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専業主婦×在宅ワークのちょっぴりアブない関係

元・専業主婦のくろめがです。
突然ですが、わたしの「専業主婦」ポストって、当社比でちょっと伸びるんですよ笑

みなさん、「専業主婦」っていうワードにはやっぱり色々思うところがあるのかなぁ。

今回は、文章術やnote運営からは外れちゃいますが、「女性が社会の中で生きること」って学生のときからずーっと好きなテーマなので、書いちゃいます笑

女性の生きづらさは、そのまま男性の生きづらさと背中あわせなので、男性をディスる目的はまーったくありません!フェミニストでもありません!みんなハッピーでいてほしい!悪しからず。

みなさん専業主婦の鏡「良妻賢母」の概念っていつから登場してきたかご存知ですか?

日本は昔から女は家を守り〜とか言ってる方もいますが、実は専業主婦(という概念)が一般的になったのは昭和から。

戦争が終わり、24時間働けますか!?のバブル時代になったとき、都心含む関東圏に、仕事を求めてたくさんの人が流入しました。

地方コミュニティーから隔絶され、核家族で結束しなければいけない環境。

(ある意味やむなく)24時間働かなければいけない男性と対になる形で、24時間家に駐在する専業主婦が一般的になっていったんです。

当時はバブルだったので、旦那さんが働いていれば十分なお金が手に入りましたしね。

ちなみに、国民のほとんどが農民だった時代は女性も畑を守るために働くのが普通でしたが、その代わり家族がたくさんいたので、子育てや家事は女たちみんなでやれました。

逆に本当の意味で「家を守る」必要のあった女性は、限られた上流階級の方ですから、今で言うところの家のこと(家事育児の大部分)は基本的には仕事外だったわけです。(女中さんがいたり、お乳母さんがいたりしたので)

つまり、女性が今のような「仕事もめっちゃしろ」でも「家もめっちゃ守れ」っていうノリで縛られるようになったのって、実はけっこう最近のことだっていう考え方があるんです。

長くなりましたが、ここまでが前置きです笑

あんまり掘ると歴史クラスターに叩かれそうなので、このへんにしときましょうね笑 わたしは歴史のプロではないので。

ちょっと話はそれますが、わたしの小さいころの夢は「専業主婦」でした。

なぜかってーと、母が(不本意ながら)専業主婦で一度も家から出たことがなく、わたしはその母にめっちゃ憧れていたから。

母は大した家柄でもないのに家と家族に縛りつけられた半生を送ってきた苦労人。

わたしは30代前半の女ですが、わたしと同じくらいの世代の方なら、この専業主婦にあこがれる感覚って、ちょっとわかってもらえるんじゃないかな。(どう?笑)

でも、わたしの周りにも一定数そういう思考の子がいたので、そこまでぶっ飛んだ考えでは(当時は)なかったんじゃないかなー(どう?笑)

キラキラした編集者くろめがを想像してた方、ごめんね汗

仕事はやりがいもあり、昔から憧れの職業だったので本当に楽しかったのですが、オットと結婚→引っ越しをすることになって辞めざるを得なくなったとき、ちょっぴり思ったんです。

(これってまさかの専業主婦ルート?!)

で、その後すぐに妊娠して、産前〜産後の2年半くらいは専業主婦をしていました。

実際になってみて、わたしにとっては、思い描いていたほどハッピーな暮らしじゃないな…というのが率直な感想でした。

もちろん私個人の感想です。プライドを持って専業主婦業をなさっている方もたくさんいらっしゃいますし、そういう方たちを本当に尊敬します。

まず、孤独感がすごい。

産後は半年ほど実家の世話になっていたのですが、両親も息子もいるのに、なぜかものすごい孤独感なんですね…

自信もなくなっていきました。

企業にも所属していないし、この先どうなるんだろう…

食べて子のお世話して寝るだけの生活が一生続くのかな…

夢に見た専業主婦ですが、よく考えみれば、わたしは家事が好きなわけでも得意なわけでもないので、そんなにハッピーじゃなかったんですね。

うーん…血涙

暗くなっちゃったのでさくっと話を進めますが、専業主婦っていうのは、実はわりと誰でもこんな風になり得るんですよね笑

わたしは本当にありがたいことに、元いた出版社からお声がけいただいて、息子が2歳になる前くらいから月イチ(作業期間は1週間ほど)の小さな仕事から再スタートすることができました。

