マーダーミステリーって何?

マーダーミステリー(以下、マダミス)とは、一言で表すと

“参加者それぞれが、殺人事件の容疑者になりきって「議論」や「調査」を通じて真相を解き明かす推理ゲーム”​

のことです。ちょっとこれだけではまだイメージつかないかもですが、この後のゲームの流れまで読んでいただければ理解出来ると思います!

マダミスの特徴


マダミスの大きな特徴として、ある物語の真相を解き明かすゲームなので、一人1回しか遊べません
また、登場人物になりきるところも特徴的で、参加者はその登場人物のキャラ設定に沿った口調や行動をしながらゲームを進めていきます。(金持ちキャラなら優雅に振る舞う、など)

参加者の中にはもちろん犯人役になる人もいるので、その人は嘘を交えながら議論に参加していきます。ミステリー小説を始め、コナンや金田一少年の事件簿、逆転裁判、リアル脱出ゲーム等の推理ものが好きな人、人狼ゲームのような騙しあい/心理戦が好きな人ならハマること間違い無しです🥳

プレイ人数

プレイ人数は、シナリオによって変わりますが、6人前後のものが多いです。とはいえ、2人用もいくつかあるので、気軽に遊ぶことが出来ます。

所要時間

所用時間もシナリオによってマチマチですが、大体1~3時間のものが多いです。「そんなに長いと犯人がすぐ見つかっちゃいそう」と思うかもしれませんが、犯人以外のキャラクターも他人に言えない秘密を抱えていることが多く、事件の情報が簡単には集まらないように出来ているので安心してください。

シナリオのテーマや舞台は、推理小説と同じように多種多様。ファンタジー、SF、恋愛、時代劇、お笑いなどさまざまなテーマがあったり、舞台は学校や自宅などの日常的なものから、孤島や謎の館などの特殊なものまで!🤖
気に入るものがきっとあるはずなので、好きな設定や気になったものから是非手に取ってみてください!

どんな種類があるの?

マダミスには、大きく分けてパッケージ型と店舗型の2種類があります。

パッケージ型

ボードゲームやカードゲームのようにお店でキットを買って家で楽しむタイプです。キットにはルールブックを始め、マダミスを遊ぶために必要なものが全て入っています。人数と場所、時間があればすぐにプレイ可能なのが良いところです。

企業が販売元となっている作品はAmazonや各社のECサイトで購入できます。大手以外にも個人で制作しているいわゆる同人作品も多く(むしろこっちの方が数としては多い)、そうした作品はクリエイターズマーケット『BOOTH』やコミケのゲーム版であるゲームマーケット等で購入できます。

パッケージ型を販売している企業の代表例としては、『グループSNE』があります。数多くのマダミス作品を発売しており、一番有名と言っても過言ではありません。

パッケージ型の中身イメージ(グループSNE公式サイトより)

店舗型

リアル脱出ゲームのように店舗に行って楽しむタイプです。マダミスを専門としている店舗がいくつかあり、その公式サイトやSNS、イベントサイトから日時や作品を予約して遊びます。

こちらは初対面の人同士でも出来るので、人数を集めなくて良いのが便利です。基本的にはGM(Game Masterの略)と呼ばれる進行役の方がついてくれるので、ゲームの破綻などがなく安心してプレイできます。中には、パッケージ型として一般販売されている作品を遊べる店舗もあります。

店舗型の代表例は、『マーダーミステリー専門店ラビットホール』です。

店舗型のイメージ(Rabbithole公式サイトより)

ゲームの流れは?

