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何のために瞑想するのか?

メタ認知


瞑想は自己啓発やスピリチュアルな分野でよく推奨されますが、
どういったことなのでしょうか。
その理由について深く考えてみます。

瞑想をする一番のメリットといわれているのは、

メタ認知が鍛えられることです。


メタ認知は、自分の状態を自分で気づくということです。


別記事、

頭の中の独り言を変えて人生を変える

で、無意識の頭の中の独り言に気付く重要性と、
そのために瞑想が有効ということについて書いているので、
こちらも是非ご覧ください。



メタ認知が優れている人は、

ネガティブな感情を感じたとき、

怒りや悲しみで頭の中がいっぱいになり、

何も考えられない。

といった状態になりにくいです。


怒りや悲しみなどを感じたとき、

「自分は今怒りや悲しみを感じている」

と、まるで他人事のように、自分を見ることができます。


一瞬ネガティブな感情を感じたとしても、

すぐに冷静になり、

その感情の原因を分析し修正することができます。


そのため、悩みを抱えづらく、解消も手早く終えます。


瞑想のやり方


さて、そんなメタ認知を鍛えるための
瞑想のやり方を一つ紹介しておくと、


瞑想、特にマインドフルネス瞑想といわれる代表的なものは、

姿勢を正して座り、目を閉じ、呼吸に意識を集中することから始まります。息を吸う際には、その時間と体の感覚に注目します。
例えば、肺が膨らむ感じなどです。

そして、呼吸を吐く際にも同様に意識を集中させます。
肺が縮む感じや、体が緩む感じなどです。


この瞑想のプロセスで、私たちの意識は他のことに移りがちです。

重要なのは、
この意識の逸脱に気づき、再び呼吸に意識を戻すことです。


「逸れないように」と否定形の意志を持つととうまくいきません。

「呼吸に集中する」と意識しましょう。


また、意識がそれることを悪いことととらえるのでなく、
逸れるのは当たり前で、逸れたら戻す。と淡々と行いましょう。


逸れないようにすることでメタ認知が鍛えられるのでなく、
逸れたときに気付き、戻すことでメタ認知が鍛えられます。


慣れてくると、意識が逸脱する回数は減少しますが、
最初は難しいかもしれません。


呼吸以外でも、同じ状況を作ることができます。

例えば、本を読むときも、注意が散漫になりがちですが、
本の内容に集中し、他のことを考えたらそれに気づき戻すというのも有効です。


情報過多の世界


では、なぜ瞑想が有益だと言われるのでしょうか?

それは、私たちが情報過多の世界で生活しているため、
注意が散漫になりがちだからです。

街を歩けば広告や人の声など様々な情報にさらされますし、

携帯電話の通知などの刺激も常にを受けています。

通知が鳴っていなくても、なったように錯覚する
「ファントムバイブレーション」などと言う現象もあるようです。

私たちは相当な情報過多のストレスにさらされて生きているのです。

これらの刺激に対して、意識を集中し続けることが難しいのです。

この場合の集中したい意識というのは、
自分が意識を向けたいものです。

例えば、夢や目標であったり、
理想の自分像です。

瞑想は、これらの注意散漫を解消し、
自分が意識を向けたいものに集中できるようになる手段です。

瞑想を深めることで、外部の刺激に惑わされずに、
自分自身をコントロールする力を養うことができます。


また、日常生活の中でも、理想的な自分を想像し、
そのような行動を意識的に選択することは瞑想の一形態と言えます。

意識を向け、逸れたら戻す。を繰り返します。

瞑想は、自分の理想的な状態に意識を向ける基盤となり、
私たちが望む人生へと導く重要なツールです。

理想の人生を送るためには、
自分の状態に意識的であることが求められます。


無意識的だと、
広告やネガティブなニュース、扇動に惑わされ、
自分が向かいたい方向を向けなくなってしまいます

あなたを動かしたいと思っている誰かに、
操られる形になってしまいます。

他人の意図で動くのでなく、
自分の意図で動きましょう。


そのほうがあなたが進みたい方向を向くことができるので、
より幸福で充実した人生を送れます。


瞑想は、自分自身の状態に気づき、改善するための強力な方法となります。

だからこそ、人生をより充実したものにするために瞑想が有効なのです。


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