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それはあなたの乗るべき列車?

あなたは今どこに向かって進んでいますか?



列車に乗っているとしたら、
その列車は何線で、どこ行きでしょうか?

私たちは自分らしく生き、
死ぬ瞬間に「いい人生だった」と思うために、
自分の行動が目的地に向いているかを意識する必要があります。

忙しい毎日の中で力を使って歩いていても、
それが自分の目的地に向いていなければ、
死ぬ瞬間にそれらを後悔してしまうかもしれません。
しかし、その時にはもう遅いです。
修正することはできません。

ですから、私たちはどれだけ忙しい日常を送ろうとも、自分の行動が目的地に向かった行動であるかどうかを意識して日々を過ごすことが重要です。

目的地のない旅


冒頭の質問で「どこに向かっているか」と問いましたが、
例えば列車だとしたら、山手線に乗っている場合、同じところをぐるぐる回っているだけで東京都内から出ることは叶いません。

もしあなたが東京の外に目的地を設定するのなら、
他の電車に乗り換える、もしくは交通手段を変える必要があります。

例えばそれが徒歩だとしても、
山手線に乗っているだけでは絶対に到達しませんが、時間をかければ徒歩でもそこに到達することができます。

私たちはつい日々の忙しさによって、
目的と手段を履き違えてしまうことがあります。

私たちはただ呼吸をするために生きているわけではありません。

「生きる」ことと「生存する」ことは違うのです。

「生きる」≠「生存する」


「生きる」というのは、自分の目的を設定し、
そのために自分のエネルギーを使うことです。

「生きる」ことと「生存する」ことの違いは、
人生を長い目で見て自分の意志が介在しているかどうかです。

「生存する」ことは自分の意志がなく、
他人の意志に従い、肉体を維持するだけで達成することができますが、「生きる」ことは自分の意志がないとできません。

もちろん「生存する」ことは、
「生きる」ために大前提必要な要素で、
まず確保すべき状態です。

それも決して容易ではないことで、
あらゆる豊かさの上に成り立つ感謝すべきことですが、
わたしたちは今、「生きる」という一段階上の挑戦をすべき時にいます。

そのためには、自分の意志が明確になっていることが大前提です。

意志がなくても生存することができるので、ついその大切さを忘れてしまいますが、死ぬ瞬間になって、そのツケが来ることになるでしょう。

ですから、自分の意志を明確にすることに焦点を当てることが重要です。

自分は人生の中で何を目的にしたいか、
自分に問いかけてみてください。

ただ毎日をこなすのではなく、
自分が何のために今生きているのか、
それを自覚するのです。

まず目的地を設定しましょう。

自分は何のために生き、
死ぬ瞬間にどんなことを感じて、
何を思い出しながら人生を終えたいでしょうか。

そこから逆算して、自分の今の行動を考えてみましょう。

それが今と大幅に異なる場合、今乗っている電車はあなたの乗るべき電車ではないかもしれません。
降りて徒歩で目的地に向かった方が、あなたは「生きる」ことができます。

これは何も、
今していることをやめなければいけないというわけではありません。

目的が明確になれば、同じことをしていても、取り組み方が変わります。
それで目的地に着くなら問題ないのです。

例えば仕事に不満があっても、
目的のために役立つことを集めている。
と解釈することができれば、
それは目的地に向かって進んでいるということなのです。

この仕事から人生の目的のために何を見つけ、
役立てることができるだろうか?

という問いを立ててみましょう。

人生の目的のために、
自分の意志で選んでそこにいるという感覚が重要なのです。

自分の意志に従って生きることは、
責任を全て自分で背負うという覚悟を持つことで、
重さを伴いますが、本来それが当たり前で、
そうすることにより本当の自由が手に入ります。

もし昨日まで「生きる」事ができていなかったと感じても、それは恥ずべきことではありません。

今気付くために必要な過程であったというだけです。

今から、ただ「生存する」ことをやめ、「生きる」布石として、過去は学びを得るための必要な時間だったのです。プロローグです。

死ぬ瞬間、誰かのせいにしても何も起きません。被害者意識で人生を終えるのは嫌でしょう。
それを避けるためにも、今から自分の人生を背負い、目的地に向かう生き方をしましょう。

「生存する」ことではなく、「生きる」ことに焦点を当てると、人生がより開けて充実したものになるでしょう。

近い未来、本当の意味で「生きる」ことが重要になる時が来ます。

その時に、「生きている」自分として、「生きている」皆さんと関われるのが楽しみです。 

一緒に楽しんで生きましょう。

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