ルールや流れはシナリオによって異なりますが、今回はパッケージ型の代表的な流れを紹介します。

ルール確認

マダミスはシナリオによってルールやゲームの流れが異なるので、まずはルールブックをしっかりと読みましょう。ちゃんと読まないとゲームが破綻することもあるのでココ要注意です!(ちなみに私もやらかしたことがあります💦)

プロローグ読み上げ/キャラクター選択

続いて、代表者が物語の世界観に入り込むためのプロローグと登場人物の簡単な紹介を読み上げます。
参加者全員で世界観を共有できたところで、それぞれが演じるキャラクターを決めていきます。決め方は基本的には自由ですが、大体はそれぞれが演じたいと思ったキャラクターを一斉に指名し、被ったらジャンケンをして決めることが多いです。

・キャラクター設定書(ハンドアウト)読み込み

演じるキャラクターが決まったら、各々でキャラクターの設定書(以下、ハンドアウト)を読み込みます。
ハンドアウトには、キャラクターの生い立ちや性格、事件前後の行動等、そのキャラクターの記憶が記されています。記憶以外には、ゲーム内での目標が記載されているので確認しましょう。(犯人役のキャラなら「犯人とバレない」等)
キャラ設定は議論開始後も見ることは出来ますが、基本的にはここで全て記憶して、以降はそのキャラクターとして振る舞うことで没入感が出ます。
(犯人役を引いた時はドキドキしますが、顔でばれないように要注意です。笑)
犯人役はこのタイミングで、疑われた時の言い訳なども考えておくといいでしょう。

・議論/調査

ここがマダミスのメインパートです。
システムは色々ありますが、議論や調査をする中で登場人物の様々な情報が明らかになっていきます。
犯人以外のプレイヤーは、情報の中から主にアリバイを整理したり、動機や物証から推理して犯人を捜します🕵
犯人役は適宜ウソをついたり、話を逸らしたり、他の怪しい人物をやり玉に上げたりしながら、制限時間内で犯人と特定されないように立ち回ります。

・犯人投票

これまでの調査や議論を踏まえて、誰が事件の犯人だと思うかを投票します。投票の前に、自分はどういう理由で誰が犯人だと思うかを発表する推理披露タイムを挟むことも多いです。
投票のやり方は、大体せーので指差し、最多票を獲得した人が犯人となるのが一般的です。

・アクション

一部のシナリオでは、犯人投票後に最多票を獲得したキャラクター以外が順番に固有の動作を行うアクションフェーズが存在します。
アクションによっては、犯人の仲間が犯人を逃がす等、物語の結末が大きく変わることもあるので、最後まで気が抜けません。
グループSNEの『Mystery Party in the BOX』というシリーズには、このアクションフェーズがあるものが大半(私がプレイ済みのものは今のところ全てありました)です。

・エンディング

物語の結末が書かれたエンディングブックを読み上げます。誰が犯人として投票されたかでエンディングが変わってきます!
一連の自分達の行動によって物語の結末が変わることがマダミスの面白いポイントの一つです。

・感想戦

エンディングを迎えた後に参加者それぞれで、キャラクターの設定を話あったり、プレイの善し悪し(あそこのウソで騙された!あの動きが怪しすぎた!等)を話します。これはゲームの必須要素ではないですが、意外と盛り上がるので、ぜひ時間があればやってみてください。

結局何が面白いの?

最後に黒猫の考えるマダミスの魅力をご紹介します。色々ありますが、主には以下の3つです。

①探偵役は物語の登場人物になって推理が出来る
②犯人役はハラハラ感を楽しめる
③議論や感想戦を通じて皆でワイワイ盛り上がれる

①探偵役は物語の登場人物になって推理が出来る

マダミスには、推理小説のような多種多様な設定であったり、様々なオチや結末を迎える物語があり、そのいち登場人物として推理が出来ることが魅力の一つです。議論内容やエンディングも参加者によって変わるため、自分だけの物語を体験できます。

②犯人役はハラハラ感を楽しめる

犯人役は殺人事件の犯人として周りの追求から逃れるという非現実的な体験が出来るのも魅力です。すぐバレてしまわないかというプレッシャーもあり、かなりドキドキできますよ。(設計上そう簡単には犯人と分からないようになっているので、初心者でも安心してください!)

③議論や感想戦を通じて皆でワイワイ盛り上がれる

真相を解き明かすことが目的と言えど、ゲームなので基本は楽しくやるのがマダミスです。議論の中でその人らしさを感じられたり、終了後の感想戦で盛り上がれるのも魅力です。

以上、3分で読めましたでしょうか?分かりづらい点、もっと詳しく知りたい点があればコメントで教えてください!

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