天狗の小雪

お月さまと星空がきれいな田舎で、お米農家だったおじいちゃん・おばあちゃんからの隔世遺伝…

天狗の小雪

お月さまと星空がきれいな田舎で、お米農家だったおじいちゃん・おばあちゃんからの隔世遺伝を信じて、小さな田んぼと畑で試行錯誤の日々。目指せ、自給自足! /犬のいる暮らし/家庭菜園/旧暦/自家採種/二十四節気/土中環境/半農半X/珈琲焙煎/団塊ジュニア世代/数秘術/

最近の記事

辰年にむけて龍眼くらう

私には夢があります それはキング牧師のような高尚な夢ではなく 「自宅の庭でライチを栽培すること」 日本には美味しい果物が山ほどあるけど、 果物の中でなにが一番好きかといえば「ライチ」一択 その昔、「楊貴妃が愛した果物」といわれるだけあって、 その甘い香りと味、ちゅるんとした食感、どこまでも独特で特別な存在。 そんなライチの木が庭にあったら、、、と想像しただけでわくわくします。 しかーし、日本でライチを購入しようと思うと「冷凍モノ」か生(なま)なら「台湾産」が一般的で

    • 「ある」けど「ない」

      先日、木下さんのVoicyを聞いてて 「そーそーそー」と思わず声を出しそうになった話 ↓ 「田舎あるある」で、私の近所の人たちも口を揃えて 「うち(の地域)には何もないよー」と言います。 東京から田舎に引っ越して、近所の人からこの言葉を聞くたびに なんとも言えない違和感がありました。 「何もない??」 いや、あるよ、ある!めっちゃある!! たしかにコンビニエンスな距離にコンビニやスーパーはないけど、 季節ごとに足元には梅やら栗やら銀杏がじゃんじゃん落ちてるし、 ちょっ

      • 見上げてごらん夜の月を

        澄んだ冬の夜空にまぁるいお月さまが輝く 旧暦10月15日。 家庭菜園を始めて、旧暦が身近になりました。 旧暦の1日は必ず「新月」で、15日は「満月」。 地球上で最も重い海水をいとも簡単にずずずっと 動かす月は、「植物の主」。 時計もカレンダーもスマホもなかった時代、 太陽の角度や月の満ち欠けだけを頼りに タネを播き、木を切った昔の人々。 新月伐採した木を使った法隆寺は今なお健在。 どんなに世界が便利になったとしても 月を見上げて生きていこう。

        • ソラマメと私

          週末、今年最後のソラマメのタネを播きをしました。 ソラマメは、田舎に引っ越ししてからずっと栽培してるので、今年で13回目のタネまきです。 ソラマメとの出会いと別れ 子どもの頃、我が家の食卓にソラマメが登場することは滅多にありませんでした。もしかしたら、父のお酒のつまみとして出ていたのかも知れませんが、少なくとも子どもの私が口にした記憶はほぼゼロです。とはいえ、大人になるまでソラマメを食べたことがないわけでなく、農家だった祖父母の家ではたくさん食べさせてもらいました。ただ、

        辰年にむけて龍眼くらう

          五穀豊穣とおはぎと命日と

          11月23日は「勤労感謝の日」で祝日。 会社を辞めて10年以上経つと曜日感覚がバグり始めます。さらに夫婦2人暮らしだと時間感覚も世間一般と微妙にズレてたりするので、平日(←だと私が勝手に勘違いしてる)の朝、まったく出社する気配のない夫を見てはじめて「あれ?今日なにかの祝日でしたっけ??」みたいなことがたまに起こります。11年前の11月23日もまさにそんな感じで、ソファで犬とくつろぐ夫の姿に「あ!今日は勤労感謝の日か!」と気づくと同時に「ところで、勤労感謝の日って何?」「誰に

          五穀豊穣とおはぎと命日と

          はじまりはいつもイヌ

          12年前に東京から田舎に引っ越しました。 その理由は、たったひとつ 「毎日、犬が自由に走る姿を見たいから」 田舎への移住を本気で考え始めたのは、当時飼っていた柴犬があと1、2年で「シニア犬」といわれる年齢に差しかかる頃。夏になるとアスファルトの灼熱地獄で早朝か夜じゃないとまともに散歩もできない東京で、ある日ふと「この先ずっとここに犬と暮らすのはどうなんだろ?」と思ったのがきっかけでした。思い立ったら吉日、翌日からネットで犬がのびのび走れる広さの土地を探し始め、東京の会社勤

          はじまりはいつもイヌ