日常にある「ありがとう」を増やすための一番簡単な方法
僕たちが日常的に使っている「すみません」という言葉には3つの意味があるのを知っているでしょうか?
すみませんは「済む」に打ち消しの「ぬ」をつけた「済まぬ」の丁寧語。
大きく分けて、
謝罪
依頼
感謝
の3つの意味を持っています。
まず「謝罪」はわかりやすいですよね。
仕事でミスをしてしまったとき、迷惑をかけてしまった相手に「すみません」と謝罪します。
次に「依頼」はどうでしょうか?
コンビニやファミレスで店員さんを呼ぶとき「すみません」と声をかけますよね。
当たり前のように「すみません」と声をかけるので「なぜ謝るの?」と考えたことってないと思うんです。
その由来は、相手の作業を中断させること、あるいは相手に手間をかけさせることに対する申し訳なさと感謝です。
なんとなく「申し訳なさ」と「感謝」が入りまじるニュアンスが伝わるでしょうか。
最後に「感謝」です。
道を譲ってもらったとき、落とした物を拾ってもらったとき。
相手に何かをしてもらったことに対して恐縮と感謝が入り混じった「すみません」ではないでしょうか。
日本語がおもしろく、かつ難しいのは「感謝」と「謝罪」の相反するものを一つの言葉に内包していることだと思います。
人に何かをしてもらったとき、ついつい「すみません」と言ってしまうことありませんか?
感謝の気持ちを「すみません」だけで伝えていないでしょうか?
「すみません」の代わりに「ありがとう」と伝えたほうが気持ちのいいコミュニケーションが成り立つと、僕は思います。
職場や学校、あるいは何かのコミュニティで「すみません」ではなく「ありがとう」と伝える習慣が広がれば、あなたの周りには「ありがとう」が今よりも溢れます。
そんな習慣を、あなたの第一声から始めてみませんか?
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