いい職場に拾ってもらえて、わたしは本当の本当にラッキー大吉めがねでした。

…で、この流れから、専業主婦×在宅ワークで問題になる構図が見えました。

ここで取り上げるのは、少し前にライター界隈で話題になってたこの記事。

専業主婦がWebライター(搾取案件)をはじめたけど、時間もかかるしクライアントとコミュニケーションとらなきゃいけないしで、家事育児に手が回らなくなり、ついには家族友人と没コミュニケーションになっていく…というホラーなお話です。

フィクションかもしれないけど、大なり小なり同じような経験があるママさん、きっといるんじゃないかなー。

●専業主婦の生態(一例)
→孤独感・無力感がある人が一定数いる
→でも専業やれるくらいだから家計が超切迫しているわけではない
→でもせめて自分の欲しいものを買うくらいは稼いでみたい
→自分もやれるって実感したい
→子どもと離れてパートをするほどではない

ここにちょうどよくハマっちゃうのが「在宅ワーク」なんですよね。

じゃあ需要と供給の一致でみんなハッピーかといったら、在宅ワークだって立派に仕事なので、やっぱりしんどい場面はでてくるわけですよ。

仕事覚えるまで、ある程度のものを作れるようになるまでは、それなりに時間がかかりますしね。

そこを度外視して「なんか稼げそう」「なんかかっこいい」でスタートすると、かならずどこかで壁にぶつかってしまいます。

わたし自身も、高尚な思いがあって仕事復帰したわけではないので、クライアントによってはこの方のようになっていた可能性は十二分にあり得るわけで…

ただ、今ふり返ってみて思うことがあります。

わたしがずっと大事にしてきたのはやっぱり家族との時間や関わり。そこがベースにあったから、仕事のペースや量は最初から思い切って交渉することができました。

わたしごときにお仕事くださってありがとうありがとう…何でも言うこと聞きます…の精神だったら、逆に続かなかったと思います。(いや、そんな気持ちももちろんあるけどね?)

なので、これから新年に向かうしお小遣いかせぎに在宅ワークでもはじめてみようかな?と思っている専業主婦の方、兼業主婦の方、

・いいクライアントを見抜く力
・どうして在宅ワークするのか?という目的意識

これだけはしっかり意識してほしいなーと思います。

もちろん、クライアントを目利きできるようになるには、それなりに失敗することが前提です。

最終的におつき合いするところを正しく選べればそれでいいと思います。

そこにいたるまでは、ある程度しんどい時期もあるので、そこで役に立つのが2つ目の目的意識です。

とにかくお金が必要なら、どうであれ歯を食いしばる必要があります。
やりがいや人との関わりが欲しいなら、無理に単価アップを急ぐ必要はありません。
家族との時間なら、周りに合わせて無理にスキルアップを焦ることはありませんよね。

SNSのアカウントは(ある程度真面目に発信している人であればあるほど)どうしても自己ブランディングの視点から、マイナスなことや本当に忖度なしの、いわゆる「雑味ある」意見は出てきにくいです。

なので、パッと見ただけでは発信している人の闇の部分は決して表には出てきません。

なので、キラキラした先輩やどんどんスキルアップする同期を目のあたりにすると、色々と思うところが出てくると思いますが、

そういうときこそ「自分はどうしたいのか?」という視点に、ぜひ立ち返ってみてほしいです。

ほかにも、クライアントのこととか、合ってる職種なのかとか、生活リズムとか(好きに休めるかわりに基本休みはない)、フリーランスをするにあたって色々考えることはありますが、

基本はやっぱり「自分はどうしたいのか?」に戻ることだよなぁーと日々感じます。

しんどい思いをする女性がひとりでも減って、楽しく自分らしく働ける方が男女ともにもっと増えたらいいなーと月並みなことでも思わずにはいられない、めがねなのでした👓

めっちゃ語っちゃいました笑
来週からは、通常運転のネタでいきますよ〜!

▼このnoteを書いた人▼

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文字の世界を渡り歩いて6年目。noteを愛するフリー編集者。悩めるクリエイターさんやライターさん向けに、noteがもっと楽しくなる情報を発信中。X(Twitter)ではラフな雰囲気で、交流メインに活動中。企画やスペースなどもやっています。

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